シングルカード最速を謳うGeForce GTX 285搭載ボードが発売開始に。
先週発売となったデュアルGPU「GeForce GTX 295」を搭載したビデオカードの下位モデルとなる「GeForce GTX 285」搭載カードの販売が明日15日(23時)からスタートとなる。NVIDIAいわく「シングルGPUでは世界最速」という製品である。
「GeForce GTX 285」は、従来モデル「GeForce GTX 280」のマイナーチェンジ版。製造プロセス65nm→55nmにシュリンクされることによって消費電力はGTX 280の約236Wに対してGTX 285は183Wへと大きく減少。また、PCI Express電源コネクターはハイエンドビデオカードにありがちな「8ピン+8ピン」ではなく「6ピン+6ピン」仕様となり、使用電源ユニットに求めるスペック的にもハードルが低くなった点は大きい。
その他、Streaming Processor数はGTX 280と同じ240基ながら、コア/メモリ/シェーダクロックは648MHz/2484MHz/1476MHz(GTX 280は602MHz/2214MHz/1296MHz)とそれぞれアップ。搭載メモリはGDDR3 1GB(メモリインタフェース512bit)、ブラケット部はDualDVI/HDTV-OUTという構成。3枚のGTX 285カードを搭載する3-Way SLIにも対応する。
まず、16日から店頭に並ぶことになるのはinno3D「Tornado Geforce GTX285」「Tornado Geforce GTX285 OC」とZOTAC「ZOTAC GTX285 1GB GDDR3 PCIEx16」の3モデル。このうちinno3D「Tornado Geforce GTX285 OC」はコア/メモリクロックが700MHz/2560MHzにクロックアップされた製品となる。
「GeForce GTX 295」とは異なり基版デザインは従来モデルの「GeForce GTX 280」をそのまま踏襲したものと思われ、プラスチック製カバーに覆われた2スロット仕様のもの。今後も多数のメーカーから発売が予定されており、しばらくは発売ラッシュが続くことになりそうだ。なお、実売価格は4万3000~4万5000円前後となっている。
http://ascii.jp/elem/000/000/205/205876/
今日23時発売開始予定のGeForce GTX 285ですが、既にOCモデルも登場予定との事。
GeForce GTX 280と比較して消費電力や電源コネクタの変更が大きな特徴ですが、コアクロックやSPクロック、メモリクロックまで変更されていることから、かなりのパフォーマンスアップが期待されています。
価格が4万円前半~4.5万円台と言う事からGeForce GTX 295と比較すると微妙な価格とはいえますが、消費電力、発熱量を考えると導入しやすい製品なのかもしれませんね。
GF-GTX285-E1GHW/HD
最安価格 44352円 09.01.15