Lenovo Thinkpad X1 Carbon (3444A13) パフォーマンスをチェックする (2/2)

先日の外観レビューに続き、今回はパフォーマンス等を検証していきます。

 

 

[更新履歴]

[13.04.09]:投稿

 

 

 

 

  • メモリスロット

    外部からメモリスロットに直接アクセスすることはできず、完全に分解しなければなりません。

    上記サイトで分解をなされておりますので、確認してみると既報通り、X1 Carbonはオンボードメモリとなっていることが伺えます。

    ちなみに当方がお借りしたモデルの「3444A13」ではDDR3L-1333 2GB×2、CL9-9-9-24-1Tのデュアルチャンネルとなっておりました。

     

     

     

     

    • プリインストールアプリ一覧

    X1 Carbon (3444A13)にプリインストールされているソフトは上記の通り。

     

    少々厄介なNortonが入っていますが、その他のプリインストールソフトは少なく、国内企業のノートパソコンよりかは非常にスッキリしています。

     

     

     

     

    • HDDの空き容量

    HDDは240GBの内、207GBがWindows 8用に確保してあり、回復パーティションは7.85GB、OEMパーティション7GBとなっています。

     

     

     

     

    起動時間 約13秒
    シャットダウン時間 約7秒

     

    UEFI BIOS + SSD + Windows 8の相乗効果により、起動、シャットダウンまで非常に高速化されていることがわかります。

    この速さで起動するならば、スリープ機能は余り使う必要性がないかもしれませんね。

     

     

     

     

  • バッテリーの持ち

    BBench 4時間58分45秒

    BBenchでWeb巡回間隔を60秒、キーストローク間隔を10秒に設定し計測。

    結果は17925秒、298.25分(4時間58分45秒となり、Ultrabookの割りには比較的持つ印象。

     

    しかし、実使用の場合はこの結果より短くなるのは間違いないので、約4時間ほど持つと考えたほうが良いのかもしれない。

     

     

     

     

    ベンチマークに移りたいと思います。

    検証環境は以下のとおり。

     

     

    • 検証環境

    CPU Intel Core i7- 3667U 2.0GHz / TB時:3.2GHz
    (2C4T/4MB/22nm/HD4000)
    Mem DDR3-1333 SODIMM 4GB ×1 (シングルチャンネル)
    SSD Intel SSD 240GB (SSDSCMMW240A3L)
    Chipset Intel QM77 Express
    GPU Intel HD 4000
    OS Windows 8 Pro 64bit
    ODD
    液晶 14インチワイド/非光沢/TNパネル/LEDバックライト/1677万色
    解像度 HD+ (1600×900)
    無線LAN IEEE 802.11a/b/g/n
    Bluetooth Bluetooth 4.0

     

     

     

     

    • Windows 8 Experience Index

    一番低いサブスコア 5.3
    プロセッサ 7.2
    メモリ 5.9
    グラフィックス 5.3
    ゲーム用グラフィックス 6.4
    プライマリハードディスク 8.1

     

     

     

     

    • 3DMark06

    3DMark Score 5471
    SM2.0 Score 1776
    SM3.0 Score 2309
    CPU Score 3676

     

     

     

     

    • 3DMark Vantage Perfomance

    3DMark Score P3158
    GPU Score 2580
    CPU Score 9648

     

     

     

     

    • 3DMark Vantage Extreme

    3DMark Score X1116
    GPU Score 1066
    CPU Score 9665

     

     

     

     

    • 3DMark

    ICE STORM 33737
    CLOUD GATE 3803
    FIRE STRIKE 514

    ※スコアーページはこちら

     

     

     

     

    • PCMark 7

    Score 4926

    ※スコアーページはこちら

     

     

     

     

    • 3DMark 11

    Score P637
    Graphics Score 552
    Physics Score 3298
    Combined Score 610

    ※スコアーページはこちら

     

     

     

     

    • CrystalMark2004R3

    Mark 200457

     

     

     

     

    • Perfomance test 8.0 64bit

    Score 2044.8

     

     

     

     

    • CineBench R11.5 64bit

     

    OpenGL 15.59 fps
    CPU 2.99 pts

     

     

     

     

    • FINAL FANTASY XIV AREALM REBORN

     

    標準品質 2080
    最高品質 1038

     

     

     

     

    • Super Pi MOD XS 1.5 1M

    1M 12.500s

     

     

     

    続いて搭載されているSSDを検証。

     

     

    • CrystalDiskInfo

    Intelの240GBのSSD「SSDSCMMW240A3L」が搭載されており、スペックはSATA III、NCQ、TRIM対応となっています。

    モジュールはmSATAとなっており、NOTEBOOK CHECKでも分解された様子が見て頂けます。

     

     

     

     

    • CrystalDiskMark

    スコアーから見ると最大読込460MB/s、最大書き込み435MB/sとなっておりSATA 3の性能をほぼフルに使っているスコアーになりました。

  • 読み込み、書き込み共に現状Ultrabookではかなり上位のパフォーマンスを持っているため非常に快適に利用できました。 

     

    • HDDからリカバリーを行う

    HDDからリカバリーを行う場合は以下操作でHDDからリカバリー(初期化)を行えます。

     

    ・電源投入後Lenovoロゴが出た時にEnterキーを押す

    ・F11キーを押しリカバリーメニューに入る

    ・オプションの選択画面でトラブルシューティングを押す

    ・PCを初期状態に戻すを押す

     

    以上の操作でX1 Carbonをリカバリディスク無しで初期化を行えます。

     

     

     

     

    • Ultrabookの中では差別化が出来た製品

    各社Ultrabookの仕様上キーボードやバッテリーの部分に妥協を強いられる場面が多かったのですが、X1 Carbonではそういった妥協点は一切感じることがなく、寧ろキーボードや、トラックパッドなどの使い勝手で上手く差別化が出来ている商品だと感じました。

     

     

     

    • Ultrabookの割りには豊富なBTO

    やはりモバイルノートだからこそ”快適に使いたい”という所をよく理解し、BTOの部分でもRAM 8GB、SSD 256GBと比較的自由に変更できる所が魅力的だと感じました。

     

    しかし、メインでこちらのノートを使う人もいらっしゃるかと思うので是非512GB以上のSSDも搭載できるようにしていただきたい。

     

     

     

    • USB周りの拡張性の少なさ

    Ultrabookとは言えUSBポートがたったの2ポートでは厳しい。

    マウスとUSBメモリを挿すだけで拡張ポートは無くなってしまい、USBハブが必要になってしまう。

    特にPower USBポートを搭載しているならば尚更2+1の3ポートが欲しかった。

     

     

     

    • Windows 8モデルだからこそタッチパネルの搭載を

    既にタッチパネルを搭載したX1 Carbon Touchが出ておりますが、発売当初はタッチパネルを搭載したモデルはありませんでした。

     

    どうせならばWindows 8を搭載しているならばタッチパネルモデル優先をして頂き、搭載していないX1 CarbonはWindows 7のダウングレードモデルを出して頂きたかった。

 

 

 

購入は以下より 

ThinkPad X1 Carbon – Lenovo 公式

Lenovo ThinkPad X1 Carbon (Core i7-3667U/4/240(SSD)/W8/14) 3444A13 – Amazon

Lenovo Thinkpad X1 Carbon (3444A1) 外観をチェックする (1/2) – Re;con-ReviewDays

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