LG Optimus it (L-05D) 適当なレビュー

docomo with series Optimus it L-05D | 製品 – NTTドコモ 公式

LG Optimus it L-05D 携帯電話 – LG 公式

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とある方よりお安くOptimus it (L-05D)を譲って頂けましたのでレビューを行いたいと思います。

 

 

[13.01.10]:投稿

 

 

パッケージ及び付属品一覧

 

<付属品一覧>

・バッテリー充電器
・裏蓋
・USB→microUSB変換ケーブル
・バッテリーチャージャーL01保証書
・L-05D保証書
・クイックスタートガイド
・試供品Sandisk micro SDHC 4GB

・L-05D 本体
・電池パックL18 (ALG29196) ×2個

バッテリー2個とmicroUSBで充電できる充電器(L01)が付属しているのは好印象。

代わりにイヤフォンなどは付属しない。

 

 

 

 

スペック及び概観

型番:L-05D
OS:Android 4.0.3 (IceCream Sandwich)
液晶:4インチ IPS WVGA解像度 (480×800)/1677万色
CPU:Qualcomm MSM8960 1.5GHz (デュアルコア/28nm)
GPU:Adreno 225
モデム:チップセットに内蔵
RAM:1GB
ROM:8GB ※内部ストレージ空き5.3GB
外部メモリ:microSDHC 最大32GB
背面カメラ:CMOS 820万画素 Full HD動画撮影
前面カメラ:CMOS 32万画素
フラッシュ:シングルフラッシュ
物理キーボード:無し
バッテリー:
1650mAh (交換可)
Bluetooth: Bluetooth 4.0
ネットワーク:GSM (900/1800/1900MHz)、W-CDMA(800/2100)、LTE (2100MHz)
ガラケー機能:防水(IPX5/7準拠)、ワンセグ、赤外線、Felica、エリアメール
Wi-Fi:11b/g/n ※5GHz帯非対応
カラー:4色 (White/Pink/Black/Purple)
サイズ:約124×62×9.9mm (高/幅/厚)
重量:約132g
SIMカードスロット:有り (micro-SIM) 
センサー類:A-GPS、ジャイロセンサー、デジタルコンパス、近接センサー、光センサー
その他:Wi-Fiテザリング(最大8台まで)、DLNA (DTCP-IP非対応)
価格:
不明
発売日:2012年10月02日 発売中

スペック的には2012年夏モデルでは上位といっても良い性能で、WVGAですがSnapDragon S4のMSM8960 1.5GHzを搭載しているのが特徴。

解像度とバッテリー容量の小ささが少々気になりますが、ガラケー機能も搭載しており、さらに防水まで。

正に至れり尽せりな端末になっています。

 

 

 

 

液晶

  

4インチIPS液晶 WVGA (480×800)を採用。

LGのIPS液晶を使っているため、他社のIPS液晶に比べ非常に明るく視認性が高い。

 

 

 

 

タッチパネル

マルチタッチは最大10点となっており、スマートフォンやタブレットの中では頂点の認識性能です。

しかしOptimus it (L-05D)のタッチパネルは少し気になるところがあり「スリープ復帰時」にタッチパネルを操作すると、タッチした所と2cmほど上部に反応してしまう不具合が有る模様です。(再現率は低い)

この件に関してはL-01Dの時にもありましたが「充電中の時のタッチパネルの精度が非常に悪くなる」ということに似ており、LG=タッチパネルの感度が微妙と言う印象が出来てしまったように感じます。

一刻も早くタッチパネルの不具合の問題について解決を希望します。

 

 

 

 

ソフトウェアキー

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Optimus it (L-05D)のメニューボタン類は「タッチキー」となっており、タッチセンサーによって動作する仕様になっています。

タッチキーは左から

・戻るキー
・ホーム キー
・メニューキー

配置的に最近の端末に最も多い並びになっており、特に違和感は感じませんでした。

ただこちらのタッチキーは発光せず、暗い場所で利用するときには見難くなってしまうのが難点。

また少し水滴が乗っただけでも誤動作してしまうので、防水といっても風呂用の端末には向いていません。

 

 

 

 

上部

 

3.5mmイヤフォンジャックと電源ON/OFFボタン、ワンセグのロッドアンテナを上部に搭載。

電源ボタンはデザインを損なわないようにか出っ張りが少なめ。

 

 

 

 

右側面

 

右側面にはストラップホールのみ。

 

 

 

 

左側面

 

左側面には音量上下キーが配置。

こちらもまたスイッチの出っ張りは少ない。

本体用のケースを購入する際には出っ張りがしっかりと押せるような薄いタイプのほうが良さそうです。

 

 

 

 

下面

下面にはmicroUSB端子が配置。

microUSBの部分はキャップレスとなっており、キャップがなくても水につけても問題ありません。

充電時にキャップを取る必要性もなく、メンテナンスも必要ないのが非常に便利です。

 

 

 

 

裏面

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裏面には凹凸の加工などはありませんが、持ちやすくなるようにスピーカー周辺(本体下辺り)が膨らむようなデザインになっています。

膨らんだ部分に薬指を当てて持てば非常に安定して操作できます。

 

 

 

 

裏蓋

  

裏蓋はmicroUSBがある本体下面から引っ掛けて上へ剥がしていく構造。

相変わらず防水と謳っておきながらバッテリー周りのみの防水構造を取っている模様。

この形状の防水は最も信用ならない防水方法で、浸水を防止するパッキンも2年に1度は交換して欲しいとdocomoが言っているのであまり有効ではない。

 

 

 

 

バッテリー

 

  

バッテリーは1650mAhのリチウムイオン電池を搭載

バッテリーは2個付属し、バッテリー充電用の充電器(BC-3600)まで付属するのは有難い。

バッテリー用充電器はmicroUSBで充電することができるので、付属品のUSB→microUSBケーブルでPCに繋げば充電可能。

 

 

 

 

ワンセグのアンテナ

  

ワンセグのロッドアンテナは本体右上に格納されており、約10cmほど伸ばすことが可能。

角度は90度曲げることが可能で一般的なワンセグアンテナになっています。

受信感度はお世辞にも良いとは言えないが、P903iTVよりかは受信感度は上がっている模様。

 

 

 

 

ストラップホール

 

裏蓋を外し、バッテリー左下にあるストラップホールの爪にストラップを掛けて、ケース外へ出すタイプ。

 

 

 

 

スピーカー

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スピーカーは本体左下に1個搭載されており、水に濡れた際には一緒に水没する仕様になっています。

このスピーカーが少々曲者で水没式になっている事と、網目状になっているお陰でゴミが溜まりやすいのが難点。

お風呂でも使っていると割りと濡らしやすい位置(本体左下)にあるため、水が入ってしまい音が聞こえなくなることが多いです。

 

 

 

 

microSD/SIMカードスロット

SIMカードはmicro-SIM (mini-UIM)、microSDは最大32GBまでの対応。

SIMカードのみバッテリーを外さなければ交換できませんが、microSDカードはバッテリーを外さなくても交換は可能です。

なお、microSDカードは本体側からマウントを解除してやれば再起動無しで差替えが可能です。

マウントを解除しなかった場合にはmicroSDカード内のデーターを破損する可能性があるので、必ず「マウントの解除」を行いましょう。

 

 

 

 

他デバイスとのサイズ比較

 

左から

・iPhone 4S (Softbank版) ※3.5インチ
・HTC One V (T320e) ※3.7インチ
・Optimus it (L-05D) ※4インチ
・GALAXY S III (GT-I9300) ※4.8インチ

となっています。

Optimus it (L-05D)はタッチセンサーキーが少々大きめに取られている為、iPhone4Sより少々大きめになっているようです。

正直片手で使えるサイズはやはり4インチが限界だと感じます。

 

 

 

 

カメラ

 
 

Optimus it (L-05D)のカメラはアウトが820万画素、インカメラが32万画素となっています。

暗所ではやはりノイズが出てしまい、フラッシュを焚くと逆に真っ白けになるということもしばしば。

暗所で近距離のものを撮影するときにはフラッシュ焚かないほうが良さそうです。(因みにフォーカス時の補助光もありません

 

 

 

 

ビデオ撮影

Optimus it (L-05D)で動画撮影を行いました。

ビデオカメラモードではFull HDで撮影することが出来、撮影中は自動的にフォーカスが合う方式を採用。

撮影中に画面をタッチしてもその部分に焦点が合うという機能はない模様。

しかし、動画撮影中でも写真撮影が出来る機能が備えられているので、ここぞという時には便利なのかもしれない。

※動画撮影中の写真撮影はフォーカスがビデオカメラ優先となるため、フォーカスを合わせてから取る必要があり。

 

 

 

 

電源ON/OFFを試す

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Optimus it (L-05D)にて電源ON/OFFに掛かる時間を計測。

電源ONに掛かった時間は約30秒程度
電源OFFに掛かった時間は約10秒程度

ガラパゴス機能を搭載している割には非常に速い起動で、この早さはGALAXY S III (GT-I9300)並に速いです。

国内メーカーでは早くても50秒~1分近く掛かっていることを考えるとこの速さは十分な武器になる。

 

 

 

通知領域に表示する項目を変更可能

 
  

Optimus it (L-05D)は標準ROMで通知領域に表示するトグルボタンを並び替え、変更することができます。

以下項目から選択して表示することが可能です。

・Wi-Fi
・Bluetooth
・GPS
・縦横表示の自動回転
・ワンタッチメモ
・アカウントと同期
・サウンドプロフィール
・データー通信を有効にする
・ポータブルWi-Fiアクセスポイント
・機内モード
・画面の明るさ

表示する数は設定されておらず、1画面では5つまでの表示となります。

それ以上表示した場合は右へスライドさせるような形での表示になります。

個人的にはこの部分が非常に気に入っています。通常標準ROMの場合は項目が決まっており、並び替えすら出来ないものも多いので。

Cyanogen MODに近い使い勝手になっており「素晴らしい」の一言に尽きますね。

 

 

 

 

RAM/ROM使用状況

1GBのRAMを搭載していますが、認識は約719MB、空きは約314MB

プリインストールアプリのお陰で比較的圧迫されていますが、Android 4.xから採用されている凍結を使っていけばある程度解消できるかと思います。(約15個ほど不必要なプリインが入っています。)

 

 

 

ROM使用状況

8GBのROMを搭載していますが、内部ストレージに割り当てられているのは約5.4GB。

その内182MBが使用中との事でかなり余裕があります。

 

 

 

 

初期設定時のドロイドくんが可愛い

 

初期設定時に現れるドロイドくんが非常に可愛い。

初期設定時しかあらわれないのですが、こういった細かい所が作りこまれていて好印象。

 

 

 

 

スリープ復帰時のロック画面

 

ロック画面はdocomoのパレットUIのタッチか、顔認証、パターン、PIN、パスワードの5種類。

スライドをしてロックを解除するAndroid 4.x系にあるものは搭載されておらず。

個人的にタッチしてロックを解除するdocomo式は時間がかかり、効率的ではない思っているので標準で搭載されていたロック解除が使いたかったですね。

 

 

 

バッテリーの持ち

   

11時から電源ON、バッテリーが15%になったのが22時と、普通に使う分にはギリギリ持つ感じ。

ただし上記のグラフはXiが常に入る環境での調査となるので、Xiが入らない場合は更にバッテリーの持ちが悪くなることが予想されます。

バッテリー2個付属しているのである意味安心ですが、やはり1800mAh以上は搭載して頂きたかった。

 

 

 

Xiを切り、3Gオンリーで使用する

Xiが入らない地域ではバッテリーの消費が激しくなるため、3Gに固定することでバッテリーの消費を極力減らすことができます。

予め「LTE Setting」というアプリをインストールしておけば、上記画像へのアクセスが楽になります。

「優先するネットワークの設定」を「W-CDMA only」にしてやることで3Gのみの接続となるので、Xiには接続しないようになります。

もしXiエリアに行く事がありましたら「W-CDMA only」を一旦「GSM only」に変え、その後「LTE/W-CDMA」に戻してやればXiで使えるようになります。

 

 

 

 

Androidバージョン

検証時のAndroidのバージョンや、カーネルなど。

Androidバージョン:4.0.4
ベースバンドバージョン:M8960A-AAAANAZM-1.0.09011
カーネルバージョン:3.0.8
ビルド番号:IMM76I
ソフトウェアバージョン:L05D10d

 

 

 

 

Quadrant 2.1.1

Score:5168

CPU:9189
Mem:7133
I/O:6308
2D:1000
3D:2208

(GT-I9300:5405、Nexus7:3655、ISW13HT:2718、ISW12HT(And4.0):2678、GalaxyNexus(And4.1.1 AOKP):2366、Droid3:1932、HTC Merge:1305)

5回計測後一番良いスコアーを掲載しています。

デュアルコア1.5GHzという性能の割にクアッドコア1.4GHzのGT-I9300にほぼ追いつくほどのパフォーマンスを発揮しています。

しかしOptimus it (L-05D)はWVGA、GT-I9300はHD解像度という所を考えると妥当なスコアーかも知れませんね。

 

 

 

 

Quadrant ハードウェア仕様

   

割りとセンサー周りは非常にしっかりしている。

よく見てみると「LGE」と書いてあるとこから察するに、LG独自で各センサーを搭載している模様。

 

 

 

 

AnTuTu 3.0.2

Total Score:10944

(GT-I9300:16072、EK-GC100:15153、ISW11SC(And4.0):9759、SC-04D(And4.1.1 AOKP):7468、ISW12HT(And2.3):7202、ISW11F(And4.0):6414、OneV:5467、N-06C:4008)

解像度やソフトのバージョンによってスコアーに差が出てくるので、あくまで参考程度にお考え下さい。

 

 

 

 

AnTuTuのハードウェア仕様

  
CPU:Duale ARM v7 Processor
CPU Frequency:384~1512MHz
Screen resolution:480×800
GPU vendor:Qualcomm
GPU renderer:Adreno 225
Memory size (ROM):4.812GB(利用可)、5.641GB(全容量)
RAM size:272.3MB(使用可)、718.2MB(認識)

RAMは1GB搭載していますが、Android 4.xになるのでVRAM割り当てが大きいのか718.2MB認識となっています。

約300MBほどVRAMに割り当てられている計算に。

既に1ヶ月以上使用していますが、常駐させまくると空きが70MBぐらいになる時もあるので、適度にタスクキルをしてやった方が安心して使えるかも知れません。

 

 

 

 

NanaMark2 v2.4

Score:60.0 FPS

(GT-I9300:58.9、Droid Pro:20.2、Droid3:27.4、HTC Merge:11.2)

 

 

 

 

AnTuTu Tester Battery test

 

Battery test Score:482

(OneV:490、Droid3:468、HTC Merge:449、Nexus7:447、Droid Pro:398)

Xi搭載の割に1650mAhという貧弱なバッテリーを搭載しているOptimus it (L-05D)ですが、他端末に比べ高スコアーをマークしています。

 

 

 

 

AnTuTu Tester ハードウェア仕様

  

 

 

 

 

Smartbench 2012 ver1.0

Score:3421

(GT-I9300:4104、Nexus7:3954、GalaxyNexus(4.1 AOKP):2612)

 

 

 

 

まとめ

2012年の夏モデルの中ではあまりパッとしない製品でしたが、実際購入して触ってみると

「本体サイズのちょうど良さ」
「薬指が引っ掛けやすいように作られた裏蓋の凹凸」
「LGのIPS液晶のお陰で直射日光下でも見やすい明るいディスプレイ」
「解像度がWVGAと言う事もあり他端末に比べサクサク軽快に動作」
「使い勝手が考えられた通知領域のトグルボタン」
「ヘビーユーザーも安心できるバッテリー2個とバッテリーチャージャー付属」

などLGの本気を垣間見た気がします。

カラーリングも4色あるので、女性の方にも安心してお勧めできるスマートフォンだと思います。

 

 

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