600gのAtom搭載ノートPCがSonyから発表に!
ソニーはInternational CESの開幕前日にあたる1月7日午後4時(現地時間)に記者会見を開催し、同社が”ポケットスタイルPC”と呼ぶ、新しいウルトラポータブルPCとなる「VAIO P Series Lifestyle PC」(日本名VAIO type P)を発表した。VAIO Pは245×120×19.8mm(幅×奥行き×高さ)というダイレクトメールの封筒サイズのボディに、インテルのMenlowプラットフォームを採用し、1.4ポンド(635g)の軽量を実現している。
●ダイレクトメールサイズを実現した新しいポケットスタイルPC
ソニーの発表したVAIO type Pは245×120mm(幅×奥行き)というダイレクトメールの封筒と同じサイズを実現しながら、厚さはわずか19.8mmというコンパクトなボディを実現している。こうしたデザインを実現したのも、NシリーズのAtomに比べてチップの実装面積と消費電力を少なくすることができるZシリーズのAtomを採用したからだ。この他、GPSやHSDPAの通信モジュールを内蔵できるほか、60GB HDDもしくは64GB/128GBのSSDをストレージとして選択することができる。重量は米国では1.4ポンド(約635g)と発表されている。
今回ソニーが開催した記者会見では、携帯電話、デジタルカメラ、デジタルカムコーダなどが発表された後に、新しいVAIOとしてVAIO type Pが紹介された。日本では大注目の製品なだけに、かなり盛大なセレモニーでもあるのかと思ったのだが、その紹介は静かなもので、壇上に立った米国ソニーのマーケティング担当の副社長が製品の概要を紹介するに留まった。スケジュールとして、米国では1月8日からソニースタイルでの受注が開始され、1月末の出荷開始が予定されていることなどがアナウンスされた。
このほか発表会では、Webbie HDと呼ばれるYouTubeなどのインターネットの動画投稿サイトに動画を投稿するユーザーをターゲットにしたデジタルカムコーダなどが発表された。撮影できる動画の形式はMPEG-4で、5Mピクセルで1,440×1,080ドットの解像度でメモリスティックDuoに録画することができるという。
なお、発表会終了後には、それまで隠されていたVAIO Pも展示され、多くの報道関係者が写真を撮ろうと押し寄せており、日本国外からも大きな注目を集めていることが確認できた。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2009/0108/ces04.htm
CES 2009にて発表されたSony製ノートPC「Type P」ですが、今までのノートパソコンの形をも変える大きさとなっていますね。
スペックについても以下の通りとなっており、Melowプラットフォームだけあって、他のネットブックよりも非常に高性能です。
CPU:Atom Z520(1.33GHz) BTO可
チップセット:US15W
HDD:1.8インチ60GB HDD BTO可
Memory:2GB(増設不可)
液晶:8型ウルトラワイド液晶 1600×768
OS:Windows Vista Home Basic BTO可
しかし、Melowプラットフォームを使用するに当たって、ネットブックではなくなってしまう為、価格が少々上昇してしまいますが、ある意味こう言ったモデルの方が魅力を感じますね。
ネットブックではMicrosoftとIntelが策定した規定に沿って作成したPCがネットブックとなるため、多くの制限を受けますし、Melowを使用しただけあって、他のネットブックよりも数倍上の性能が見込めそうですね。
価格は未だに公表されていませんが、海外では9万円~10万円程度といわれているそうです。
今後、他のメーカーがMelowプラットフォームを使用したノートPCを出していただければ価格競争が出てきて更に面白そうな感じがするのですが・・・。