FCNT製のスマートフォン「arrows We2 Plus(F-51E)」をレビュー
- arrows We2 Plus F-51E | Android スマートフォン | 製品 – NTT docomo
- arrows We2 Plus F-51E – ドコモオンラインショップ
- arrows We2 Plus F-51E:製品紹介 – FCNT合同会社
NTT docomoから販売されているSIMフリースマートフォン「arrows We2 Plus(F-51E)」をお借りする事が出来たのでレビューを行っていきます。
- 1. スペック一覧
- 2. 安心のOSアップデート最大3回、セキュリティパッチ最大4年更新保証
- 3. 外観
- 4. RAM 8GB+仮想メモリとして最大16GB設定可能
- 5. ROMはUFS 2.2 256GB、micro SDの増設も可能
- 6. 6.6インチ、有機EL、フルHD+解像度、最大144Hz
- 7. 60Hz/144Hzの違いを検証
- 8. フォント設定も2種類あって見やすくできる
- 9. USB Type-Cは5Gbps、ディスプレイ出力にも対応
- 10. ダイレクト給電でバッテリーを加熱させない
- 11. バッテリーを85%で停止し寿命を延ばす機能も
- 12. カメラ周り
- 13. 片手でスクロール、ズームが可能な「Exlider」
- 14. まとめ
- 15. 購入は以下より
スペック一覧
- arrows We2 Plus F-51E:製品紹介 – FCNT合同会社
- arrows We2 Plus F-51E | Android スマートフォン | 製品 – NTT docomo
- arrows We2 Plus F-51E – ドコモオンラインショップ
- Snapdragon® 7s Gen 2 Mobile Platform – Qualcomm
メーカー | FCNT合同会社 |
ペットネーム | arrows We2 Plus(F-51E) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 7s Gen2(計8コア/A78:2.4GHz+A55:1.9GHz/TSMC N4/5nm/SM7435) |
GPU | Adreno 710 |
RAM | LPDDR4X-3200 8GB(利用可:7384MB) |
ROM | UFS 2.2 256GB(利用可:221.07GB) |
microSDスロット | 搭載(micro SDXC 最大1TB) |
ディスプレイ | 約6.6インチ、有機EL(pOLED)ディスプレイ、フルHD+(1080×2400)@144Hz |
マルチタッチ | 最大10点 |
カメラ | アウトカメラ1(超広角):F2.2、1/4.0インチ、800万画素、オートフォーカス アウトカメラ2(広角):F1.8、1/2.7インチ、5010万画素、オートフォーカス、光学手振れ補正 インカメラ:F2.45、1/3.1インチ、約1610万画素、オートフォーカス |
OS | Android 14(OSアップデート最大3回、セキュリティパッチ最大4年更新保証) |
セキュリティパッチ | 2024年10月1日(5.10.98-android12-9-gbcfff31fc8cc-ab7612(F51E.20241017)) ※レビュー時(2025年1月2日時点) |
Wi-Fi | 802. 11 a/b/g/n(Wi-Fi 4)/ac(Wi-Fi 5)/ax(Wi-Fi 6E)、2.4/5GHz両対応 |
GPS | Beidou/Glonass/Galileo |
Bluetooth | Ver 5.2(プロファイル:HFP / HSP / OPP / SPP / HID / A2DP(aptX, aptX HD, aptX Adaptive, SBC, AAC, LDAC) / AVRCP / PBAP / PAN-NAP / PANU / HOGP) |
ネットワーク | SIMフリー(nano SIM + eSIM デュアルSIM) 5G:n1 / n28 / n78 / n79 LTE(国内):B1 / B3 / B8 ※1 / B18 ※1 / B19 / B21 / B28 / B41 ※1 / B42 3G(国内):- LTE(海外):B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 / B12 / B28 / B38 / B39 / B40 / B41 / B42 3G(海外):B1 / B5 GSM:850 / 900 / 1,800 / 1,900MHz |
VoLTE | 対応 |
NFC | 搭載 |
おサイフケータイ | 対応 |
防水/防塵 | 防水: 対応(IPX5/IPX8) 防塵: IP6X |
耐衝撃 | 落下, 耐衝撃, 防水(浸漬), 防塵(6時間風速有り), 防塵(脆弱面90分), 塩水耐久, 防湿, 耐日射(連続), 耐日射(変化), 耐振動, 防水(風雨), 雨滴, 熱衝撃, 高温動作(60℃固定), 高温動作(32~49℃変化), 高温保管(70℃固定), 高温保管(30~60℃変化), 低温動作(-20℃固定), 低温保管(-30℃固定), 低圧動作, 低圧保管, 氷結(-10℃結露), 氷結(-10℃氷結) |
セキュリティ | 顔認証、指紋認証(右側面) |
SIMスロット | 物理SIM(nano SIM) + eSIM×1(デュアルSIM) |
スピーカー | ステレオスピーカー |
バッテリー | 5000mAh(取外不可) |
充電口 | USB Type-C(USB 3 5Gbps)、USBホスト対応、USB PD 3.0対応、ダイレクト給電(電池を充電せず本体に直接給電)、DP Alt出力(DP 1.4) |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
センサー類 | 照度センサー、近接センサー |
その他 | Wi-Fiテザリング: 最大10台 USBテザリング: 最大1台 Bluetoothテザリング: 最大4台 |
色 | 計2色:スレートグレイ(灰色)/シャンパンシルバー(金色) |
サイズ | 縦:162 × 横:75 × 厚:8.5mm |
重量 | 約182g |
価格 | 62,150円(税込) |
販売日 | 2024年8月9日発売 |
URL | URL URL |
「arrows We2 Plus(F-51E)」は約6.6インチ、フルHD+解像度(1080×2400@最大144Hz)、Qualcomm Snapdragon 7s Gen2 8コア、8GB RAM、UFS 2.2 256GB、5000mAhバッテリー、Android 14(OSアップデート最大3回、セキュリティパッチ最大4年更新保証)、防水防塵・耐衝撃対応のSIMフリースマートフォンです。
他社スマートフォンに比べて「泡ハンドソープで洗える」、「アルコール除菌対応」、「独自落下試験、MIL規格」等に対応しておりハードな扱い方をしても安心して長く利用できる製品になっています。
安心のOSアップデート最大3回、セキュリティパッチ最大4年更新保証
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最新OSへの更新を最大3回(※10)、セキュリティ更新のあんしんを最大4年(※11)お届け。
最新Android OSへのアップデートを最大3回まで(※10)提供します。これにより、購入後も最新モデルと同様の利用体験が可能に。さらに、セキュリティの脆弱性や問題に対して、最長4年間(※11)に渡ってセキュリティ更新を保証するので、あんしんして永くお使いになれます。
※10: 発売開始されたタイミングから起算して3回、最新OSへのバージョンアップが適用されます。OSバージョンアップの適用回数は、購入時期によって変わります。また、最新OSとは、arrows We2 Plusに搭載されているAndroid OSに対して、OS バージョンアップが可能な時期において適用されるAndroid OSの最新版を指します。
※11: 発売開始されたタイミングから起算して、4年間のセキュリティ更新を保証いたします。保証年数は、購入時期によって変わります。
「NTT docomoの公式サイト」や「FCNT公式サイト」、「ドコモオンラインショップ」等にも記載がありますが「Android OSのアップデートが最大3回、セキュリティパッチの更新が4年間付属」しているため、長く利用できるスマートフォンになっています。
外観
- arrows We2 Plus F-51E TPUケース 検索 – Amazon.co.jp
- arrows We2 Plus F-51E TPUケース 検索 – 楽天市場
- arrows We2 Plus F-51E TPUケース 検索 – Yahooショッピング
本体外観は全て樹脂製で、角の部分は丸みを帯びています。
背面も裸の状態ではツルツル滑る状態のため、個人的にはTPUケース等の取付が必須のスマートフォンのように感じます。
最近のスマートフォンには搭載されていない「3.5mmイヤホンジャック」が搭載されている点もポイント。
RAM 8GB+仮想メモリとして最大16GB設定可能
「arrows We2 Plus(F-51E)」は「RAM 8GB」とミドル系のスマートフォンの中では大容量を搭載しており、10万円以上するSamsung製の「Galaxy S24」と同じRAM容量を搭載しています。
更に仮想メモリとしてストレージ容量の一部をメモリを割り当てる機能を搭載しており、「最大8GB+OFF/2/4/6/8GBの計16GB」にも設定が可能です。
ただ仮想メモリを使用するとアプリなどの動作で不安定な部分が出たり、体感速度が落ちる可能性がある為デフォルトの設定では「仮想メモリはOFF」となっています。
因みにRAMは8GB搭載していますが、「空きが5GB弱」あるため、仮想メモリの設定は個人的に不要と感じます。
ROMはUFS 2.2 256GB、micro SDの増設も可能
ROM容量は「UFS 2.2 256GB」を搭載しており、各種アプリ等が入った状態で「221.07GB空き」という状態でした。
今時珍しく、SIMスロット裏に「micro SDXCカードスロット(最大1TB迄)」を搭載しており、より大容量な写真、動画等もスマートフォン内に保存が可能です。
6.6インチ、有機EL、フルHD+解像度、最大144Hz
ディスプレイはミドル系スマホの中ではかなり大型な「6.6インチ、有機EL(pOLED)、フルHD+(1080×2400)@144Hz」を搭載しており、文字も大きく表示できるため万人向けのスマートフォンとなっています。
また解像度も必要十分な「フルHD+(1080×2400)@144Hz」でドットが見えるような解像度でもなく、リフレッシュレートも最大144Hzに設定可能なため縦スクロール、横スクロール時にディスプレイ表示がガクガクすることもありません。
リフレッシュレートの設定は「標準(60Hz) or 滑らかな画面表示(144Hz)」のどちらかとなっており、90/120Hz等の中間のリフレッシュレートは選べませんでした。
60Hz/144Hzの違いを検証
リフレッシュレートを60Hz時、144Hz時の違いを動画で撮影してみました。
全体を通じて縦スクロールよりも横スクロール時(アプリを切り替えた時)の方が違いがよく感じられるかと思いますが、144Hz設定時の方がスクロール時に突っかかりが無く、滑らかに表示されているかと思います。
最近の10万~20万円以上するスマートフォン系(SONY Xperia 1 VI、Samsung Galaxy S24 Ultra)でもリフレッシュレートが120Hz迄の製品が多いことを考えると、より上位の144Hz設定で滑らかに表示出来る「arrows We2 Plus(F-51E)」は非常に優秀です。
フォント設定も2種類あって見やすくできる
Androidスマートフォンでフォントが変えられるスマートフォンはSamsung以外に当方は知りませんが「非常に数が限られる」のは間違いありません。
その中で「arrows We2 Plus(F-51E)」はフォントを「UD新ゴNT」と「Noto Sans」の2種類から選ぶ事が出来、再起動は必要なものの、フォントの変更が可能です。
Microsoftの中の人がとある講演会で仰っていましたが「UD系フォントはユニバーサルデザインで誰でも読みやすい英語+日本語のフォントである」との事で、「UD新ゴNT」は「Noto Sans」よりも字が太くお年寄りの方でも読みやすくなっています。
USB Type-Cは5Gbps、ディスプレイ出力にも対応
充電用のポートは「USB Type-C(USB 3 5Gbps接続)」となっており、「急速充電(USB PD 3.0)」のほか「USBホスト機能(USB Type-CからUSBハブ、マウス、キーボード等を追加可)」や「DP Alt出力(USB Type-Cからディスプレイに映像、音声出力)」等搭載しており、フル機能となっています。
安価なスマートフォンはこれらの部分が削られている影響でUSBのデータ転送が遅かったり、ディスプレイ出力が行えなかったり等の問題が発生するのですが、「arrows We2 Plus(F-51E)」はフル機能入っているので10万円~20万円以上するスマートフォンとほぼ同機能が利用できます。
ダイレクト給電でバッテリーを加熱させない
「arrows We2 Plus(F-51E)」には通知トグル(上から下に下ろした画面)に「ダイレクト給電」のON/OFF設定があり、「ダイレクト給電」をONにすることで「画面が点灯中はバッテリーに充電を行わず、スマートフォン本体側に直接電力を供給することが可能」になっています。
何が便利なのかというと車で移動中にスマートフォンを充電しながら何らかのゲーム等を遊んでいる際に通常では”バッテリー側”に充電される形となり、バッテリーが発熱→CPU/GPUの性能が自動的に落とされるという事が発生します。
「ダイレクト給電」を使用することで「バッテリーへ充電せず、本体側のみ給電することでバッテリーへの発熱、ダメージを抑えつつ快適にゲーム等を最大のパフォーマンスで楽しむ」ことが可能です。
この機能は10万~20万円以上するスマートフォン(SONY Xperia 1 VI、Samsung Galaxy S24 Ultra等)に搭載されている機能のため、この価格帯のスマートフォンに搭載されているのには驚きました。
バッテリーを85%で停止し寿命を延ばす機能も
バッテリー充電容量を「85%」で止めてバッテリーの劣化を最小限に抑える機能「電池長持ち充電」も搭載しており、必要に応じてON/OFFが可能です。
デフォルトは「OFF」になっているため、必要があれば「ON」にしましょう。
カメラ周り
大阪をブラブラした時に全てオートの設定で「arrows We2 Plus(F-51E)」で撮影した写真です。
自然な色合いで、最近のスマートフォンに多いギラギラな感じにはならないのが特徴。
左から「超広角(0.5倍)、通常撮影(0倍)、光学2倍ズーム(2倍)」。
ミドルのスマートフォンのためか各種レンズの切り替え時に若干時間が掛かる(1~1.5秒前後)ものの、必要十分な速度でしょう。
「神戸イルミナージュ」を訪れた際に「arrows We2 Plus(F-51E)」で撮影した写真をご紹介しています。
ノイズ的に画質が良いとは言い難いですが、撮って出しをするには十分な画質を搭載していると言えそうです。
また「AI機能」を搭載しており、被写体によって自動的にモードが変更され、その時の最適な画質を自動的に調整してくれるため、誰でも簡単に綺麗な写真が撮れるようになっています。
勿論手動で細かく「フラッシュLED、タイマー、JPEG/JPEG+RAW、対比、露出、ホワイトバランス、シャッタースピード、フォーカス、ISO」等細かく設定が可能で、UIも他メーカーより分かりやすく名称等が記載されています。
動画撮影は「最大4K(3840×2160)@30FPS迄」の撮影となっており、初期設定時は「HD解像度(720p、1280×720@30FPS)」のままになっている点にご注意ください。
サンプルで撮影した動画系の殆どが「HD解像度(720p、1280×720@30FPS)」で撮影されてしまっており、泣いています。
片手でスクロール、ズームが可能な「Exlider」
「arrows We2 Plus(F-51E)」の右側面にある指紋認証には「Exlider(エクスライダー)」が搭載されており、上下になぞる事で「上下スクロール」、ダブルタップで「1~5倍ズーム」が可能です。
拡大が出来ない動画、アプリ等でも使用可能なため、スクリーンショットを撮る際に重宝します。
まとめ
・安価にもかかわらず高機能
安価なミドルレンジスマートフォンにも関わらず「ディスプレイの144Hz対応」、「USB Type-C周りのフル機能」、「充電時の直接給電機能(ダイレクト給電)」等多数搭載。
上記機能類は10万~20万円以上するスマートフォン(SONY Xperia 1 VI、Samsung Galaxy S24 Ultra等)に搭載されている機能のため、この価格帯のスマートフォンに搭載されているのには驚きました。
扱いやすくするための細かな配慮
スマートフォンを使用する上で見やすいフォント「UD新ゴNT」に変更する機能や、スマートフォン独自に搭載されている機能類(Exlider、FASTフィンガーランチャー、仮想メモリ等)を分かりやすく解説してくれている「arrowsオススメ機能」等誰でも扱いやすいように配慮が行われています。
このような機能は他メーカーでは意外と無く、せっかくの独自機能も「知らなければ利用できない」という部分もあるため、万人向けの機能と言えます。
高耐久な仕様且つ大容量バッテリー
MILスペックに対応しており、バッテリー容量もハイエンドモデル並みの5,000mAhバッテリーのため1日ハードに使用しても十分バッテリーが持つのも魅力の1つです。
購入は以下より
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