Intel NUC 13 Extremeが気になる

2022年12月23日より販売が開始された3スロット厚のGPUが搭載できるIntel 13世代CPU内臓のベアボーンキット「Intel NUC 13 Extreme」が気になっています。

 

3モデル用意

モデルとしてはCPUの違いで計3ラインナップとなっており「Core i9-13900Kモデル(RNUC13RNGi90000)が258,000円」「Core i7-13700Kモデル(RNUC13RNGi70000)が218,000円」「Core i5-13600Kモデル(RNUC13RNGi50000)が198,000円」。

筐体のサイズ的に「Core i7-13700Kモデル(RNUC13RNGi70000)」かCore i5-13600Kモデル(RNUC13RNGi50000)が198,000円」の方が無理せず冷やせそうに思います。

 

 

 

高いがここまで高機能、ハイパフォーマンスな筐体はほぼない

皆言うでしょう。「デカい、高い」と。

デカいし値段は高いです。が、同じような製品がほぼ存在しない(14リットル以下のPCケースサイズ(129×318×337mm)、Mini-ITXサイズに10G LAN(RJ45)、3スロット厚グラボ搭載可、2.5インチ×2 or 3.5インチスロット×1搭載ケースの時点で一般向けマザーボードはほぼ無い)ので唯一無二の製品と言えるのではないのでしょうか。

この点に気付けている人はもう買いに走っているはず。

逆に理解していない人 or 機能的に不要と判断する人はスルー or 批判する側に回っているのではないかなと…。(割と海外系レビューでも同様の内容があって、このPCの価値を本質的に理解出来てないモノが多い気がします。)

 

 

 

Micro-ATX or Mini-ITXで組めばいいじゃないという訳にはいかない

皆言うでしょう「Micro-ATX or Mini-ITXマザーボードで組めばいいじゃない」と。

第12世代/13世代対応のMicro-ATX or Mini-ITXマザーボードで10GbpsのLAN、Thunderbolt 3/4を搭載したマザーボードってほぼ無いんです。

なのでそうは行かないのが現状。(極小でしょうけどクリエイター向けで需要ありそう…。)

 

 

ただサーバー用マザーを含めれば自作PCでも組めなくはないのですが、入手性の観点から厳しいと言わざるを得ません。

あとサーバー系マザーはI/Oパネル側のUSB周りを削りたがるので常用向けではないのもポイント。(ただIntel X710-AT2のデュアル10Gはめちゃくちゃ羨ましいですが。)

さらに言うとMini-ITXではグラボを1本追加するだけで拡張スロットは終わってしまうので、10Gbps LANカードを挿す場合はさらに追加のスロットが必要。つまりMicro-ATXしか選択肢は残されていないという。(なので選択肢はさらに狭まる)

 

 

Thunderbolt3/4 → 10Gbpsの変換は売っているので出来なくはないのですが、コスト増、デカい、Type-Cって意外と抜けやすいので常時通信用の用途には使いたくないなぁと。

 

 

 

DDR5 SODIMM×2スロットのメモリが必要

本製品はベアボーンキットとなっており「メモリも追加で購入が必要」です。

しかも「DDR5 SODIMM×2スロット」となっており、デスクトップ用ではなく「ノートPC用」という点に注意が必要。

SODIMMだと32GB×2枚 計64GBセットで4万円~となっており、デスクトップ用(32,800円以上)と比べると+8,000円以上高くなっているのがネック。

ただでさえベアボーンキットが高価なのにも関わらず、メモリにも追加投資がいるので非常に覚悟がいるベアボーンキットと言わざるを得ません。

 

 

 

ストレージ回り

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2.5インチ×2台 or 3.5インチ×1台(マザーボード上にSATA3端子×2個付)

M.2 2280×3台(CPU接続:PCIe 4.0×4 計1本、PCH接続:M.2 2280/2242 PCIe 4.0×4/SATA3 計2本) ※RAID0/1対応

M.2 2230×1(Intel Killer Wi-Fi 6E AX1690i搭載済、交換可)

ストレージ周りは上記の通り。

コンパクトなPCとは思えないほどストレージ周りは充実していると言えそう。

ただ「出来れば3.5インチHDDは2スロット欲しかった」。

これならばデータ用HDDとバックアップHDDの2台でベストな選択肢になれたはず。

 

 

 

2.5インチ×2台 or 3.5インチ×1台内臓可

2.5インチ×2台 or 3.5インチ×1台 SSD/HDDを内蔵可能(SATA3×2ポート)とのことで、大容量のHDDも内蔵可能です。

2.5インチSSDでは4TB以上の場合急激にコスパが悪くなるので「3.5インチ×1台」積めるようにしたのは評価したいところ。

 

 

 

横幅313mmのGPUを内蔵可能

厚さ: 3スロット迄

横幅: 313mm迄

高さ: 517mm(TUF-RTX3080TI-O12G-GAMINGの高さであり、もう少し+αで行けそう?)

電源: FSP製750W 80PLUS GOLD(SFX電源、12VO電源、シングルレーン(12V/62.5A)、FSP750-27SCB)

グラボ用電源: 8ピン×3(最大450W迄) or PCIe 5.0 12ピン×1(最大300W迄)

厚さ3スロット(高さmm迄)、横幅313mmまでのGPUを搭載可能となっており、貸出機のレビュワーキットではASUS製の「TUF Gaming GeForce RTX 3080 Ti OC(TUF-RTX3080TI-O12G-GAMING)」が入っていた模様。

 

因みにRTX 4090 Founders Editionも入るとのことで、ずいぶん頑張った感はあります。(但し国内で販売されているオリジナルクーラー系は横幅は350mm近くなっているため取付不可。また標準の電源ケーブルはPCIe 5.0 12ピン 300W迄となり、RTX 4090 FEの推奨動作要件(電源:850W/GPU用電源:450W)を満たさないことになるので8ピン×3→PCIe 5.0 12ピン 450W変換ケーブルを追加で手配している模様。それでも電源750Wは足りていませんが、動く模様。)

ここまでしっかり検証しているレビューは凄まじい。愛を感じます。

 

 

 

価格よりもサイズ、拡張性を重視したベアボーンキット

以上のことより「出来る限りパソコンはハイパフォーマンス且つ小型が望ましい、拡張性もある程度欲しい」といった方にはめちゃくちゃ刺さるようなベアボーンキットと言えそうです。

確かに高い、だけど同じようなものは存在しないその希少価値にいくら払えるか?が争点となりそう。

 

 

購入は以下より

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