この度Coneco.netで行われていたいい仕事してますねぇGIGABYTE&ENERMAX祭りで「GV-R455D3-512I」に当選しましたので、適当にレビューを書いて行きたいと思います。
画像関連が多くなりますので、続きをクリック。
GV-R455D3-512I
最安価格 4980円 09.10.03
「GV-R455D3-512I」はRadeon HD 4550を搭載し、VRAMはGDDR3-512MBを搭載しています。
Radeon HD 3x世代までのローエンドモデルは基本的にHyperMemoryが搭載される事が多かったのですが、今回検証したRadeon HD 4550のカードはHyperMemoryが搭載されていませんでした。
Hypermemoryが搭載されていない模様。 右の画像はEAH4890/HTDI/1GD5/R2で何故かHyperMemoryが有効になっていた時の画像。 |
※この件について調べているとAMDが全セグメントを4000シリーズ化 AMDが全セグメントを4000シリーズ化の記事の中で
Radeon HD 3400シリーズなどのバリュー向けモデルでは、従来、この欄は「HyperMemory」となり、容量はメインメモリと共有した際の最大値が記されていた。Radeon HD 4550がHyperMemoryに対応するかどうかは不明だ。少なくとも、この表記である以上、本製品がメインメモリ上にフレームバッファを展開する可能性は低い。だが、256MB搭載モデルなどではHyperMemoryを有効にできるのかも知れないし、逆にHyperMemoryをまったくサポートしていない可能性もある。現在の情報だけでは正確なところは不明である。
との記述がありました。
多和田氏の言う通り、HyperMemoryはサポートされていないようです。
◇HD4550とHD 4330との違い
Radeon HD 4550とRadeon HD 4350の違いはサポートされるメモリの種類となっており、以下の様になっています。
Radeon HD 4550 | 512/256MB(GDDR3/DDR3/DDR2) |
Radeon HD 4330 | 256MB (DDR2) |
メモリの種類が異なるため、メモリクロックも異なります。
ちなみにストリームプロセッサやテクスチャユニット数、メモリインターフェース、ROP数などは全く同じの数となっています。
◇概観
パッケージは超シンプルで「環境に配慮しました」的な安物パッケージ。 中の梱包財は最低限のものしか入っておらず、縦に振ったらグラボががたがた動きました。 コア欠けしそうです…。 |
付属品一覧
・ドライバCD 変換ケーブルなどは付属せず、本当に最低限のものしか入っていません。 |
この製品はファンレスでファンは搭載していません。 Radeon HD 4550では珍しくフルハイトとなっており、ロープロファイルではありません。 |
ローエンド向けGPUなので当然、補助電源はありません。 厚みは1スロット分となり、省スペースです。 |
出力コネクタは左よりD-sub、HDMI、DVIとなっており、変換端子が不要な構造になっています。 HDMIの端子の部分はゴールドメッキとなっています。 |
ヒートシンクはGIGABYTE独自の「Screen Cooling」を採用しており、ロープロファイルのPCB基板にスリット状のヒートスプレッダを搭載することにより、冷却効果を高めています。
簡単に言えばヒートシンクに穴が開いているところに風を当ててやればヒートシンク全体を冷やす事が可能だそうです。 |
搭載メモリはSUMSUNGの「K4W1G16460-EJ11」。 09年の第16週製? 多分4月製。 |
奥行きは約17cmとなっており、非常に短くて取り扱いやすいですね。 先日使用したRadeon HD 5870と比べるとその差は約11cmの差。 この長さでしたらどんなケースにでも入れれそうですね。 |
◇検証環境
◇ベンチマーク
3DMark06 |
3DMark Score:3816 SM2.0:1295 SM3.0:1423 CPU:5045 |
3DMark Vantage Perfomance |
3DMark Score:P1125 GPU:864 CPU:12051 |
3DMark Vantage Extreme |
3DMark Score:X375 GPU:357 CPU:12016 |
CrystalMark2004 R3 |
Mark:196310 GDI:11691 D2D:3414 OGL:20393 |
DevilMayCry4 ベンチマーク |
Rank:D SCENE1:32.01 FPS SCENE2:26.04 FPS SCENE3:35.65 FPS SCENE4:24.56 FPS |
バイオハザード5 ベンチマークA |
Rank:C Average:24.1 FPS |
バイオハザード5 ベンチマークB |
Rank:C Average:20.7 FPS |
ストリートファイター4 ベンチマーク |
Rank:E Score:7446 Average:29.83 FPS |
タイムリープブートベンチ |
FPS:35 FPS |
ローエンド向けと言う点と言う事でベンチ系のスコアはやはり厳しいものがあります。
特に最近のゲームとなるDMC4、バイオハザード5のFPSは30を切る所が多く、少々厳しそうですね。
◇スコアー比較
時間の関係上グラフ化はしておりません。
Radeon HD 5870、4870 X2、4890、4870、4850、4830、4550、GTX280、GTX260適当な比較表
尚、この比較はあらゆるプラットフォームを使用した結果を引っ張っていますので、参考程度にお願いします。
◇消費電力
3DMark06 |
207W |
DMC4 |
204W |
3DMark Vantage |
181W |
アイドル |
171W |
3DMark Vantage時に紙芝居のようなグラフィックとなり、負荷が殆どスルーされている感じだったためか消費電力が殆ど上がらなかった模様。
一番消費電力が高かった3DMark06 でも途中で紙芝居になっていましたので、性能に見合ったベンチを使用しなければ正しい消費電力は測れそうに無いですね。
あくまで参考程度にお願いいたします。
◇発熱
3DMark Vantageの動作時にGPU-Z Ver0.35を使用して温度を計測してみました。
アイドル時の温度 |
約53度 |
高負荷時の最大温度 |
約78度 |
※室温27.5度で計測。
◇総評
グラフィックを重視すると言うよりもオンボードVGAのPCのライトなアップグレードパスとしては十分の性能を持っていると思います。
オンラインゲームのパンヤをWXGA(1280*800) 画質 高にてプレイしましたが、コマ落ちも無くスムーズに出来ました。
解像度をWUXGA(1920*1200) 画質 高にするとコマ落ちが発生する状態でしたので、少々解像度を落としてやるとスムーズにプレイできる模様。
動画再生支援のUVD2への対応、地デジ視聴に必須なHDCPに対応している点を考えると省スペースに組みたい方にはお勧めですね。