- カスタマイズレッツノート > レッツノートSVシリーズ ノートパソコン12.1型 – Panasonic Store
Panasonic製の12.1インチモバイルノートパソコン「Let’s note SV8(CF-SV8DSJQP)」を購入しましたので簡単にSSDの交換方法を解説していきます。
分解にあたって
Panasonic Let’s note SVシリーズ筐体(SV7/SV8共通)はバッテリーを取り外した部分に保証シール(VOIDシール)が搭載されており、こちらを剥がさなければ分解が行えません。
よって分解=メーカー保証がなくなるということをご了承の上、作業をお願いします。
分解に必要な道具
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今回分解に使った道具は小さめのプラスドライバー、交換するSSDのみとなりそれ以外は必要ありませんでした。
バッテリーを取り外し、背面のネジを外す
バッテリーを取り外し、赤枠の部分にあるネジ類を取り外していきましょう。
筆者の場合はバッテリー左右にあるPCスタンド部分の2個のネジも取り外しましたが、特に意味はなかったように感じたため赤枠は付けていません。必要だった場合は取り外してしまってください。
嫌がらせのような隠しネジはございませんので、ご安心を。
バッテリー裏にある保証シール(VOIDシール)を剥がす
バッテリーを取り外した本体側に銀色の「保証シール(VOIDシール)」が搭載されており、こちらを外さなければ分解が行えないようになっています。
保証シール(VOIDシール)を剥がすとシールの一部が本体に残り、中を開けたことが分かるようになっています。(シール跡はテープで取ってやると綺麗に出来ます)
当然のことながら剥がしてしまうとメーカー保証、修理類は受けられなくなるためその点にご注意を。
裏面カバーを取り外し、マザーボードと対面
裏面カバーはきっちりネジを取り外せていれば垂直にカバーを持ち上げるだけで取り外せます。
ようやくマザーボードとご対面。
左から
・紫色:M.2 2230スロット(WWAN用、追加可)
・黄緑色:DVDスーパーマルチドライブ(日立LGデータストレージ製GUD0N、交換可)
・オレンジ色:M.2 2280(Samsung MZVLB256HAHQ/PM981 256GB/NVMe/PCIe 3.0×4接続、交換可)
・水色:M.2 1216 オンボード(Intel Wireless-AC 9560、交換不可)
・赤色:Intel Core i7-8565U オンボード(BGA、交換不可)
・青色:CPUファン(交換可)
・ピンク色:SDXC/UHS-II対応カードスロット
となっていました。
筆者が購入したモデルは「Let’s note SV8(CF-SV8DSJQP)」となっており、Panasonic Store限定の「P型番モデル」のためか、バッテリー裏の本体側に「SIMスロット」が搭載されており「おかしいな」と思っていたところ、分解してようやく理解出来ました。
どうやら「紫色:M.2 2230スロット(WWAN用、追加可)」となっている部分にWWANカードを追加すれば3G/4Gを利用出来そうな形(スロット有)で搭載されており、SIMカードスロットは既に内蔵されているため遊び甲斐のある設計となっているようです。
以前のPanasonicであればドーターボード式でM.2 2230スロットが搭載されており、そのドーターボードさえ非搭載といった事が多かっただけに予想外でした。
注意事項
SDXCカードスロット横の電源ボタンが比較的取れやすくなっているため、取り外し時、取り付け時にスイッチの取付忘れにご注意を。
M.2 SSDを交換する
M.2 2280(NVMe/PCIe 3.0×4)スロットはショート防止のためプラスチック製の膜に覆われているためそれを剥がし、取り外すことが出来ます。
- Client SSD, New SSD performance for PCs PM981 MZVLB256HAHQ – Samsung Semiconductor
- Samsung Phoenixコントローラ搭載NVMe M.2 SSDの組み込み向けモデル 「SSD PM981」 – PCパーツショップark
SSDはSamsung製のPM981シリーズ256GBモデル「MZVLB256HAHQ」が搭載されており、PCIe 3.0×4接続のシーケンシャル読込:3000MB/s、シーケンシャル書込:1300MB/s、4Kランダム読込:130,000 IOPS、4Kランダム書込:310,000 IOPS、Phoenix Controller(5コア)、3bit TLC NANDといった970 EVOシリーズ相当のSSDが搭載されているようです。
1TB SSDと交換する
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今回は256GBと言う容量があまりにも少なすぎたため、Crucial製の1TB SSD「Crucial P1 1TB(CT1000P1SSD8)」と交換することにしました。
交換前、交換後
左:交換前(Samsung PM981 256GB MZVLB256HAHQ)
右:交換後(Crucial P1 1TB CT1000P1SSD8)
特に難しい作業はなく、M.2を取り付けているネジを取り外し交換するのみとなります。
BIOSにて認識されているか確認する
起動時に「F2 or Deliteキー」を連打することでBIOSに入ることが出来るため、SSDが無事認識されているかどうかチェックしましょう。
上記画像でいう「ハードディスク:1000GB(NVMe)」となっている部分がSSDの認識となり、無事1TB認識されていることが確認できます。
正しく認識されていない場合は「Empty」と記載されるはずなので、挿し直ししてみるかSSDの不良を疑うべきです。
以上でPanasonic製の12.1インチモバイルノートパソコン「Let’s note SV8(CF-SV8DSJQP)」のSSDの交換の解説を終わります。お疲れさまでした。
使用した器材、SSD等
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