2020年2月25日頃にKICKSTARTERにて出資が開始される予定の「Atom L」及び「Atom XL」のスペック類を簡単に纏めてみました。
スペック一覧
- Atom XL, the upgraded Atom with 48MP Camera and 4″ screen – KICKSTARTER
- Atom L/XL 日本語紹介ページ – ogadget.com
メーカー | Unihertz |
ペットネーム | Atom L(DMRトランシーバー非搭載モデル) Atom XL(DMRトランシーバー搭載モデル) |
CPU | MediaTek Helio P60(8コア、2GHz) |
GPU | 非公開 |
RAM | 6GB |
ROM | 128GB(UFS 2.1) |
microSDスロット | 搭載(micro SDXC対応) |
ディスプレイ | 4インチ液晶、1136×640 |
マルチタッチ | 対応(同時タッチ点数不明) |
ディスプレイガラス | Gorilla Glass |
カメラ | アウトカメラ:Samsung製4800万画素、オートフォーカス、フラッシュ搭載 インカメラ:800万画素搭載、固定焦点 |
OS | Android 10 |
Wi-Fi | 802. 11 a/b/g/n/ac 2.4/5GHz両対応 |
GPS | GPS+Beidou/Glonass |
Bluetooth | Ver 4.2 |
ネットワーク | LTE対応(SIMフリー、デュアルSIMスロット/microSDXCカードスロット兼用) GSM:B2/3/5/8 W-CDMA:B1/2/4/5/8/19 TD-SCDMA:B34/39 CDMA2000:BC0/BC1 FDD/TDD LTE(4G):B1/2/3/4/5/6/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28A/B28B/34/38/39/40/41/66 |
VoLTE | 対応 |
技適 | 2020年4月頃取得予定 |
DMRトランシーバー | デュアルDMRラジオ/トランシーバー機能(1W/2W 400~480MHz/範囲1km~8km) ※Atom XLのみ搭載 |
NFC | 搭載 |
防水/防塵 | IP68 |
耐衝撃 | 対応(MIL-STD-810G) |
イヤホンジャック | 搭載(3.5mmイヤホンジャック) |
セキュリティ | 指紋認証、顔認証 |
SIMスロット | SIMフリー、デュアル SIMスロット(micro SDカード兼用) |
バッテリー | 4300mAh |
充電口 | USB Type-C(OTG対応、Fast Charge 2.0、5V/2Aより2倍速く充電) |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
センサー類 | Gセンサー、ジャイロスコープ、近接センサー、周囲光センサー、電子コンパス等 |
その他 | DMR WALKIE TALKIE機能(トランシーバーを利用可、Bluetoothヘッドセット系もサポート) FMラジオ |
色 | ブラック(黒色) |
言語 | 現時点で非公開 |
サイズ | 縦:134.5 × 横:65 × 厚:17.5mm |
重量 | 202.45g |
価格 | Atom L:169ドル~、Atom XL:219ドル~(KICKSTARTER Super Early Birdの場合) ※出資する早さによって金額が上昇予定 |
出資開始日 | 2020年2月25日22時頃KICKSTARTERで出資開始 |
今後の予定 | 2020年2月25日22時頃:KICKSTARTER出資開始 2020年4月:CE/FCC/JATE(技適)通過 2020年5月:マスプロダクション 2020年6月:製品発送 |
URL | URL 日本語URL |
Atomの血を引く小型スマートフォンシリーズに新たに追加されたのが今回の「Atom L/Atom XL」で、4インチ液晶、1136×640解像度、防水防塵(IP68)、耐衝撃(MIL-STD-810G)に対応しつつも4400mAhバッテリー内蔵で202.45gと、最近のスマートフォンと比べると6インチ級の重量の製品となっています。
初めて情報が公開された際には「Atom LとAtom XLは異なるサイズで展開されるのか!?」と思いきや、実質DMR Walkie-talkie機能無し(Atom L)、DMR Walkie-talkie機能が内蔵&アンテナ付き(Atom XL)といった違いのように思えます。
- BlackBerry似の防水防塵耐衝撃に対応したSIMフリースマートフォン「Unihertz Titan」のスペック類を纏めてみた – Recon-ReviewDays
CPUにはMediaTek Helio P60(8コア/2.0GHz)、RAM 6GB、ROM 128GB(UFS 2.1)、micro SDXCカードスロット搭載、デュアルSIMカードスロット(micro SDカードスロットと兼用)、Android 10、USB Type-C充電(OTG対応)等以前販売されたUnihertz製の「Titan」に近いスペックで今回はROM:UFS 2.1 128GB、Android 10対応にスペックアップが行われています。
「防水防塵(IP68)」、「耐衝撃(MIL-STD-810G)」対応
Atomシリーズの後継となるため、初代Atomと同様に防水防塵(IP67)、耐衝撃(MIL-STD-810G)に対応。
初代の2.45インチ→4インチにサイズアップ
Atom | Atom XL | |
ディスプレイサイズ | 2.45インチ | 4インチ |
解像度 | 432×240 | 1136×640 |
サイズ | 縦:96 × 横:45 × 厚:18 mm | 縦:134.5 × 横:65 × 厚:17.5mm |
バッテリー | 2000mAh | 4400mAh |
重量 | 108g | 202.45g |
初代Unihertz Atomは2.45インチ、432×240解像度と非常にニッチなディスプレイサイズ、解像度となっておりましたが「Atom L/Atom XL」より4インチ、1136×640解像度へとスペックアップ。
その影響か重量が108g→202.45gと6インチクラスのスマートフォンと同等の重量になってしまっています。
初代Atomの場合解像度が低すぎて一部アプリにてUIがおかしくなって操作が出来ないものもありましたが、「Atom L/Atom XL」でようやくそういった呪縛から解放されそうです。
カメラの画素数が4800万画素にアップグレード
先代のAtomでは1600万画素だったカメラの画素数が「Atom L/XL」で4800万画素へとアップグレードされました。
使用されているセンサーはSamsung製とのことで約3倍強の写真を撮影できるようになったようですが、今時画素数でドヤる時代ではない事に気付いて欲しい気がしなくも。(最近は明るいレンズの搭載や画素を絞ることで、より高感度撮影に向けた取り組みが主流)
- MediaTek Helio P60 – MediaTek
※MediaTek Helio P60の詳細を調べていたところ「Supersized 24MP+16MP dual-camera or 32MP single-camera with ultra-fast speeds」と記載が有りましたが、出資ページには48MPと記載が有るのは大丈夫なんでしょうか…。
- MediaTek Helio P65 – MediaTek
The MediaTek Helio P65 enables large, dual camera systems up to 16+16MP offering flexibility for wide/tele with clear-image zoom technology, or other setups. Alternatively, brands can go super-sized and use a single 48MP, 4-cell camera as a key differentiator. A new, secure ISP design means facial recognition actions such as smartphone unlocking are ultra-fast, highly accurate and add a new layer of security.
もしかしたらMediaTek Helio P65なのでは?という指摘も。
P65ならば4800万画素に正式対応しており、世代も新しいため十分あり得そう。
Atom XLのみDMRトランシーバー機能が利用可
Atom XLにはDMRトランシーバー機能(1W/2Wハードウェアインターコム、400~480MHz)を内蔵しており、最大8km迄デジタル無線機能で双方向の通話が可能です。
但しAtom Lにはこちらの機能が搭載されていないようで「Atom XLのみの機能」である事にご注意を。
Android 10搭載
2020年2月現在最新のAndroid 10を搭載する予定。
Unihertz製のスマートフォンの多くはアップデート速度が比較的早く、セキュリティパッチ系のリリースも配信されているメーカーのため、不安は無さそうです。
5V/2Aより2倍速い「2.0 Fast Charge」に対応
Atom L/XLは5V/2A(10W)より2倍速い「2.0 Fast Charge」に対応しており、Type-Cポート経由で20W相当の充電が可能である表記があります。
Type-CポートはOTG機能に対応していることが明記されておりますが、DP Alt機能には触れられていないため詳細は不明。
グローバルLTEサポート
ネットワーク | LTE対応(SIMフリー、デュアルSIMスロット/microSDXCカードスロット兼用) GSM:B2/3/5/8 W-CDMA:B1/2/4/5/8/19 TD-SCDMA:B34/39 CDMA2000:BC0/BC1 FDD/TDD LTE(4G):B1/2/3/4/5/6/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28A/B28B/34/38/39/40/41/66 |
「Atom L/XL」は6タイプ、38ネットワークに対応しており、デュアルSIM、nano SIMスロット×2(micro SDXCカードスロットと兼用)、VoLTE対応、SIMフリーとなっているため、世界中で利用しやすいスマートフォンとなっています。
なお日本でも法的に問題なく利用出来るよう2020年4月頃技適を取得予定とのこと。
※DMR Walkie-talkie機能は日本で許可下りるんでしょうか…。そこがちょっと心配。
デュアルSIMスロット
Atom L/XLはデュアルSIMカードスロット(micro SDXCカードスロット兼用)を搭載しており、nano SIM×2、もしくはnano SIM×1+micro SDXCカードスロットといった運用が可能です。
出資開始日
出資開始日は2020年2月25日(火)日本時間22時頃(Feb 25th 8:00 AM EDT)を予定しています。