Amazonで購入したモバイルバッテリーで「PSE認証を取得」と記載している製品を購入したはずが、実際はPSEマークが記載されていなかった #Amazon #PSE #モバイルバッテリー

Amazonで購入したモバイルバッテリーで「PSE認証を取得」と記載している製品を購入したはずが、実際はPSEマークが記載されていなかった #Amazon #PSE #モバイルバッテリー

長時間の外出でも問題ないよう20,800mAhのモバイルバッテリー「PB1703-UDC208BK」を携行していましたが「半分でもいいのでは?」と思うところもあり、Amazonにて格安で販売されていた12,000mAhのUSB PD 18W、QC 3.0対応の中華モバイルバッテリー「B07S2JKJ62」を購入してみました。

 

 

製品タイトルには「PSE認証済み」と記載があって安心!?

販売ページのタイトル、製品説明には「PSE認証済み」と記載があったため安心して購入

 

 

 

製品パッケージ

ぱっと見で分かる通り「海外の製品を国内に持ち込んだような」感じです。

特に外観から日本仕様であると思える点は一切ありません

 

 

 

取扱説明書

一応日本語の取扱説明書が入っていました

但し内容を見てみると「濁点」が全角で記載されており「あぁ、中華くさいな」と感じられます。

スペック表には入出力の電圧、電流等の記載はあるものの、認証アイコンなどの記載は一切なし

 

 

 

モバイルバッテリー本体外観

USB PD 18W/QC 3.0対応の12,000mAhバッテリーが1,599円という価格は「異常に安い」ためか、見た目は価格なりの安っぽさが感じられます

 

 

左側面

左側面(micro-USB)にはモバイルバッテリーの入出力に関するスペック類が記載されているものの、PSEマークの記載はなし

 

 

右側面

右側面も認証マーク類(FCCCE、リサイクルマーク?)などが記載有り。

しかしPSEマークの記載はなし

 

 

入出力端子

入出力端子類とその反対側。こちらにもPSEマーク類は見当たらず

 

 

 

やっぱりPSEマークはなかった

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Amazonの販売ページには「PSE取得済み」と記載があったにも関わらず、製品のどこにもそのロゴ類は確認できませんでした

 

 

 

2019年2月1日からPSEマークのないモバイルバッテリー系の製品の製造、輸入、販売は禁止されている

経済産業省は「2018年2月1日~2019年1月31日迄以降、PSEマークのない製品の製造、輸入、販売の事業を行うものはPSEマーク表示のないモバイルバッテリーは販売することはできない(流通在庫を含む)」と記載があり、購入した日は2019年7月8日だったため「完全にアウト」と言えるでしょう。

 

 

Q.18 PSEマークには、丸形のものと、菱形のものがあるが、モバイルバッテリーとして表示する場合は、どちらになるのか?
A.18 モバイルバッテリーは、電気用品安全法上「特定電気用品以外の電気用品」として分類されることから、丸形のPSEマークを表示することになる。
Q.20 PSEマークは、どこに付ければいいか。中の単電池なのか、モバイルバッテリーの外側か?
A.20 PSEマークはモバイルバッテリーの外側に付すことになる。
Q.21 PSEマークを本体に表示する代わりに、パッケージに表示することをもって表示義務を果たしたと見なされるか?
A.21 本体表示の代替としてパッケージ表示が認められるのは、バッテリーが小さくて表示が困難である場合。なお、本体表示に加えて、パッケージ表示することに問題はない
Q.23 表示を金型による刻印ではなく、シールを張り付けることで行って良いか?
A.23 「表面の見やすい箇所に容易に消えない方法で表示すること」という規定を満たすものであれば、シールによる表示を妨げるものではない

因みに経済産業省の電気用品安全法 モバイルバッテリーに関するFAQを確認してみると「丸形のPSEマーク」且つ「モバイルバッテリーの外側に表記」「表面の見やすい箇所に容易に消えない方法で表示」といった記載がある所から、本製品は全ての記載に準拠していない「未掲載」なので、電気用品安全法違反となります。

 

 

 

とりあえずAmazonに報告済

記事執筆時点でAmazon側へ報告しており、既に返信がありました。

テンプレ回答の可能性もありますが「該当の商品につきましては、詳細ページの情報に誤りに関する調査、ならびに修正作業をいたします。その間この商品をご注文いただくことはできません。訂正が完了するまでに3から4週間程度のお時間をいただく可能性がございます。」とのこと。

恐らく「PSE対応」と謡いつつも何の認証も取っていないモバイルバッテリーが腐るほどAmazonの販売ページにあるかと思うので、違反している製品を1つでも早く排除できるような対策を講じていただきたいものです。

 

 

 

2019年7月22日 追記

いつの間にか販売URLを確認してみると「申し訳ございません。入力されたウェブアドレスは当社サイトの有効なページではありません。」といった表記に変わっていました。

 

しかし販売元となる「TECNICPRO」をチェックしてみるとまだまだバッテリー類の販売は行っているようで、こちらも同様に「PSE認証」と記載があるため「怪しい」と言えそうです。

 

 

また何か返信があり次第追記いたします。

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