- On-Lap 1305H モバイルモニタ – Gechic
- On-Lap 1305H – 代理店テックウインド
- Gechic On-Lap 1305H 検索 – Amazon.co.jp
- Gechic On-Lap 1305H – 楽天プロダクト
Gechic製のモバイルディスプレイの代理店テックウインド様より13.3インチ、フルHD、IPSパネルを採用するモバイルディスプレイ「On-Lap 1305H」をご提供いただいたためレビューを行っていく。
- 1. スペック一覧
- 2. パッケージ及び付属品一覧
- 3. 付属する専用HDMI+USB(給電用)ケーブル
- 4. 付属するACアダプタ
- 5. 本体外観
- 6. 視野角、発色
- 7. インターフェース類
- 8. カバースタンド
- 9. カバースタンドの利用で縦置きにも対応
- 10. 自由に角度調整が可能なスタンド
- 11. 5V/1A給電でも動作可、モバイルバッテリーでも動作
- 12. 13.3インチ、フルHD、IPS液晶でとても見やすいディスプレイ
- 13. 入力切替はシームレスに可能
- 14. 輝度、コントラスト、シャープネス等細かく調整可能
- 15. アスペクト比も設定可、古いPCやAV機器でも安心
- 16. 音量設定
- 17. HDMI入力設定
- 18. まとめ
- 19. 購入は以下より
スペック一覧
メーカー | Gechic |
型番 | On-Lap 1305H |
代理店 | テックウインド(株) |
モニターサイズ | 13.3インチ |
解像度 | フルHD(1920×1080) |
パネル | ノングレア(非光沢)、IPSパネル |
画素ピッチ | 0.153mm |
輝度 | 300cd/㎡ |
コントラスト比 | 1000:1 |
視野角(水平/垂直) | 178度/178度(CR>10) |
最大表示色 | 1677万色 |
応答速度 | 12.5ms(標準値) |
入力端子 | 専用入力端子(HDMI+USB)×2ポート(HDMI-CEC対応) ※1ポート左側面、1ポート右側面に搭載 |
HDCP対応 | 対応 |
スピーカー | 非搭載 |
音声出力 | イヤフォン端子3.5mmジャック×1 |
ピボット | 対応(カバー使用必須) |
バッテリー | 非搭載 |
電源 | 5V-1.6A(5V-2A AC付属) 電源ON:8W、スタンバイ/電源OFF:0.5W以下 |
サイズ | 横:320x縦:203x厚さ:9mm(本体) 横:325x縦:214x厚さ:15.4mm(カバースタンド) |
重量 | 685g(本体) 265g(カバー) 950g(本体+カバー) |
付属品 | カバースタンド、1305シリーズ専用HDMI-A&USB-Aケーブル(1.2m)×1、USB-A to USB-Aケーブル(1.2m)×1、電源アダプター(5V/2A)、ユーザーマニュアル |
別売りオプション | 1305シリーズ専用HDMI&USB-Aケーブル(1.2m) |
代理店URL | URL |
メーカーURL | URL |
13.3インチ、フルHD解像度(1920×1080)、非光沢、IPSパネルを採用するモバイルディスプレイで、専用のHDMI+USBケーブルを使用することでHDMI×2系統を入力する事が出来、電源はUSB経由か5V/2AのACアダプタを使って給電を行う。
バッテリーは非搭載のため常に電源に接続する必要はあるものの5V/1.6Aで動作するため、若干電流に余裕を持った5V/2.1A出力が可能なモバイルバッテリーで動作させることが可能だ。
スピーカーは非搭載なものの3.5mmイヤフォンジャックを搭載しているため、別途スピーカーやイヤフォンを接続することでHDMI経由の音を聞くことができる。
この他にも
本体の重量はカバースタンド無しで約685g、カバースタンドセットで約950g(内カバースタンド約265g)とモバイルディスプレイの中では軽量となっているため出張時や、大型なディスプレイを多数置けないような場合には非常に重宝する一品だ。
パッケージ及び付属品一覧
パッケージは比較的小型で、分厚さもあまりないため量販店で購入後、持ち帰りに困ることもまずなさそうだ。
裏面にはスペックが簡単に記載されており、ディスプレイサイズ、解像度、視野角、入力端子、電源の仕様等が日本語を含むマルチランゲージで記載されている。
付属品は以下の通り。
・ディスプレイ本体
・縦/横置き対応ディスプレイスタンド兼カバー
・取扱説明書、マジックテープ付結束バンド
・給電用USB延長ケーブル
・専用HDMI+USB(給電用)ケーブル(1.2m)
・給電用ACアダプタ(5V/2A)
ディスプレイを利用するのに必要なケーブルやACアダプタ、ディスプレイスタンド兼カバーは全て揃っており、HDMI出力が行える製品があれば即利用が可能だ。
付属する専用HDMI+USB(給電用)ケーブル
付属している「専用HDMI+USB(給電用)ケーブル」は「専用HDMI→USB Type-A(給電用) + 汎用HDMI」となっており、電源とHDMIがセットになったケーブルとなっている。
- GeChic On-Lap 1305H用 HDMI+USB 専用入力ケーブル 長さ1.2m – Amazon.co.jp
接触不良やケーブルを失くしてしまった際にでもこちらの「専用HDMI+USB(給電用)ケーブル」はオプションで販売されており、Amazon.co.jpでも購入が可能だ。
付属するACアダプタ
付属しているACアダプタはDVE製の「DSA-10PFL-05FUS」となっており、INPUT 100V-240V、50/60Hz、OUTPUT 5V/2Aといった仕様だ。
PSEマークは代理店のテックウインドが取得しており、国内、国内外を問わず安心して利用ができる。
本体サイズが5V/2Aといった小出力のため非常に小さく、横幅も大きく取らないため他のコンセントと被ることも心配なさそうだ。
本体外観
ディスプレイ本体のサイズは横:320x縦:203x厚さ:9mm、重量は約685gとなっており、出張用のビジネスバッグにも入るサイズだ。
ディスプレイ本体にはスタンドが付属していないため、ディスプレイの傾き、縦横置きの調節する場合は別途カバースタンド(約265g)を持っていく必要がある。そのため合計重量は約685g(本体)+約265g(カバースタンド)=計約950gとなり、ぎりぎり1㎏を切る形となる。
ディスプレイ本体の上、下、左、右の順番に撮影している。
ディスプレイ本体は9mmという薄さで、カバースタンドを取り付けた場合でも15mmのため、ビジネスバッグに入れても邪魔になりにくい。
ディスプレイの設定などの操作は全て本体右側面に搭載されているスイッチで行う。
画像1枚目の左側の梯子マークのボタンが「設定(OK)」ボタン、その右側の歯車アイコンのボタンが「戻る」、画像1枚目の上下キーが「カーソルキー」となる。
ディスプレイの電源LEDも搭載されており、点灯時は緑色で点灯する。
視野角、発色
Let’s note SV7からHDMIで出力し、初期化した設定の状態で視野角、発色をチェックした。
左右から角度を付けた場合でも白飛びや変色は見られず、非光沢のためか映り込みも少なめとなっている。
続いて任天堂SwitchのドックのHDMI経由でFortniteのロビー画面を映しテストした。
通常では使わないであろう角度からの撮影のためか、若干白くなっているところもあるが概ね良好と言える。
代理店のテックウインドのページによるとバックライトは「LED」と記載があるため、念のためバックライト漏れがないかチェックした。
一般的に灰色や黒色の画面が一番わかりやすいのだが、「On-Lap 1305H」では目立ったバックライト漏れはなかった。
インターフェース類
インターフェースは専用のHDMI端子×2ポート(HDMI 1.4a)、3.5mmイヤフォンジャックとなっており、専用のHDMI端子に関しては製品に付属しているケーブル「専用HDMI+USB(給電用)ケーブル」を利用する必要がある。
因みにだが「On-Lap 1305H」にはバッテリーやスピーカー類は搭載されていないため注意が必要だ。
カバースタンド
カバースタンドは角度調整機能が搭載されており、同時にディスプレイ本体の四隅を守るケースにもなっている。
またディスプレイ面を裏返し、固定することで一番弱いディスプレイ面を保護することもできる点も見逃せない。
ディスプレイの固定はカバースタンド上部に搭載されているロック機構で固定することができ、本体にガッチリ固定が出来るため安心して持ち運ぶことが可能だ。
カバースタンド取り付け後の状態。
分厚くはなるもののディスプレイの四隅が守られるため、なるべく取り付けた状態で利用、ディスプレイを裏返した状態で運搬を行いたい。
カバースタンドの利用で縦置きにも対応
カバースタンドから「On-Lap 1305H」を取り外し、縦方向に置きHDMI入力の場所を変更、Windowsの画面表示の切り替えを行うことで縦置き(縦表示)も可能だ。
Webサイトの閲覧や文章の作成の場合縦画面の方が重宝することも多いため、必要に応じて縦、横置き出来るのは有難い。
他社のモバイルディスプレイでは縦置きが出来るものは皆無に近いため、本製品の特徴の1つと言えそうだ。
自由に角度調整が可能なスタンド
カバースタンド裏にはマグネットで角度の調節が行えるスタンドが搭載されている。
角度調節はマグネットで固定するため、あまりに急すぎる角度は倒れてしまう事もあるが自由度は高い。
5V/1A給電でも動作可、モバイルバッテリーでも動作
電源は仕様表では「5V/1.6A(付属ACは5V/2A)」と記載があったものの、当方で検証したところ5V/1Aのモバイルバッテリー5V/1A給電(QE-QL301)やLet’s note SV7のSS CHARGEポート(5V/1.5A給電)でも問題なく表示が可能であり、必ずしも5V/2A相当の電源が必要というわけではないため、電源が取れない環境でも利用できるという点で柔軟な利用が出来そうだ。
この他にもGalaxy Note 9、Microsoft Surface GoにUSB PD対応のType-Cハブ(USB 3.0×3、HDMI出力)を使って検証してみたものの、こちらは要求電流、電圧を確保できなかったのか表示はできず。
敢えて電源を5V/1Aのモバイルバッテリー5V/1A給電(QE-QL301)から供給すれば表示は可能だったため、USB PDを利用するよりも5V/1A供給できるバッテリーを繋いだ方が確実のようだ。
続いて任天堂Switchのドックとも接続を行った。電源はドックに付属しているType-A端子を利用した所、ディスプレイが表示され問題なくゲームをプレイ、表示することができた。
たまたまなのか「On-Lap 1305H」のHDMI、Type-A端子のケーブル長がSwitch ドックにピッタリで、いとも簡単に蓋も閉められたため「この為に設計したのか?」と思えるほど。
13.3インチ、フルHD、IPS液晶でとても見やすいディスプレイ
左:Gechic On-Lap 1305H(13.3インチ/フルHD/1920×1080/DPI 125%)
右:Panasonic Let’s note SV7(12.1インチWUXGA/1920×1200/DPI 125%)
「On-Lap 1305H」は13.3インチ、フルHD(1920×1080)、IPSパネルを採用しているため文字の視認性が高く、視野角も広く取られた製品となっているため目が疲れにくいディスプレイとなっている。
特にディスプレイサイズは「On-Lap 1305H」が13.3インチ、SV7が12.1インチと「1.2インチ差+解像度差」があるため、「On-Lap 1305H」の方が文字が見やすく、解像度も足りていたため家に近い環境で作業が行えた点も追記しておきたい。
今回2018年8月末から9月頭に台湾に出張した際にLet’s note SV7とセットで持って行ったところ、SV7からUSBで電源を取るだけで動作していたため余計なコンセントを使うことがなく大変重宝した。コンセントの少ないホテルが多い中、その点助かった。
入力切替はシームレスに可能
入力ソースの選択は本体右側のボタンから切り替えが可能で「HDMI 1 or HDMI2」から上下で選択する形となる。
ソースの切り替えに掛かる時間は約3秒程で完了するため通常のPC用ディスプレイと変わらない速度と言えそうだ。
- Gechic On-Lap 1305H HDMI入力の切り替え速度を検証 – YouTube
因みにだが初期設定では入力ソースの切り替えは「自動認識」となっているためHDMI1、HDMI2に挿し直した時点で自動的に切り替わる。
切り替わる速度はケーブルの抜き差しや認識、Windows 10のディスプレイ出力の設定の適用などが有るため、入力ソースの切り替えよりも時間は掛かるものの約7秒前後で切り替わっており、特段遅くは感じなかった。
輝度、コントラスト、シャープネス等細かく調整可能
輝度、コントラスト、シャープネス、カラーモード、ブルーライトカット、色温度等、細かく設定できる項目を搭載。
左から輝度(デフォルト:50/1段階ずつ調整可)、コントラスト(デフォルト:50/1段階ずつ調整可)、シャープネス(デフォルト:0/1段階ずつ調整可)。
カラーモードではデフォルトが「標準」となっており「写真」、「ゲーム」、「映画」から選択が可能。
色温度ではデフォルトが「標準」となっており「寒色」、「暖色」、「ユーザー」から選択が可能。
アスペクト比も設定可、古いPCやAV機器でも安心
アスペクト比はデフォルトが「全画面(16:9)」となっており「オリジナル」、「4:3」の選択が可能。
古いAV機器でHDMI入力をする場合は4:3、もしくはオリジナルを選択することで横の強制的な伸びを抑えることが出来るため、必要に応じて利用すると良いだろう。
音量設定
3.5mmイヤフォンジャックから出る音量(デフォルト:50/1段階ずつ設定可)の設定が可能で、別の設定画面で「ミュート」も可能だ。
HDMI入力設定
- HDMI機器を便利に使う – SONY ヘルプガイド
- 「HDMI CEC」――AV機器メーカーによる囲い込みポイント – ITMedia
HDMI入力の設定で「Auto Serch(入力自動切換え)」のON/OFF、CEC Mode(HDMI機器制御機能)のON/OFFが可能だ。
まとめ
・他社にはない「縦、横置き」にも対応
モバイルディスプレイで縦、横置きの両対応の製品は皆無に近く、用途に応じて切り替えできる。
・カバースタンドの利便性は予想以上
カバースタンドは縦、横置き以外にも角度調整や、ディスプレイ面を裏返しにする事で一番弱いディスプレイ面を守ることが出来るため、利便性が高く常に持ち運ぶべき製品と言えそうだ。
・ビジネス利用も有りだが、ゲーム、AV機器用のディスプレイとしても十分利用できる
モバイルモニター=出張用、ビジネス向けと思われることも多いが、HDMI入力が出来るためゲームやスマートフォン、AV機器の入力用のディスプレイとしても十分に利用できる。
・映り込みの少ない非光沢パネル採用で字も大きく見やすい
非光沢、IPSパネルを採用しているため映り込みが少なく、13.3インチ、フルHD(1920×1080)といった無理のない解像度で字も大きいため視認性が高い。
・文句なしの実用性、欲を言えばType-C化して欲しい
創意工夫されたカバーやディスプレイの縦置き時のビデオ入力端子の方向、5V/1Aでも動作する等文句なしの実用性となっているものの、入力端子はType-Cにも対応して欲しいと感じた。
こちらのレビューはレビューズを利用したサンプリングレビューとなります。
購入は以下より
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