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- 5.5インチのWindows搭載ゲーミングデバイス「GPD Win」の外観をチェックする – Re;con-ReviewDays
本日何の連絡もなしにINDIEGOGOで出資していたWindows搭載ゲーミングデバイス「GPD Win」が到着したため、取り急ぎ外観のレビュー行っていく。
- IndiegogoにてQWERTYキーボード、ジョイスティックを搭載した5.5インチハンドヘルドPCが登場 – Re;con-Review Days
スペック類は別記事にて表記しているためそちらを参照。
パッケージ及び付属品一覧
パッケージは想像以上に高級そうなものになっており、想像以上に高級感はある。
<付属品一覧>
・取扱説明書兼保証書 (一部日本語表記有)
・GPD Win本体
・液晶保護シート
・USB→Type C充電ケーブル
・イヤフォン
・コンセント→USB 2.5A変換充電アダプタ
充電はUSB Type Cを用いるため、Type C対応ケーブルやAC充電器も付属していた。
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その為、実際買い足すとすれば高速な大容量のmicro SDXCカードやGPD Winを収納するケースぐらいだろうか。
充電器
充電器は日本向けのコンセントの仕様となっており、コンセント先の変換は必要無い。
型番は「SAPA05013JP」となっており、5V 2.5A出力が可能でPSEのロゴ入りとなっていた。
・深圳市鹏盛烨電子株式会社 – PSY 公式
製造元は「SHUENZHEN PENGSHENGYE ELECTRONIC CO., LTD(深圳市鹏盛烨電子株式会社)」となっており、日本向けのPSE対応アダプタ類を製造、販売している会社のため比較的安心して使えそうだ。
本体外観
ゲーミングデバイスと謳っているだけあってアナログの十字キーやスティック、側面にはL1/L2、R1/R2ボタン、QWERTYキーボード(英字配列)、ABXYボタンなども備える。
ディスプレイ
ディスプレイは5.5インチHD解像度(1280×720)、IPS液晶、10点マルチタッチ対応となっており、スマートフォンに比較的よく採用されているフルHD相当のパネルに比べると解像度が物足りない。
但しWindows 10の100%表示で5.5インチHD解像度の場合かなり字が小さくなるため、無理に負荷が上がるフルHD解像度ではなく、妥協点のHD解像度を選択したのは結果的に良かったのかもしれない。
IPS液晶を採用しているためか、左右角度を付けたり、縦持ち横持ちをした際の視野角の悪さは一切なく良好といえる。
気になるのはタッチ対応のための光沢処理で、映り込みと指紋の目立ちやすさがある。
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液晶保護シートは指の滑りやすさ、指紋の付きにくい非光沢のタイプを選んだほうが良いかもしれない。但し画質はかなり落ちてしまうためトレードオフになるだろう。
ディスプレイヒンジ
ディスプレイのヒンジは最大180度まで開閉が可能で、途中150度付近(画像3枚目)で一旦止まる形となる。
加速度センサーが内蔵されているためディスプレイを持つ向きへと画面が回転するため、縦持ち、横持ち色々な使い勝手が可能だ。
因みにだが、USB 3.0ポートにUSBメモリ類を挿していると干渉して180度まで倒せなくなる可能性があるため注意したい。
キーボード
キーボードは英字配列で、凹凸のある押しやすいキーボードとなっている。
クリック感のあるキーボードだが、ノートパソコンに多いメンブレンのような押し心地ではなく、即スイッチがある浅いキーボードだと思われる。
スマートフォンで例えるならばBlackBerryのハードウェアキーボードに似ており、各キー弧を描くような傾斜が付けられている。
キーボード中心にある3つのモード変更により、Directinput、マウスモード、Xinputの切替が可能。
基本的には一番真ん中のマウスモード(アナログ十字キーでカーソル操作)がメインになりそうだ。
スティック
スティックは左右1つずつスティックが用意されているが、こちらはキーボード真ん中にあるモード切り替えの「マウスアイコン」に合わせることで利用が可能となる。(画像2枚目参照)
スティックは360度回転し、マウスモードでは自由にマウスカーソルを動かすことが出来る。但しWindows上でカーソルを動かせるのは「右側のスティック」のみとなる。
スティック自体にクリックモードはなく、Thinkpadの乳首のような使い勝手は期待できない。その代わりとは言ってはなんだが左右のL1/L2、R1/R2ボタンが左クリック、右クリックに割り当てられているため、そちらで代用は可能だ。
背面、入出力ポート
左から
・R1スイッチ
・R2スイッチ
・充電対応USB Type C (他機器接続可)
・Mini-HDMI出力
・microSDカードスロット
・USB 3.0 Type A端子
・3.5mmイヤフォン出力
・L2スイッチ
・L1スイッチ
となっている。
GPD Winの基本的な入出力ポートは全て背面に結集されている。
充電用ポートはUSB Type Cとなっており、Cherry Trailの8インチタブ系に多い「充電端子とOTGポートが同じ」ということはなく、別にUSB 3.0 Type A端子があるため「充電しながらUSB機器が利用可能」だ。
5.5インチというコンパクトなPCながら、USB Type A端子が標準装備となる10インチタブレット級の扱いが出来るのは驚きだ。
因みにだがTwitterの方ではUSB Power Delivery対応ハブで充電できたとの報告もあるようだ。
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充電端子が現状扱いにくいType Cとはなっているが、スマートフォンでも採用が広がっており、価格もUSB 2.0ケーブル並に下がってきているため時間が解決してくれるに違いない。
映像出力は仕様変更によりHDMI→Mini-HDMIとなったため少々利用しにくくなった。
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といってもモバイルデバイスで頻繁に外部出力を使うならばMiraCastを利用すべきだし、出力する場合は700円前後でケーブルも手に入るため、妥協点だろう。
microSDカードスロット
microSDカードスロットは最大128GBまでサポートしている模様。
但しUHS-Iなどへの対応は謳われておらず、CherryTrail搭載タブレットの殆どがUSB 2.0相当の速度(Seq 27MB/s前後)となっているため、バックアップ、及びデータ用ストレージとして考えている人たちにはお勧めできない。
後の検証によりUHS-I相当のパフォーマンスが確認できたため訂正。但しmicroSDXC 128GB以上の対応については不明。
背面
背面にはファンの速度切り替えスイッチ、吸気口のみとなっている。
技適通過予定とのことだったが、当方が入手したロットでは背面に技適のロゴ、番号などは記載されていない。
吸気ファンの速度は「停止、中速、高速」の3パターンから設定が可能。
CherryTrailの上位の石となる「Atom x7-Z8700」を採用しており、ヒートシンクは取り付けてあるものの連続稼動時にはオーバーヒートする可能性もあるため基本的には「中速」をお勧めしたい。
というのも「高速」でファンを回した場合、高音が目立ち、スペックの割にはうるさいPCとなってしまうため、静音かつバランスの取れた冷却性能を誇る「中速」が一番だと個人的には感じる。
因みにだがこのスイッチのツマミが異常に硬い。壊れるかと思えるほどに。
次回は簡単なベンチマーク類の検証を行っていきたい。もう暫くお待ちを。
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購入は以下より
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