A-DATA Premier SP550 240GB「ASP550SS3-240GM-C」のパフォーマンスを検証する #ADATA #SSD #自作PC

Premier SP550 ソリッドステートドライブ – A-DATA 公式

ADATA Premier SP550 ソリッドステートドライブ 240GB ASP550SS3-240GM-C – Amazon.co.jp

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A-DATAよりコストパフォーマンスに優れる2.5インチ240GB SSD「ASP550SS3-240GM-C」を提供して頂くことが出来たため、レビューを行っていく。

 

 

 

スペック一覧

 

Premier SP550 ソリッドステートドライブ 仕様 – A-DATA 公式

 

メーカー A-DATA
型番 ASP550SS3-240GM-C
形状 2.5インチ
厚さ 7mm厚 (9.5mmアダプタ付属)
SATAバージョン SATA 3.0 (6Gbps)
NAND A-DATA印 TLC NAND
コントローラー Silicon Motion SM2256K
キャッシュ Nanya DDR3L-1600 128MB
(NT5CC128M16IP-D1)
Seq最大読込 560MB/s
Seq最大書込 510MB/s
ランダム読込 75,000 IOPS
ランダム書込 75,000 IOPS
MTBF (平均故障間隔) 150万時間
3.5インチブラケット 付属なし
重量 47.5g
ソフトウェア Acronis True Image 2013 機能限定版
メーカー保証 3年保証
メーカーURL URL

 

SMI (Silicon Motion)製のコントローラー「SM2256K」TLC NANDを搭載したコストパフォーマンスに優れるSSDとなっている。

付属品では7mm厚→9.5mm厚変換アダプター、データ移行用のAcronis True Image 2013 OEM版が付属しているため、安価ながら初めてSSDを導入する方でも安心して購入できる製品だろう。

 

 

 

 

各モデル別パフォーマンス比較表

今回レビューする容量は240GBモデル「ASP550SS3-240GM-C」となるが、SP550シリーズはこの他にも120GB、480GB、960GBの計4モデルがラインナップされている。

 

  Seq読込 Seq書込 4Kランダム読込 4Kランダム書込
120GBモデル
ASP550SS3-120GM-C
560MB/s 410MB/s 60,000 IOPS 70,000 IOPS
240GBモデル
ASP550SS3-240GM-C
560MB/s 510MB/s 75,000 IOPS 75,000 IOPS
480GBモデル
ASP550SS3-480GM-C
560MB/s 510MB/s 75,000 IOPS 75,000 IOPS
960GBモデル
ASP550SS3-960GM-C
520MB/s 490MB/s 80,000 IOPS 35,000 IOPS

 

パフォーマンス類をチェックすると240GB/480GBがSP550シリーズの中で一番性能が高く設定されており、価格面を考えると240GBモデル「ASP550SS3-240GM-C」コストパフォーマンスが最も高いと言えるようなラインナップとなっている。

 

 

 

 

パッケージ及び付属品一覧

 

パッケージは小型で持ち帰りやすいサイズとなっており、背面には最大読込560MB/s、最大書込510MB/s等のスペックが簡易で表記されている。

 

 

<付属品一覧>

・7mm厚→9.5mm厚変換アダプター
・SSD本体
・SSD Quick START GUIDE
・Acronis True Image 2013 OEM版
※Webからシリアルキーを入れ、インストールする方式

 

付属品は必要最低限となっているものの、データ移行用のAcronis True Image 2013 OEM版や、9.5mm厚変換アダプターが付属するのは嬉しい。

但し3.5インチHDDに取り付けるアダプターは付属しない点には注意したい。

 

 

 

 

外観

 

表面のシール部分側はプラスチック、背面はアルミとなっておりコストカットが伺える

またネジ類も表面、裏面からは確認できず上下からはめ込むタイプのSSDケースのように見える。

 

 

 

 

SATA 3.0 (6Gbps)に対応

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SATA 3.0 (6Gbps)に対応しており、Seq最大読込560MB/s、Seq最大書込510MB/sというハイエンドSSD並のパフォーマンスを持つ

従来のSATA 1.0 (1.5Gbps)、SATA 2.0 (3Gbps)にも下位互換対応しているものの、上記のようなパフォーマンスは発揮できないことに注意したい。

 

 

 

 

 

保証シールについて

保証シールはSSD左側面に添付されており、分解時に必ず剥がさなければならない部分となる。

3年間のメーカー保証が付属している製品となるため、最低限3年間開封は我慢すべきだろう。中身が気になる方はこの後に分解レビューを行うため、そちらを参照していただきたい。

 

 

 

 

分解を行ってみる

コントローラーやNAND類が気になる方も多いかと思うので分解を行った。

分解方法はA-DATAと記載のあるシール部分の下に隠しネジが1つ搭載されており、それを外した後周りから外していく形となる。

 

隠しネジには気付きにくいため、注意が必要だ。

 

 

分解してから気付いたが、画像左のA-DATAのシールが貼ってあった部分は「アルミ」で、画像右側の黒い部分が「プラスチック」となる。

 

 

 

 

 

取り外したSSD基板本体。

表にはNAND×4、裏面にはNAND×4、コントローラー、キャッシュが並ぶ。

 

基板からNANDが表4枚、裏4枚削られているが、これは恐らく上位モデルの480GB版用(ASP550SS3-480GM-C)かと思われる。

 

 

 

 

搭載チップ類

 

 

 

コントローラー Silicon Motion SM2256K
NAND A-DATA刻印入りNAND×8枚 (32GB×8)
キャッシュ NANYA DDR3L-1600 256MB
基板コード 65MATZA5

 

 

 

 

CrystalDiskInfo

CrystalDiskInfo 7.00を使用している。

ファームウェアは「P0330AA」、対応機能は「SMART/NCQ/TRIM/DevSleep」となっている。

 

開封後即接続しチェックしたはずだが、総書込量(NAND)が「577GB」、電源投入回数が「6回」となっていたため、恐らく出荷前の動作チェックが行われた製品だと思われる。

 

 

 

 

OS認識後の容量

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240GBのSSDはOS認識後「223.57GB」となる。

 

 

 

 

検証環境

 

CPU Intel Core i7-5960X 3.0GHz
Mem Crucial DDR4-2133 8GB×8
SSD C Intel 730Series 480GB (SSDSC2BP480G4)
HDD D WesternDigital 3TB (WD30EZRX-00D8PB0)
SSD F A-DATA SP550 240GB (ASP550SS3-240GM-C)
M/B MSI X99S SLI Plus (1.C0)

 

X99のSATA3ポートに「ASP550SS3-240GM-C」を接続し検証を行った。

 

 

 

 

CrystalDiskMark 5.1.2 x64 Random 50MB~1000MB

 

  公証スペック CDM実測
Seq Q32T1 最大読込 560MB/s 558.6MB/s
Seq Q32T1 最大書込 510MB/s 495.5MB/s
Seq 最大読込 560MB/s 518.2MB/s
Seq 最大書込 510MB/s 461.4MB/s

 

公称スペックがSeq最大読込560MB/s、Seq最大書込510MB/sとなるが、CrystalDiskMark 5.1.2 x64 Randomでは概ね公証に近いパフォーマンスが出ている

Seq書込についてはあと一歩のようだが、誤差と判断してもよいスコアーだと思われる。

 

 

 

 

ATTO Disak Benchmark v3.05

左:デフォルト
右:Force Write Access ON

 

公称スペックがSeq最大読込560MB/s、Seq最大書込510MB/sという数値はATTO Disk Benchmarkで計測された結果と公式サイトに記載があるが、確かに殆どそれに近いパフォーマンスが確認できた

デフォルトの計測結果で32MB時の書込速度の低下がやや気になるものの、Force Write Access ON時には速度が戻っているところから単なる落ち込みのように感じられる。

 

キャッシュサイズごとの波形は全体的に安定しており、容量によってのパフォーマンスのばらつきは少なそうに思える。

 

 

 

 

AS SSD Benchmark 1.9.5986.35387

 

  

ファームウェアの完成度を測ることが容易な画像2枚目のCompression Benchmarkに注目していただきたい

ATTO Disk Benchmarkでは大きなパフォーマンス変化は感じられなかったが、書込み時の50%以降ややパフォーマンスにゆらぎが発生していることが確認できる。

50%以降の揺らぎとなるため、連続的な書込にはやや不得意なのかも知れない。

 

 

 

 

安価に購入できるSSDとしては十分に優秀なパフォーマンス

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240GBで約6,000円~7,000円で購入できる最廉価モデルの中ではパフォーマンスの安定性も悪くなく、HDDの代替用には十分すぎるコストパフォーマンスを誇る

連続書込み時にやや安定性に欠けるようだが、これだけの連続書き込みを行うことはまずないかと思われるので気にする必要はないだろう。

 

 

 

 

故障時のRMA申請もWebから簡単に

A-DATA メンバー登録 – A-DATA 公式

RMA リクエストの送信 – A-DATA 公式

3年間保証という必要十分な保証もあり、RMAの手続きもWebで会員登録後、SSDのワランティーコード、購入日、購入場所を入力しておくと対応して貰いやすい部分も他メーカーにはない特徴と言えそうだ。

 

 

 

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