・Intel NUC Kit NUC5i3RYK (BOXNUC5I3RYK) – Intel 公式
・Mini PC Intel NUC Kit NUC5i3RYK (Next Unit of Computing) M.2 SSD対応モデル – Amazon.co.jp
・Intel Core i5-5010U、DDR3、M.2搭載 NUC Kit NUC5i3RYK – 楽天プロダクト 最安比較
Intelから発売されている第5世代CPU「Core i3-5010U (Broadwell)」を搭載するNUC「BOXNUC5i3RYK」を入手する機会があったため、外観レビューを行いたい。
仕様一覧
メーカー | Intel |
型番 | BOXNUC5i3RYK |
CPU | Intel Core i3-5010U 2.1GHz (Core i第5世代、Broadwell) |
iGPU | Intel HD Graphics 5500 300MHz~900MHz |
RAM | DDR3L SODIMM×2スロット (DDR3L 1.35Vのみの対応) |
SSD | M.2 (PCI Express 2.0×4 20Gb/s接続) |
Network | IEEE 802.11ac/a/b/g/n + Bluetooth4.0 (Intel Dual Band Wireless-AC 7265 オンボード、取り外し不可) |
その他 | 前面:USB 3.0×2 (内1ポートは常時充電ポート)、赤外線センサー、3.5mmイヤフォン/マイクコンボジャック 背面:USB 3.0×2 内部:USBピンヘッダ、SATA3対応ポート×1 |
出力 | Mini-HDMI 1.4a (4K 30Hz迄)、Mini-Display Port 1.2 (4K 60Hz対応) |
付属品 | 19V 65W ACアダプタ、VESAマウントブラケット、ネジ、取説類 |
保証 | メーカー3年保証 |
公式URL | URL |
Intelの超小型PCのNUCシリーズの一つで「Core i3-5010U、M.2 SSD搭載版」となる。
特徴としては第5世代のCore iシリーズ「Broadwell」を搭載し、新たにM.2 (PCIe 2.0×4接続)のSSDが利用可能となったため、シーケンシャルリード1000MB/s超えが可能なSSDを搭載可能となった点が目新しい。
またオンボードがIntel HD Graphics 5500 (300MHz~900MHz)と従来のHaswell世代に比べ強化されており、オンボードのディスプレイ出力がMini-Display Port経由で4K 60Hzに対応。更にMini-HDMI 1.4aと組み合わせることでデュアルディスプレイが可能となっている。
パッケージ及び付属品一覧
パッケージは従来と大きく変わらず、非常にコンパクト。
パッケージから製品の外観や搭載ポート類が分かる解説は非常にありがたい。他社も是非追従して頂きたい例となるパッケージだ。
Haswell世代のNUCまで搭載されていた「IntelのCM音を鳴らすギミック」はこの世代から廃止されたようで、パッケージを開けても何の音も鳴らなかった。
<付属品一覧>
・取説類
・100×100 VESAアーム用アダプタ
・ACアダプタ (19V 65W FSP製)
・Intelプロセッサシール
・VESAアームアダプタ用取り付けネジ
・各国利用可能なコンセントアダプタ
・NUC本体
全世界で共通のパッケージにするためなのか、初めから各国向けのACアダプタの先端が用意されているのはありがたい。
NUC 外観
NUCのサイズは非常にコンパクトで、横幅はiPhone 6s 約1.5台分のサイズ、高さはiPhone 6s 約3台分となっている。
VESAアームに固定して利用することを考えられたサイズのため、置き場所に困らない。
NUC 前面
前面にはUSB 3.0×2ポート (内黄色の1ポートは電源OFFでも給電可能な常時給電ポート)、3.5mmイヤフォン/マイク入力コンボジャック×1、赤外線ポートとなっている。
赤外線ポートは何の用途か不明だが、ドライバーは提供されている。
NUC 側面
NUCの側面には排気、吸気口が備えられおり、向かって右側にケンジントンロックが搭載されている。
なお、吸排気口と記述しているが、NUC 背面に排気口が有るため殆どは吸気口に近いと思われる。
NUC 背面
背面にはACジャック、Mini-DP 1.2出力(4K 60Hz対応)、有線LAN (Gigabit Ethernet)、USB 3.0×2、Mini-HDMI 1.4aが搭載されている。
ディスプレイ出力はMini-DP、Mini-HDMIとなり、デュアルディスプレイに対応している。
但し4K 60Hz出力の場合はMini-DPのみ対応となり、Mini-HDMIでは60Hzは出せないため注意して頂きたい。
強化されたオンボードグラフィック
iGPU/世代 | Core i第4世代 Haswell (i3-4010U) | Core i第5世代 Broadwell (i3-5010U) |
製造プロセス | 22nm | 14nm |
iGPU | Intel HD Gpraphics 4400 | Intel HD Gpraphics 5500 |
iGPUクロック | 200MHz~1GHz | 300MHz~900MHz |
EU数 | 20基 | 24基 |
Direct X対応 | 11.2/12 | 11.2/12 |
Core i第4世代Haswellと第5世代Broadwellの簡単な比較表を作成した。
Haswell、Broadwellの世代では使用されるCPUによって搭載オンボードグラフィックの仕様が大幅に異なるため、今回は同等と思われる「Core i3-4010U (Haswell)」と「Core i3-5010U (Broadwell)」のiGPUを比較している。
iGPUはi3-4010UがHD4400、i3-5010UがHD5500となっており、演算ユニット数が20基から24基へと上昇した分だけiGPUクロックが200MHz~1GHzから300MHz~900MHzへと下げられている。
NUC 裏面
裏面には分解に必須な4つの底面ネジが備え付けられている。
分解などの詳細な記事は今後上げる予定なので、そちらで解説する予定だ。
ACアダプタ
冒頭でも述べたようにACアダプタの先端は交換可能な仕様となっており、4種類のAC先が付属する。
先端の交換着脱は非常に簡単で、画像2枚目のように向きを整えて挿し込むだけで完了する。
ACアダプタはFSP製の「FSP065-10AABA」を採用しており、入力100-240V 1.5A 50-60Hz、出力19V=3.43A 65W MAXといった仕様だ。
正直65W ACよりも45W ACで十分のはずだが、コストを抑えるためかCore i5モデルと同様のACを採用しているのだろうと思われる。
ACアダプタのサイズは65W品ながらノートパソコン向けのもの並みにコンパクトで、Apple iPhone 6sよりも小型で軽量となっているため持ち運びやすい。
その他の検証項目については別記事にてアップ予定のため、そちらをお待ちいただきたい。
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