・ASRock N3150B-ITX – ASRock 公式
・ASRock N3150B-ITX 検索 – Amazon.co.jp
・ASRock N3150B-ITX 検索 – 楽天市場 最安順
ASRock製のCeleron N3150をオンボードで搭載するマザーボード「N3150B-ITX」を入手することが出来たため、簡単に外観のレビューを行いたい。
パッケージ及び付属品一覧
<付属品一覧>
・マザーボード本体
・ドライバディスク
・Quick Installation Guide
・SATA3対応ケーブル ×2本
・I/Oパネル
付属品は必要最低限のもののみとなっており、低価格に貢献している。
マスタードシード取扱のみ2年間の代理店保証が付属
・ASRock製品 保証規定 – マスタードシード株式会社 公式
マスタードシード取扱のASRockのマザーボードに関しては2年間の保証が付属しており、他メーカー、代理店に比べ1年長くなっているのが特徴。
長期間の利用を考えている方には安心の保証期間だ。
マザーボード外観
・Intel Celeron Processor N3150 (2M Cache, up to 2.08 GHz) – Intel ARK
Intel製のオンボードCPU「Celeron N3150 1.6GHz~2.08GHz」を搭載しており、CPUのTDPは6Wと非常に低く設計されているためファンレス構造を実現している。
全世代とCPUスペックを比較
・Intel Celeron J1900、Celeron N3150比較 – Intel ARK
・【イベントレポート】Intel、14nmのCherry TrailをAtom x7/x5として正式発表 ~GPUが大幅に性能向上 – PC Watch
CPU名 | Celeron J1900 | Celeron N3150 |
アーキテクチャ | BayTrail | Braswell |
コア数/スレッド数 | 4C/4T | 4C/4T |
周波数 | 2GHz~2.42GHz | 1.6GHz~2.08GHz |
L2キャッシュ | 2MB | 2MB |
製造プロセス | 22nm | 14nm |
TDP | 10W | 6W |
対応メモリ | DDR3L-1333 (デュアルチャンネル) |
DDR3L-1600 (デュアルチャンネル) |
最大メモリ | 最大8GB | 最大8GB |
GPU | Intel HD Graphics 第7世代 (Ivyベース) |
Intel HD Graphics 第8世代 (Broadwellベース |
GPU周波数 | 320MHz~640MHz | 688MHz |
GPU実行ユニット数 | 4 | 12 |
Direct X | Direct X 11 | Direct X 11.1 |
SATA | SATA2.0 ×2ポート | SATA3.0 ×2ポート |
出力ディスプレイ数 | 最大3台 | 最大3台 |
HDMI | HDMI 1.4a | HDMI 1.4a |
PCI Expressレーン | PCI Express 2.0×4レーン | PCI Express 2.0×4レーン |
簡単にだが、全世代のBaytrailこと「Celeron J1900」との比較を表にて行っている。
BayTrailからBraswellに進化したことで製造プロセスは22nmから14nmへ移行。それに伴いメモリ周りやオンボードグラフィックスに改良が入り、メモリ周りはDDR3L-1333からDDR3L-1600へ、オンボードグラフィックスはIntel HD Graphics Gen7 (Ivyベース)からIntel HD Graphics Gen8 (Broadwellベース)へと進化し、実行ユニット数は4から12へと大幅にパワーアップされている。
BayTrailからBraswellの進化はCPUコアよりもGPUコアがメインであることが分かる。
オンボードCPU
オンボードされているのはIntel製の「Celeron N3150 1.6GHz~2.08GHz」で、4コア4スレッド、TDP 6Wといったスペック。
Atom譲りのTDPの低さと前世代のBayTrailよりサウスブリッジを統合したため、実質1チップで動作する形となり、ファンレス動作が可能となっている。
CPU用の4ピンは要らず、ATX24ピンのみで動作
Pentium 4以降からCPU用の電源として殆どのマザーボードに搭載されることの多かったCPU用電源「4ピン」だが、「N3150B-ITX」には搭載されておらず、ATX24ピンのみとなっている。
省電力になったためか、よりACアダプタで動かしやすくなったと言えるだろう。
メモリスロット
・ASRock N3150-ITX スペック一覧 – ASRock 公式
・Intel Celeron Processor N3150 (2M Cache, up to 2.08 GHz) – Intel ARK
「N3150B-ITX」の基板上にはノートPC用のメモリスロット「DDR3 SODIMM」が2本用意されている。
通常Celeron N3150のサポートされているメモリは「DDR3”L”-1600迄」となっているが、「N3150B-ITX」の対応メモリは「Supports ”DDR3”/DDR3L 1600/1066 non-ECC, un-buffered memory」と記載されており、通常電圧のDDR3も利用できるようになっている。
試しにMicron製のDDR3-1600 SODIMM 8GB×2を挿し、検証を行ったが問題なく動作していた。
なおメモリの動作電圧はBIOSから設定可能で「1.35V/1.56V」から選べるようになっている。
拡張スロット
・アースソフト PT3 PCI Express×1接続 地上波/BS/CS TVチューナー – Amazon.co.jp
・玄人志向 SATA増設カード PCI Express×1 – Amazon.co.jp
拡張スロットはPCi Express 2.0×1のみとなっており、TVチューナー(PT3、PX-W3PE)やSATAポートを増やすRAIDカード等を挿すのが主になるだろう。
エッジフリーではないため、PCI Express×1以外は使用できない。
SATAポート
SATAポートはSATA3.0 (6Gbps) ×2ポートのみとなっており、録画サーバーやNASのような運用をするには心もとない。
前世代のBayTrailまではSATA 2.0 (3Gbps)×2ポートまでの対応だったが、今回のBraswellよりSATA 3.0 (6Gbps)となり、SSD接続時でもパフォーマンスを活かせるようになっている。
拡張スロットのPCI Express 2.0×1を使ってSATAポートを増やすRAIDカードを使用するのが主になるだろう。
I/Oパネル
左から
・PS/2 ×2ポート
・プリンターポート
・シリアルポート
・D-Sub
・HDMI 1.4a
・USB 2.0 ×2
・USB 3.0 ×2
・有線LAN (Gigabit Ethernet)
・3.5mm 8chサウンド
PS/2ポートが2ポー ト (マウス/キーボード)、シリアルポート、プリンターポートを搭載しているためレガシーな環境でも利用できる。
映像出力はオンボードでD-SubとHDMI 1.4aのデュアルディスプレイが可能だ。
但しHDMIのバージョンは1.4aまでとなるため、4K 60Hzの出力は行えない。また公式サイト上では2560×1600までのサポートとなっているため、4Kディスプレイの運用を考えている方は注意していただきたい。
ピンヘッダ周り
・ASRock N3050B-ITX Manual – ASRock 公式
※PDFファイル注意
PowerボタンやReset、Power LED等の簡単なピンに関してはマザーボード上に記載されている。
Power LEDのピンは2本のものが用いられており、3ピンでまとまったタイプは利用できない。
なお、各部分の詳細は上記公式マニュアルの5ページ目に記載されている。
裏面
裏面にコンデンサ類は無し。
搭載しているチップ類
・nuvoTon NCT6792D:スーパーI/Oチップ(温度・ファン速度制御チップ)
・Realtek ALC887:オンボードサウンドチップ
殆どの機能がオンボードで搭載されているため、こういった外部チップは非常に少ない。
次回はBIOSやベンチマークなどを詳細にチェックしていく。
・ASRock N3150B-ITX – ASRock 公式
・ASRock N3150B-ITX 検索 – Amazon.co.jp
・ASRock N3150B-ITX 検索 – 楽天市場 最安順