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- Cooler Master、コンパクトな新CPUクーラー「Hyper D92」の外観をチェックする – Re;con-ReviewDays
前回の外観レビュー記事に続き、Cooler Masterより92mmファンを2つ搭載した小型なCPUクーラー「Hyper D92」の使用感をチェックしていく。
LGA2011-v3でも問題なく取付可能
公式サイトには記載がなかったものの、LGA2011-v3のソケットでもLGA2011からサイズが変わったというわけではないため、問題なく取り付けすることが出来た。
メモリとの干渉は見られず
CPUクーラー自体が小型なため、クーラー用のファンとメモリが干渉することはなく、問題なく取り付けられた。
ヒートシンクが高めのものでも干渉する危険性はまず無いだろう。
GPUとの干渉も問題なし
他CPUクーラーによっては横幅が大きくなってしまい、GPUの基板との接触してしまうことがあったが「Hyper D92」は非常にコンパクトな設計となっているため、一切問題がなかった。
また、CPUファンの固定も専用のプラスチックを用いるため、ファンクリップ式に比べ、出っ張ることがなくコンパクトである。
リテンションとの固定が少々気になる
筆者が検証したLGA2011-3環境では、CPUクーラーとリテンションを固定するために2点のネジ止めを行うのだが、そのネジの長さが短く、余裕を持って固定をすることが出来なかった。
もう少しネジの長さがあればCPUクーラーの固定も余裕があって、より取り付けやすくなったのでは?と感じる。
ではお待ちかねのベンチマークレポートへと移る。
検証環境
CPU | Intel Core i7-5960X 定格 |
Mem | AVEXIR DDR4-2400 4GB×4 (AVD4U24001604G-4M) |
SSD | A-DATA SP920 256GB (ASP920SS3-256GM-C) |
M/B | GIGABYTE GA-X99-Gaming5 |
今回はX99プラットフォームを用いて検証した。
クーラーの比較対象としてはAntec製の12cmラジエーターを搭載する簡易水冷「KUHLER-H2O-620」と比較することにした。
なお、検証用ソフトは「OCCT 4.4.1」の「CPU:LINPACK」、30分間のテストとなる。
検証結果
Cooler Master Hyper D92 |
Antec KUHLER H2O-620 |
|
最低温度 | 約23度 | 約23度 |
最高温度 | 約55.5度 | 約68度 |
※検証結果はソフトウェア読みとなり、正確ではない可能性があるため敢えて「最低/最大温度」といったスコアーを取っている。
結果から見るに「Hyper D92」は「KUHLER-H2O-620」より高負荷時により冷え、Core i7-5960Xという高発熱なCPUも安心して冷やせていることが確認できた。
小型且つ、ファン速度が自在のCPUファン
92mmファンを2個搭載しつつも、約636gというコンパクトなクーラーに仕上がっており、メモリ周りへの干渉も少ない。
また、ファンの風量調整が幅広い為、マザーボード側の制御次第で冷却する時は冷却。静音にする場合は静音といった使い分けが可能な点も魅力だ。
図解も多く、初心者に勧められるCPUクーラー
取扱説明書に記載されている取り付け方法は全て図解入りとなっており、付属品一覧も一番初めに目につく場所にある。
付属品の確認から、ソケットごとの必要パーツも確認できるため、万人向けのCPUクーラーといえるだろう。
Core i7-5960Xも安心して冷やせるCPUクーラー
今回は高発熱なCore i7-5960Xを使って検証を行ったが、最低約23度、最高約55.5度という好成績な冷却能力を見せつけられた。
Core i7-5960XのTDPが140Wとなっており、その他のCPUに比べ発熱が大きいもののため、他CPUでも安心して冷却を任せることが出来るかと思う。
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