・Intel Haswell-E 5960X Review and Overclocking Benchmarks – Digital Storm Unlocked
・Haswell-EことIntel Core i7-5960Xのベンチマークがリーク、Cinebench R15のマルチスレッドで3960Xを大きく上回る結果に – Re;con-ReviewDays
明日に発表を控えたHaswell-EことIntel Core i7-5960Xですが、ようやくオーバークロックされたベンチマークがリークされました。
検証環境は以下のとおり。
CPU | Intel Core i7-5960X (8C16T/3.0GHz~3.3GHz) |
Mem | DDR4-2800 4GB×4 (Corsair Vengeance LPX) |
M/B | ASUS X99 Deluxe |
GPU | nVidia GeForce Titan Z |
CPUクロックは定格の3.0GHz~3.3GHzから4.6GHzまでオーバークロックされ、Ivy-Eの4960XやHaswell Refreshのi7-4790と比較されています。
i7-5960X 4.6GHz OC |
i7-5960X 定格 |
i7-4960X 4.6GHz OC |
i7-4960X 定格 |
i7-4790 4.8GHz OC |
|
アイドル時 消費電力 |
193W | 133W | 187W | 167W | 128W |
負荷時 消費電力 |
458W | 221W | 355W | 293W | 259W |
アイドル時 温度 |
33℃ | 29℃ | 37℃ | 30℃ | 26℃ |
負荷時 温度 |
79℃ | 41℃ | 62℃ | 48℃ | 79℃ |
Ivy-Eの6コア12スレッドの4960Xと比較すると、8コア16スレッドへとコア数が増えたにも関わらず、アイドル時の消費電力が約30W削減、負荷時も約70W削減できています。
しかしCore i7-5960Xの定格時と4.6GHzの負荷時の消費電力を確認してみると定格時221Wのところ、4.6GHzへOCした状態ではほぼ2倍となる458Wとなっており、かなりVcore等の電圧調整を行ったように感じます。
消費電力は気になるところですが、4.6GHzまで回っている状態を見るとOC耐性はIvy-E相当と言えるでしょう。(但しESの記載やCPU-Zの画像はなし)
この他にもSiSoftのベンチマークや、Cinebench R15と言ったベンチマークもテストされています。
i7-5960X 4.6GHz OC |
i7-5960X 定格 |
i7-4960X 4.6GHz OC |
i7-4960X 定格 |
i7-4790 4.8GHz OC |
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SiSoft Arithmetic |
276.2 | 195.2 | 189.6 | 165.9 | 143.5 |
SiSoft Cryptography |
13.1 | 8.6 | 8.1 | 7.8 | 7 |
Cinebench R15 | 1745 | 1324 | 1161 | 1061 | 966 |
上記ベンチマークソフトはマルチスレッドを主としてスコアーの算出が行われているため、シングルスレッドの性能は不明ですが、6コア12スレッドから8コア16スレッドになったため、5960Xは4960Xに比べ約30%程スコアーが上昇していることがわかります。