・台風に負けるな!明日11時半より日本橋モノづくり拠点ROBOBAにてASUS最新製品展示や、組み立て実演イベントを開催 – Re;con-ReviewDays
8月9日、大阪日本橋の「日本橋モノづくり拠点ROBOBA」にて行われた「台風何それ?ASUS最新製品大阪上陸」に参加してまいりましたので、簡単なレポートをお伝えします。
今回開催されたのはPCワンズ2階ではなく、スペースを貸し出ししている「日本橋モノづくり拠点ROBOBA」で行われました。
イベントの内容は「自作PC組み立て実演」や「ASUS製品の新製品の展示」となっており、台風が来る手前、沢山の方々が来場されておりました。
今回はASUS製品の新製品展示を焦点に当て、ご紹介いたします。
- 1. STRIXシリーズ
- 2. 65度以下でファンが停止するGTX780搭載カード「STRIX-GTX780-OC-6GD5」
- 3. 50度でファンが停止するGTX 750Ti搭載カード「STRIX-GTX750TI-OC-2GD5」
- 4. STRIXファンはソフトウェア制御なのでは?
- 5. STRIX TACTIC PRO
- 6. STRIX PRO
- 7. STRIX DSP
- 8. STRIX CLAW
- 9. Maximus VII IMPACT
- 10. Maximus VII FORMULA
- 11. CROSSBLADE RANGER
- 12. ドライブレコーダー市場にも参入、FalconView Live
- 13. FalconView PRO
- 14. 秋葉原のイベントで展示されたコンセプトPCが一部展示
- 15. 車型PC「MAXIMINI」
- 16. コンセプトPC「SABRANCO」
STRIXシリーズ
今回ASUSはROG (Republic of Gamers)シリーズよりも安価で、ライトな層の方々にも使っていただけるようにと「STRIXシリーズ」というブランドを新たに立ち上げました。
「STRIX」とはフクロウを挿す単語で、グラフィックカードのみならず、ライトなゲーマーや一般の方にもにもお勧め出来る入力、周辺機器にも力を入れ、展開していく予定となっています。
65度以下でファンが停止するGTX780搭載カード「STRIX-GTX780-OC-6GD5」
「STRIX-GTX780-OC-6GD5」はNvidia GeForce GTX780 6GBを搭載したグラフィックカードで新クーラー「STRIX」を搭載しています。
こちらのグラフィックカードはアイドル時GPU温度が65度を下回る場合はファンが自動停止し、従来のグラフィックボードに比べ静粛性を向上させたモデルとなります。
65度を上回った場合は自動的にファンが回転を開始し、静かに冷却を行うという新しいクーラーです。
↑ 10mmヒートパイプを搭載、通常は6mm、8mmが一般的。
STRIXを搭載するクーラーにもASUS独自のGPUコアと銅芯を直接触れさせる「Direct CU」は搭載されており、GPUの発熱によってGPUクーラーの設計を変えているため、リファレンスクーラーに比べ38%冷却効率がアップし、静音性が強化。この他にも冷却性上昇により、ブーストクロックの伸び率がアップし、最大15FPSの上昇が見込まれるとのこと。
今回のイベントでSTRIXのファンを搭載する「STRIX-GTX780-OC-6GD5」の展示を暫く触らせていただける機会がありましたので、動画で撮影しております。
STRIXのファンがどういった動きをするのか気になる方は以下より。
・ASUS STRIXクーラーを搭載する「STRIX-GTX780-OC-6GD5」のクーラーを検証してみた – YouTube
アイドル時の温度は57度となっているため、ファンは停止しています。
しかしFFエオルゼアベンチを回し始めると65度を超えた為、片方のファンが回転し、その後もう片方も静かに回転開始。
最大71度まで上がりましたが、ベンチ終了後55度まで冷却後自動的にファンは停止しました。
説明員の方曰く「ベンチ終了後65度になった途端ファンを停止してしまうと65度を境にファンが動いたり、停止したりを繰り返しをしてしまうため、余裕を持って55度という温度でファンが停止するようにチューニングを行っている」とのこと。
50度でファンが停止するGTX 750Ti搭載カード「STRIX-GTX750TI-OC-2GD5」
STRIXクーラーを採用する「STRIX-GTX750TI-OC-2GD5」も展示されていました。
こちらのモデルはさきほどご紹介した「STRIX-GTX780-OC-6GD5」よりも更に15度低い50度以下でファンが停止する仕様となっており、より静音性が上昇しているモデルとなります。
STRIXクーラーも基板サイズとともに小型化されており、GPUコアから発せられる熱を2つのヒートパイプを通じて冷却される形となります。
STRIXファンはソフトウェア制御なのでは?
STRIXファンの制御は実はソフトウェアで制御しているのではないか?と思い、説明員の方に質問をしてみると「STRIXを採用しているグラフィックカードは基本的にドライバのみでファンの制御は行われる。なのでASUS純正のソフトを入れなくてもファン停止は行われる」とのこと。
簡単にいえばソフトウェア制御ではなく、ハードウェア制御ということがわかる。
補足として「STRIXを搭載しているグラフィックカードは4ピンないしは5ピンでファン制御が行われている。3ピンでは行えなかったPWM制御を可能とし、5ピンモデルでは片方のファンだけを回転させるということも出来るようになっている」とのこと。
STRIXを搭載するGPUクーラーは想像以上に完成度が高そうだと感じました。
STRIX TACTIC PRO
Cherry社の黒軸/青軸を搭載したライトゲーマー向けのマクロ搭載キーボードとなっており、バックライトやマルチメディアキーも搭載。
マクロのプロファイルはキーボード側とPC側両方に保存することが出来るとの事。
何気にバックライトを搭載しつつ、ゲーマー用を謳うキーボードは少なく、マルチメディアキーやマクロキーも搭載しているためゲーマー以外でも十分に便利そうなキーボードとなっています。
現時点では英字配列とはなっておりますが、「日本語配列も用意したい」とのこと。個人的に非常に気になるキーボードだと思います。
STRIX PRO
60mm径の大型ドライバーを搭載したゲーミングヘッドセットで、USB/3.5mm×2 (イヤフォン、マイク)の接続となります。
手元で簡単に音量調節が行え、マイクの取り外しも行えるモデルとなります。
ノイズキャンセル機能はUSBを接続することで利用可能で、ゲーム時にキーボードの音を混じらせることなく快適にボイスチャットなどが行えます。
STRIX DSP
60mm径の大型ドライバー搭載で、7.1ch、ノイズキャンセルに対応したヘッドセットで、手元で音量調整や、マイクの音量調整、ミュートなどが行える多機能コントローラーが搭載されています。
マイクの取り外しは簡単に行なえ、使わない場合は邪魔にならないデザインとなっています。
因みにですが、ヘッドセットの側面のオレンジ色の部分はこちらのモデルだけLEDが搭載されており、発光するようです。
STRIX CLAW
ゲーミングに特化したマウスが「STRIX CLAW」で、左側面に有る3つのボタンは「戻る、進む、ファンクションボタン」となっており、ファンクションボタンを押しっぱなしの状態では精密射撃が行えるようにセンシを低く設定し、一時的にDPIを下げることが出来ます。(ボタンを離すことで通常のセンシに戻すことが可能)
この他にも左側面の戻る、進むボタンは軽く振れるだけでボタンを押すことができる変わったマウスとなっており、クリックをしに行かずとも反応するよう調整されているとのこと。
Maximus VII IMPACT
Intel Z97 Expressを搭載したROGシリーズで最も小型なMini-ITXマザーボードとなっています。
フェーズやVRAMを別基板に移動(画像2枚目)させることで拡張カード類(M.2や11ac対応の無線LAN、Bluetooth 4.0等)を搭載し、Mini-ITXとは思わせない仕様となっています。
この他にもI/Oパネルには4K2K出力にも対応するDisplay Portや、CMOSクリアボタン、POST表示、PS/2なども搭載。まさにつめ込むだけ詰め込んだようなマザーボードに仕上がっています。
Maximus VII FORMULA
Intel Z97 Expressを搭載したROGシリーズで、空冷・水冷ともに対応するハイブリッドシンクを備えるのが特徴。
今回のモデルより銅製のブロックを採用しており、より熱の伝導率を上げているとのこと。
規格はATXとなっており、ホコリの侵入を防ぐアーマーや、背面には冷却を強化するアーマーも装備。
アーマー類や、ヒートシンクのせいかマザーボードの重さはRampage IV Extremeを思い出させるような重さでしっかりとしていた。
CROSSBLADE RANGER
ROGシリーズ初となるAMD Socket FM2+向けのマザーボードで、チップセットはAMD A88X。
マザーボードのサイズはATXとなっています。
説明員の方曰く「CROSSBLADE」シリーズは「CROSSHAIRシリーズ」と同等のラインとのこと。
ドライブレコーダー市場にも参入、FalconView Live
ASUSはドライブレコーダー市場にも参入予定で2製品展示されておりました。
1台目は「FalconView Live」で、フロントガラスの上面に吸盤で固定し、撮影する標準的なドライブレコーダーとなっており、背面のディスプレイで撮影の設定などが行えます。
センサーはOmniVision CMOSセンサーを採用しており、F2.0、画角140度、Full HD (1080p)録画、記録先はmicro SDXC最大64GBとなります。
FalconView PRO
2台目は「FalconView PRO」で、無線LAN (11b/g/n)を搭載しており、バッテリーで駆動。
撮影している画面をスマートフォンで確認することが出来、ドライブレコーダー以外にも利用できるコンパクトさが特徴。
センサーはSONY製のCMOSセンサーを採用しており、F1.8、画角150度、Full HD (1080p)録画、記録先はmicro SDXC最大64GBとなります。
秋葉原のイベントで展示されたコンセプトPCが一部展示
・Car Mod: ASUS ROG MAXIMINI by Reapervon – Maximus VII Impact – rog.asus.com
先日行われた秋葉原のイベントで一部展示されていたコンセプトPCが今回のイベントで一部公開されておりましたのでご紹介致します。
車型PC「MAXIMINI」
車型のPCとなっており、Core i7-4790K (Devil’s Canyon)、DDR3 16GB、Intel 730 Series、CoolerMaster 850W電源、簡易水冷を搭載していました。
前面には電源スイッチ?と思われるボタンや、GeForce GTX760 (GTX760-DCMOC-2GD5)と思われるグラフィックカード (マザーには刺さっていません)が搭載されていました。
ケースMODなのでしょうが、ベースのケースがわからないほどカスタマイズされています。
コンセプトPC「SABRANCO」
コンセプトPC「SABRANCO」はCooler MasterのPCケースを白色に染め上げ、SABERTOOTH Z97 MARK1を白基板へと塗り替えられたPCとなっています。
何気に簡易水冷のポンプ本体やホース、ラジエーター、マザーボードのPC Expressカバーなど白色になるよう工夫されています。
現在のところ「白色基板となったSABERTOOTH Z97 MARK1の製品化の予定はない」とのことですが「今後こういった製品の開発も行っていきたい」と説明員さんが仰っておりました。
・台風に負けるな!明日11時半より日本橋モノづくり拠点ROBOBAにてASUS最新製品展示や、組み立て実演イベントを開催 – Re;con-ReviewDays