AMD A10-6800Kのパフォーマンスを確認する

AMD A10 6800K Black Edition 4.1GHz 新品 – Amazon

AMD A10 6800K Black Edition 4.1GHz – 楽天プロダクト最安一覧

Send in your VGAキャンペーンでA10-6800Kを頂きましたので、IntelのCPUを比較に加え検証して行きたいと思います。

 

[13.07.19]:投稿
[13.08.30]:3DMarkのスコアーページのリンクミスを修正

 

 

パッケージ及び付属品一覧

 

<付属品一覧>

・CPU本体
・エンブレムシール
・取扱説明書
・リテールクーラー

 

 

 

 

スペック一覧

 

A10-6800K A10-5800K A4-5300
コードネーム Richland Trinyty Richland
Socket Socket FM2 Socket FM2 Socket FM2
コア数/スレッド数 4コア/4スレッド 4コア/4スレッド 2コア/2スレッド
CPUクロック 4.1GHz~最大4.4GHz 3.8GHz~最大4.2GHz 3.4GHz~最大3.6GHz
倍率ロック ロック解除 ロック解除 ロック
製造プロセス 32nm
High-kメタルゲート
32nm
High-kメタルゲート
32nm
High-kメタルゲート
GPU Radeon HD 8670D Radeon HD 7660D Radeon HD 7480D
SP数 384基 384基 128基
GPUクロック 844MHz 800MHz 723MHz
対応メモリ DDR3-2133 DDR3-1866 DDR3-1600
TDP 100W 100W 65W

 

A10-6800KはA10-5800Kと比較して、CPUクロックが定格3.8GHzから4.1GHz内蔵グラフィックをRadeon HD 7660D 800MHzからRadeon HD 8670D 844MHz対応メモリをDDR3-1866からDDR3-2133へと上昇させたブラッシュアップ版となります。

 

今回のレビューは主にA10-6800KとA4-5300、Intelのモバイル系CPUやCore i3-2120T等と比較検証していく予定です。

 

 

 

 

概観

ロット:1322PGN

 

ソケットはSocket FM2となっているため、従来のマザーボードのSocketFM1ではピン数が異なるため流用することができません。

FM2のCPUはFM2用のマザーボードで利用する必要があります。

 

 

 

 

リテールクーラー

  

リテールクーラーはA4-5300と変わらず、ヒートパイプなどが一切入っていない安価なタイプとなっていました。

CPUクーラーにはシールで『2013 04 27』との記述があり、クーラーの製造年月日を示すものでしょうか。だとすると比較的最近製造されたものだとわかります。

 

 

 

 

検証環境

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CPU AMD A10-6800K 4.1GHz~最大4.4GHz Amazon
Mem GSKILL DDR3-2133 4GB×2 CL9 1.65V 動作
( F3-17000CL9D-8GBXLD)
SSD C Plextor M5P 128GB
(PX-128M5P)
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VGA オンボード
(Radeon HD 8670D 512MB)
M/B ASRock FM2A75 Pro4-M Amazon
Sound オンボード
Case INWIN IW-BK623 Amazon
PSU

MITY MITE2 300W
(ENP-2730H-2)

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OS Microsoft Windows 7 Ultimate 64bit SP1 Amazon

 

 

 

 

3DMark06 v1.2.1

  

左:シングルチャンネルDDR3-1600動作
真ん中:シングルチャンネルDDR3-1600動作
右:デュアルチャンネルDDR3-2133動作

 

  DDR3-1600
シングルチャンネル
DDR3-2133
シングルチャンネル
DDR3-2133
デュアルチャンネル
3DMark Score 3616 4766 8058
SM 2.0 Score 1252 1685 3021
SM 3.0 Score 1365 1831 3297
CPU Score 3594 3649 3640

 

A10-6800Kもメモリクロックによって3D系のパフォーマンスが大きく異なる結果になることが証明されました。

特にDDR3-1600シングルチャンネルの場合とDDR3-2133デュアルチャンネルを比較した場合、3DMark06の総合スコアーが約44%も上昇する結果となりました。

内蔵グラフィックのパフォーマンスを最大限に活かす場合は高クロックなメモリを使う必要があります。

 

 

 

 

3DMark Vantage Perfomance Build 1.1.2

  

左:シングルチャンネルDDR3-1600動作
真ん中:シングルチャンネルDDR3-1600動作
右:デュアルチャンネルDDR3-2133動作

 

  DDR3-1600
シングルチャンネル
DDR3-2133
シングルチャンネル
DDR3-2133
デュアルチャンネル
3DMark Score P3616 P3584 P5611
Graphics Score 2239 2987 4994
CPU Score 8693 8958 8908

 

 

 

 

3DMark Vantage Extreme Build 1.1.2

  

左:シングルチャンネルDDR3-1600動作
真ん中:シングルチャンネルDDR3-1600動作
右:デュアルチャンネルDDR3-2133動作

 

  DDR3-1600
シングルチャンネル
DDR3-2133
シングルチャンネル
DDR3-2133
デュアルチャンネル
3DMark Score X1030 X1401 X2355
Graphics Score 985 1341 2267
CPU Score 8361 8915 8968

 

 

 

 

3DMark11 ver1.0.5.0 Perfomance

 

  AMD A4-5300 AMD A10-6800K Intel Core i7-3667U
Score P658 P1454 P637
Graphics Score 985 1324 552
Physics Score 1922 3694 3298
Combined Score 646 1240 610
スコアーページ スコアー スコアー スコアー

 

 

 

 

3DMark

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  AMD A4-5300 AMD A10-6800K Intel Core i7-3667U
ICE STORM Score 31637 38444 33737
CLOUD GATE 2943 4929 2803
FIRE STRIKE 437 875 514
スコアーページ スコアー ICE STORM
CLOUD GATE
FIRE STRIKE
スコアー

 

 

 

 

PCMark 7 1.4.0

 

  AMD A4-5300 AMD A10-6800K Intel Core i7-3667U
Score 2711 3358 4926
スコアーページ スコアー スコアー スコアー

 

 

 

 

CrystalMark2004 R3

 

  AMD A4-5300 AMD A10-6800K Intel Core i7-3667U
Mark 128620 191176 200457
ALU 23743 43382 47276
FPU 18924 37458 45010
MEM 19844 31901 40041
D2D 3266 3643 2230
OGL 13915 23848 6859

 

 

 

 

Perfomance Test 8.0 x64

 

  AMD A4-5300 AMD A10-6800K Intel Core i7-3667U
Mark 1565.2 2125 2048
CPU 2281 4219 4365

 

 

 

 

Super Pi MOD 1.5 XS

 

  AMD A4-5300 AMD A10-6800K Intel Core i7-3667U
1M 28.252s 29.165s 12.5s

 

 

 

 

CINEBENCH R11.5 x64

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左:シングルチャンネルDDR3-1600動作
真ん中:シングルチャンネルDDR3-2133動作
右:デュアルチャンネルDDR3-2133動作

 

  AMD
A4-5300
AMD A10-6800K
シングルDDR3-1600
AMD A10-6800K
シングルDDR3-2133
AMD A10-6800K
デュアルDDR3-2133
Intel
Core i7-3667U
OpenGL 21.2 fps 14.45 fps 19.2 fps 33.96 fps 15.59 fps
CPU 1.38 pts 2.66 pts 2.79 pts 2.64 pts 2.99 pts

 

 

 

 

Windows 7 Experience Index

 

プロセッサ 6.8
メモリ 7.4
グラフィックス 6.8
ゲーム用グラフィックス 6.8

 

 

 

 

ドラゴンクエストX ベンチマーク 標準

 

標準Score 5586

 

 

 

 

ドラゴンクエストX ベンチマーク 高画質

 

高画質Score 2807

 

 

 

 

CPU別総合スコアー比較表

過去に検証したCPUなどを比較対象とし、各CPUの総合ベンチスコアーを並べてみました。

 

A10-6800Kの強みとなるGPUパフォーマンスを生かした3DMark系の総合スコアーはIntel系のモバイルプロセッサの追従を許さずダントツのトップスコアー。

 

しかしIntel側はCPUスコアーで各ベンチマークを圧倒しており、CPUスコアーや解像度の低さがが効きやすいPCMark、CrystalMarkや、Perfomance Test等では追い越される結果となっています。

 

やはりAMDのCPUはIntel系のプロセッサに比べ、アプリケーションの最適化が行われていない、もしくはシングルスレッドの性能が低いためかパフォーマンスがいまいち振るっていないように感じます。

 

 

 

 

CPU別オンボードGPU総合スコアー比較表

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過去に検証したオンボードグラフィックを搭載CPUを比較対象とし、スコアーを並べてみました。

 

A4-5300からCPUスコアーは約2倍以上上昇しており、2コア3.4GHzから4コア4.1GHzへの上昇分がしっかりと反映されています。

 

Intelのモバイル系プロセッサと比較した場合、パフォーマンス的にはA10-6800K(4C4T/4.1GHz~4.4GHz)はCore i7-3667U(2C4T/2GHz~3.2GHz)相当となっており、コア数の劣るi7-3667U以下というのは少々残念です。

 

ただしCPUの販売単価で見るとi7-3667Uは346ドル、A10-6800Kは142ドルとなっているため、コストパフォーマンスは約2倍以上良い計算になります。

※i7-3667Uは単体販売されていないため、希望カスタマー価格になっています。

 

 

 

 

CPU温度

 

アイドル時 約55
OCCT Power Supply Test時 約88度

 

CPUクーラー:Prolimatech Samuel-17
ケース:SilverStone SST-SG03
検証時室温:30度

 

温度から察するに、Samuel-17では明らかに冷やしきれておらず、OCCTの途中にビデオ出力が数回出力されなくなり何度も検証し直す羽目になりました。

恐らく使用しているケースが窒息に近い状態となっているためこれほど熱くなっているのでしょうが、ケース側面を常に開放+ファンを呼びに1個増設した状態なので、A10-6800Kは本当に熱い可能性があります。

 

 

 

 

消費電力

 

  A10-6800K Pentium G620+GT430 Core i3-2120T +GT430
アイドル時 49.1W 41W 41W
OCCT Power Supply Test時 164W 104W 104W
レビュー記事 レビュー レビュー

 

アイドル時の消費電力が49.1Wと、昔検証したPentium G620やCore i3-2120Tよりも少し高めの結果となりましたが誤差の範囲内でしょう。

しかし気になるのはOCCTのPower Supply Testを回した時の結果で、Pentium G620やCore i3-2120Tに比べ誤差とはいえないほど消費電力が上昇しています。

今回比較対象として3つのCPUを選んでいますが、おおまかに言えばどれも32nmのプロセスを用いられており、プロセス面ではほぼ同等と言えるでしょう。

この3つの違いといえばコア数、TDP、周波数となるのでそれらの影響が高そうです。

 

 

 

 

まとめ

 

・オンボードの性能としては最強、しかしメモリの周波数、帯域に注意

A10-6800Kは今まで購入してきたCPUの中で一番性能が高いオンボードグラフィックを搭載しており、ベンチマークや実際のゲームでも体験することが出来ました。

しかしこのグラフィック性能はメモリクロックによるものが大きく、実際DDR3-1600シングルチャンネル時とDDR3-2133デュアルチャンネル時を比較した時に3DMark06総合スコアーで2.2倍、3DMark Vantage Perfomance総合スコアーで1.55倍 Cinebench R11.5 Open GLスコアーで2.35倍と言う結果になりました。

メモリクロックや帯域幅によって大きく性能が変わってしまうため、A10-6800Kを選択した以上はDDR3-1600で留まらず、DDR3-2133のメモリをデュアルチャンネルで利用したほうが良いでしょう。

ただしその分だけメモリにお金を掛けなければいけなくなるため、コストパフォーマンスが悪くなってしまうので、そこは組まれる方次第となります。

これはご法度かもしれませんが、個人的にA10-6800K買うならばCore i3でグラフィックを別付けしたほうがコストパフォーマンスは良いんじゃないかなーと思います。

 

 

・A4-5300からA10-6800Kに交換して

A4-5300からA10-6800Kに交換してからというものの、CPUに負荷を掛けた時に音が飛ぶ、Flash動画がコマ落ちするといったことは一切なくなりました。

また、以前A4-5300でセキュリティースキャンをかけると他作業ができなくなるといった記事を書きましたが、A10-6800Kに変えてからコア数が増え、周波数も上がったためかCPU使用率は100%になることはなくなり、スキャン中も何ら問題なく作業ができるようになりました。

 

 

・FM2プラットフォームのお買い得感が薄い

A4-5300の時にも書きましたが、FM2のマザーボードが最安でも5.000円以上、VRMにヒートシンクが付いたものならば7,000円以上は覚悟しなければならないので、もう少し安くて良いマザーが増えてきて欲しいなと感じます。

特にAMDのチップセットを搭載したマザーボードはIntel系のマザーに比べて値段の割にコンデンサー類がスカスカなものも多いですから。

 

 

 

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