東芝製SATA3コントローラー「HG5d」を搭載するSSD「S6T256NHG5Q」のパフォーマンスをチェックする

・ SSD S6TNHG5Qシリーズ– CFD 公式

・CFD CSSD-S6T128NHG5Q 128GB – Amazon

・CFD CSSD-S6T256NHG5Q 256GB – Amazon

・CFD CSSD-S6T512NHG5Q 512GB – Amazon

先日発売が開始された東芝製の新コントローラー「HG5d」搭載のSSD「S6TNHG5Q」シリーズのレビューとなります。

発売元がCFD販売なので、パッケージは非常に簡素なものに。

＜付属品一覧＞

・2.5インチ → 3.5インチ変換マウンター
・SSD本体
・ネジ類

マウンターが付属しているので、2.5インチベイがないPCケースでも問題なく固定出来ます。

PlextorやIntelのSSDとは違い、デザインが「組み込み向け」を意識したものになっています。

CFDから発売されている「CSSD-S6T256NHG5Q」は東芝のOEM品であり、正式な型番は「THNSNH256GCST」の模様。

東芝の公式サイトはこちらになります。

SATA2、3両対応で、今回レビューする256GBはシーケンシャルリード最大530MB/s、ライト最大490MB/sというスペックになっています。

2.5インチHDDと変わらないネジ穴となっており、従来のHDDと変わらず固定可能です。

・Toshiba THNSNH 512 GB SSD – TECHPOWERUP

・東芝HG5d採用の128GB SSD『CSSD-S6T128NHG5Q』  – BlogなMaterialisticA

上記サイトで分解レビューが行われています。

コントローラーはMarvellの刻印が入った「TC58NC5HA9GST」。

NANDは東芝製の19nm、MLC 「TC58NC5HA9GST」。

コントローラーには東芝と書いてあるようですが、その下にMarvellと記述があるのでMarvellのカスタムチップの可能性が高そうです。

CFDによるメーカー保証3年間が謳われています。

ライバルとなるPlextor M5Pが5年、Samsung 840 Proが5年と考えると、少々短いような気もします。

CrystalDiskInfo 5.6.1を使用。

ファームウェアは「HTRAN101」

対応機能は「S.M.A.R.T.、APM、NCQ、TRIM」など。

OSで認識した256GBは実質238.47GBとなります。

今回Intel X79プラットフォームで検証する予定だったのですが、別SSDでRAID0を使っていた為、AMDプラットフォームを利用しています。

今回は以下ベンチマークを使用して、上記環境で検証しております。

・Crystal Disk Mark 3.0.2 x64

・ATTO Disk Benchmark v2.46

・AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088

過去に検証したSSDのCrystalDiskMark 1000MBのスコアーを抜粋し、グラフにまとめました。

今回使用した「CSSD-S6T256NHG5Q」のスコアーに関しては黄文字でアンダーバーを入れています。

全般的にPlextorのM5Pと比較すると、Seqライト、4Kライトでは上位に立てるものの、それ以外の項目で全て下回る結果となりました。

M5Pシリーズとの価格差は約1000～3000円ほど有り、パフォーマンスの差と3年、5年間保証の差があります。

PlextorのM5PシリーズとSSD S6TNHG5Qシリーズのどちらかで悩んだ場合は、長い間使っても安心なM5Pシリーズをお勧め致します。