HTC J (ISW13HT) 適当なレビュー #htc #isw13ht #au_is #android #au

5月25日辺りに発売予定のauのHTC製スマートフォン「HTC J (ISW13HT)」の適当なレビューです。

発売前のレビューとなりますので、製品版とは一部異なる可能性がございます。ご了承下さい。

更新履歴

[12.05.13]:投稿
[12.05.21]:一部記事修正

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パッケージ及び付属品一覧

店頭品の温モックをお貸し戴いたので、付属品関連は不明。

 

 

スペック及び概観

型番:ISW13HT
OS:Android 4.0 (IceCream Sandwitch)
液晶:4.3インチ Samsung SUPER AMOLED Advanced qHD液晶 (540×960) 最大1677万色
CPU:Qualcomm MSM8660A 1.5GHz (デュアルコア/28nm/SnapDragon S4)
GPU:Adreno 225
モデム:WiMAX対応 ※WHS非対応
RAM:1GB
ROM:16GB
外部メモリ:micro SDHC 最大32GB
背面カメラ:裏面照射型CMOS 約800万画素 720p撮影
前面カメラ:約130万画素
フラッシュ:LEDシングルフラッシュ
キーボード:
バッテリー:1810mAh
Bluetooth:
Bluetooth 4.0
ネットワーク:CDMA2000、GSM、UMTS(WCDMA)、WiMAX
ガラケー機能:Eメール(ezweb.ne.jp)、Cメール(SMS)、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線、緊急速報メール、災害避難情報、津波警報
Wi-Fi:
IEEE 802.11 a/b/g/n ※5GHz対応
カラー:
3色 (WHITE、BLACK、RED)
サイズ:約131.5×66.×9.75mm
重量:約142g
センサー類:加速度センサー、近接センサー、光センサー、A-GPS etc…
SIMスロット:有り ※通常サイズSIM
その他:3.5mmイヤホンジャック、micro USB、HDMI出力(MHL規格)、Wi-Fiテザリング(最大8台)、HTC Sense4.0、8GB microSDHC、Beats in Ear Headphone
発売日:2012年5月25日 発売予定

 

 

 

ディスプレイ

  

液晶は4.3インチのSamsung Super AMOLEDディスプレイ(Pentile配列)を搭載。

解像度はHD (540×960)となっており、HD解像度(720×1280)に比べると劣りますが十分な解像度。

Pentile配列なので近づけて撮影してみると液晶の粒が少しばかり見受けられました。しかしGalaxy Nexus同様にそこまで気になるものではありませんでした。

画像1,2枚目の様に液晶部分は反射がしやすく、画像の通り直射日光下では輝度を上げなければ厳しそうです。

また、四隅が緩やかなカーブをしているため液晶保護シートを貼るのも難しそう。

 

 

 

タッチパネル

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未検証

 

 

 

ソフトウェアキー

 

ISW13HTの戻る、ホーム、起動したアプリは「ソフトウェアキー」となっており、画面の下に配置されています。

ソフトウェアキーは左から

・戻る
・ホーム
・起動したアプリ

と言った配置になっており、通常のスマートフォンとはキーが「逆」の配置になっていることがわかります。

簡単にいえばSony EricssonのXperia rayのような配置です。

メニューキーが搭載されておりませんが、画面上に表示されるAndroid 4.0の仕様に従った形となっています。

 

 

 

上部

 

上部には電源ON/OFFキー、3.5mmイヤホンジャックが配置されています。

ISW13HTは防水非対応ですが、いざという時のための「防水キャップ」が3.5mmイヤホンジャックに搭載されています。

もしもの時のための配慮のようで、防水ではないのでご注意を。

 

 

 

右側面

ISW13HTの右側面には「音量上下キー」のみ搭載

スイッチがあまり出っ張っていないので誤動作防止には役立ちそうですが、TPUケースなどを付けた場合は押しにくくなることが予想されます。

ちなみにカメラのシャッタキーは搭載されていません。シャッターは全てタッチパネル操作となります。

 

 

 

左側面

 

左側面にはmicro USB端子が配置されています。

こちらの端子にも防水キャップが取り付けられており、あくまで簡易的な配慮かと思われます。

 

 

 

裏面

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裏面には1310万画素のカメラと、LEDフラッシュ、スピーカーが配置されています。

 

 

 

バッテリー蓋

 

バッテリー蓋は端末の裏側の下にある部分から剥がしていく構造で、蓋の取り外しは非常に簡単です。

バッテリーの蓋にはアンテナ線が張り巡らされており、端末のアンテナを最大限伸ばせるような工夫が凝らされています。

 

 

 

アンテナ線

  

ISW13HTの裏面はアンテナ線が張り巡らされており、裏蓋に接触し感度を良くすると言った新しいタイプになっています。

裏蓋を外した状態でどれほど感度が落ちるのか少し気になりますね。

 

 

 

バッテリー

バッテリーは1810mAh「国内向けのモデル」としては比較的多めの容量を搭載しています。

ただしWiMAXを搭載している以上2000mAh程度は欲しかったような気も。

 

 

 

SIM/micro SDHCスロット

 

SIMカードスロットはバッテリーを抜かなければ抜き差し出来ない形状となっています。

micro SDHCスロットのみバッテリーを抜かなくても抜き差しは可能

SIMカードスロットは通常サイズのものが使われており、IS12Mの様にmicro SIMではありません。micro SDカードはSanDisk製の8GBのものが付属していました。

 

 

 

カメラ、赤外線

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背面に裏面照射型CMOS 800万画素のカメラとフラッシュを装備。

連射も対応したカメラであり、レンズはF2.0の明るい物を使用

更に0.2秒AFと言ったカメラ機能を大幅に強化したスマートフォンです。わかりづらいですが、カメラの下に赤外線を送受信する部分が搭載されています。

 

 

ホーム、メニュー画面を試す

ISW13HTのホーム画面はHTC独自のランチャー「HTC Sense 4.0」が搭載されており、ホーム画面におけるウィジェットなども独自の追加などが行われています。

ドローワー(アプリ一覧)画面はヌルヌル動き、設定画面等もかなり改良が加えられていることがわかります。

起動したアプリ一覧も改良が加えられており、サムネイルが表示されたアプリを上にスライドさせることで「起動したアプリ一覧」から消すことが可能。

こちらの機能はAndroid 4.0になってから搭載された機能ですが、サムネイルの表示の仕方がリファレンスのものより改良が加えられていました。

 

 

通知画面

HTC EVO 3Dで搭載されていたクイック設定が通知領域から消され、Wi-FiやBluetoothなどの機能が直接アクセスできなくなりました。

個人的には通知領域から直接Wi-FiやGPS、Bluetoothなどの機能がアクセスできる方が使いやすいと思うんですが。

 

 

 

設定画面

設定画面もHTCのカスタマイズが入っており、Android 4.0とは思えない画面になっていました。

よく使うWi-FiやWiMAX、赤外線などが集約されています。

どうせなら通知領域から直接アクセスできるように配置して頂きたかった。

 

 

電源ON/OFFを試す

 

HTC J (ISW13HT)にて電源ON/OFFに掛かる時間を計測してみました。

電源ONに掛かった時間は約18秒程度、電源OFFに掛かった時間は約21秒程度でした。

Galaxy Nexusで起動時約35秒、OFF時約14秒という速さなので、国外メーカーが作るスマートフォンとしては少々遅いように感じました。

 

 

ハードウェア情報

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プロセッサ:1.5GHz Dual Core
メモリ:1GB
ディスプレイ:4.3inch qHD resolution
メインカメラ:8M
サブカメラ:1.3M
Wi-Fi:802.11 a/b/g/n
Bluetooth:4.0

 

 

 

Quadrantベンチマーク

Score:2718(Droid3:1932)

Quadrant 2.0で計測。今回は時間がなかったので1回のみの計測です、あくまでも参考値で。

 

 

AnTuTuベンチ

Total Score:6685

(Droid3:5047、Droid Pro:3027、ISW11F:2718、GalaxyNexus:1466、Desire Z:1370、Desire:1335、Milestone2:1276、SH-12C:1521)

トータルスコアは今まで検証してきた端末で1番の結果となりました。SnapDragon S4で解像度がqHDということも影響していそうです。

 

 

 

 

RAMの空き容量

 

使用中:355MB
空き容量:330MB

1GBのRAMを積んでいるはずが計685MBしか認識されていません。

殆どがVRAMに食われているのだと予想されますが、この空き容量だと正直ちょっと辛い。

 

 

ROMの空き容量

使用中:88MB
空き容量:2.0GB

ROMは2GB割り当てられており、必要十分を満たしています。

 

 

 

まとめ

国内ではSnapDragon S4搭載機としては1番乗りの端末で、ベンチマークの結果などもかなり良好な結果を残しており「SnapDragon S3なんて無かった!」と思わせる出来だった。最新のSoCを搭載、ワンセグ、Felica、赤外線などといったガラパゴス機能を追加し、バッテリーは1810mAhと至って標準的な具合に仕上がっている。

またスペックだけではなく、ROMの作りこみ(Sense 4.0、カメラUI、設定画面のローカライズ)もHTCらしくウマい。ただし通知領域に良く使う機能(Wi-Fi、GPS、WiMAX)などの機能を搭載して頂けなかったのは少々残念だ。

国内向けを謳っているがWHS (WIN HIGH SPEED)に対応していないところも少し気になった。基本的に地下や建物の中ではWiMAXが使えないことが多いので是非対応して頂きたかった。

個人的な評価としては及第点を上げたいが、所々気になる部分(欠点)もあるので「完璧」を求めるユーザーにはお勧めできない。

しかし一般ユーザー向けの端末としては完成度が高く、使い勝手も言うほど悪くないので、後は「HTC」という会社の端末が「どれほど一般人にウケるかどうか」が鍵を握っていると感じる。

 

 

購入は以下より

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