Samsung Galaxy Nexus SC-04D 適当なレビュー

Samsung Galaxy Nexus SC-04D 適当なレビュー

docomo NEXT series GALAXY NEXUS SC-04D – docomo公式

SAMSUNG docomo NEXT series GALAXY NEXUS SC-04D (Titan Sliver) – coneco.net

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先日のMNP一括0円祭りで発売1日後にGalaxy NexusことSC-04Dを手に入れることが出来たので使用感などを書いていきたいと思います。

 

 

パッケージ及び付属品一覧

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パッケージは原寸大のGalaxy Nexusが写ったものになっており、側面からのデザインなども外箱から確認できるようになっています。

パッケージ裏にはGoogle、Samsungロゴよりデカく印刷されたdocomoロゴに笑った(^^;;

<付属品一覧>
・マニュアル類 ×3冊
・USB
micro USBケーブル
・AC → USB変換コネクタ
・本体、ACアダプタ保証書
 
・本体

付属品はかなりシンプルな仕様となっており、必要最低限の物のみが封入されている。

 

 

 

スペック及び概観

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コードネーム:Nexus Prime
型番:SC-04D
OS:Android 4.0.1 (IceCream Sandwitch)
液晶:4.65インチ Super AMOLED HD液晶 HD (1280×720) 1677万色 Pentile
CPU:TI OMAP4460 1.2GHz (デュアルコア/45nm) ※OMAP 4430との違いはGPUのクロック差
GPU:Power VR SGX540 384MHz
モデム:FOMAハイスピード(下り14M/上り5.7Mbps) ※HSPAのみ、LTE非対応
RAM:1GB
ROM:16GB
外部メモリ:microSDHC 最大32GB
背面カメラ:CMOS 510万画素 Full HD動画撮影 ゼロシャッターラグ搭載
前面カメラ:120万画素
フラッシュ:LEDシングルフラッシュ
キーボード:なし
バッテリー:1750mAh
Bluetooth: Bluetooth 3.0 + HS
ネットワーク:W-CDMA (900/2100MHz) GSM (850/900/1800/1900MHz)
ガラケー機能:SPモード(2012年1月以降対応予定)、NFC
Wi-Fi:IEEE 802.11 b/g/n 5GHz対応
カラー:1色 (Titan Silver)
サイズ:136×68×11.5mm
重量:約135g
センサー類:A-GPS、加速度センサー、照度センサー、近接センサー、デジタルコンパス、ジャイロセンサー
その他:3.5mmイヤホンジャック、micro USB、NFC、テザリング(アップデートで対応)
価格:新規 一括5.5万程度
発売日:2011年12月2日~ 発売中

 

 

 

液晶

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液晶は4.65インチのSamsung製Super AMOLED HD液晶を搭載。

Pentile配列となっており、少ない消費電力で明るく見せることが可能になっています。

解像度はHD (1280×720)となっており、従来のWVGA (800×480)や、qHD (960×540)を遥かに超える解像度となっています。
Pentile配列になっている為、ドットのギザギザが気になると言う方もいらっしゃるようですが、当方は特に気になることはありませんでした。

視野角はかなり広く、160度ぐらいから覗いても色変化が少ないです。
液晶表面の強化ガラスが光沢なので、視野角などの妨げになっていない。

 

 

 

タッチパネル

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マルチタッチは最大10点となっており、Galaxy S IIであった画面の端でタップし続けると画面がビクビクし続けると言った不具合は改善されていました。

 

 

 

メニュー、ホーム、戻るキー

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Android 3.0からメニューキーや戻るキーなどはハードキーではなく、ソフトウェアキーへと移行しておりGalaxy Nexusは例に漏れず、ソフトウェアキーになっています。

ソフトウェアキーは左から

・戻る
・ホーム
・起動しているアプリ一覧

と言った配置になっており、Android 2.xからは大幅に変わっていることが分かります。

Galaxy S IIと比較してみると戻るキーの配置が左右逆になっていたり、ホームキー長押しでアプリ切り替えが専用キーになっていたりと少々慣れが必要になった。

 

 

 

上部

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上部にはイヤホンジャックなどは1つもありません。

 

 

 

右側面

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右側面には専用の充電ドック用端子、電源ボタンが配置。 

カメラのシャッタキーはなく、タッチパネルでAF、撮影を行う。

 

 

 

左側面

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左側面には音量上下キーのみの配置となっています。 

押し心地は全く悪くなく、出っ張っているため押しやすい。

片手で持った場合、中指で押す形になります。

 

 

 

裏面

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裏面には510万画素のカメラと、LEDフラッシュ、スピーカーが配置。

蓋を外すとバッテリーやSIMスロットなどが配置されています。

裏蓋のスピーカー周辺には持ちやすくするためか、手前に出っ張っており、薬指はちょうど当てやすくなっています。
本体の重心もどちらかと言うと下側にあるため、持ちやすさがGalaxy S IIに比べ格段に上がっています。

また背面のザラザラな加工もあるせいか落としにくいです。

 

 

 

バッテリー蓋

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バッテリー蓋はGalaxy S II等と同様で、カメラの上側にあるツメから剥がしていくタイプ

ただこのバッテリーの蓋の取り付け方がややこしい。

初めにバッテリーの蓋の下側のラッチを先にはめ、続いて中断のラッチをはめる、そして最後に上部のラッチを固定という順番を守らなければ最悪ラッチを破壊してしまう可能性があります。

この点についてはGalaxy S IIより劣ると感じました。

 

 

 

バッテリー

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バッテリーは1750mAhのリチウムイオン電池となっており、型番は「ASC29061」
3.7V =1750mAh/6.48Whrとなっています。  

バッテリーの持ちは比較的良好

省電力設定として液晶の輝度固定、電話アプリから「*#*#4636#*#*」と入力し「携帯電話情報」「GSM/CDMA auto (PRL)」の部分を「WCDMA only」に設定してやれば初期状態よりもよりバッテリーの持ちが良くなります。

 

1週間ほど使いましたが、バッテリー容量が他の端末より300mAh程度多いので持ちは比較的良いです。

ただし液晶が大きく、バッテリーを消費しがちですので液晶の輝度固定は必須だと感じました。

 

 

 

SIM/micro SDHCスロット

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SIMカードスロットはバッテリーを抜かなくても抜き差し出来る形状となっています。

micro SDHCスロットは残念ながら搭載されておらず、内蔵メモリ16GBのみでやりくりするようになっています。

 

 

 

カメラ

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510万画素のカメラを搭載。

1080pで動画撮影を行うことが出来、パノラマ撮影にも対応。

 

 

 

カメラの設定一覧

Galaxy Nexus (SC-04D)のカメラの設定やAF時のフォーカス、ギャラリーへの移動と言った全般の作業を撮影しました。

Galaxy Nexusのゼロシャッターラグは圧倒的で一瞬で写真が撮影されていることがわかります。

これほど早く撮影できているのならばブレは少なく、良い写真を逃さず取れるのがいいですね。

また動画も1080pで撮影可能です。

 

 

 

カメラアプリ起動時

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カメラアプリ起動時にナビゲーションキー(戻る、ホーム、起動中のアプリ一覧等)が消えてしまい、初めての時は戸惑いました。

キー自体はタッチしてやればナビゲーションキーが表れ、表示されっぱなしになります。

何故カメラを起動した時にナビゲーションキーを消える仕様にしたのかが謎です。

ただ今後のアップデートでナビゲーションキーの表示が消えるのは無くして頂きたいですね。

 

 

 

1080pで動画撮影

Galaxy Nexusにて1080pで動画撮影を行って見ました。

撮影中にもしっかりとAFは合わせられており、接写も大丈夫な模様。

1080p(Full HD)でも30FPSで撮影できるとのことですが、暗かったためかFPSが落ちて撮影されてしまっているみたいです。

 

 

 

スピーカー

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スピーカーは裏面に1個のみ。

スピーカーが裏面に配置されているため机において音楽などを再生するとやはり音がこもってしまいます。

 

 

 

Android 4.0の 標準UIを試す

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Android 4.0からは標準のランチャーソフトが使えるものに進化しており、ソフトで言うADW Launcherに近いものにになりました。

基本的に設定画面などは持たず、自分で好きに配置できるアイコン数は4つのみ。

センターにドローワーを開くボタンが固定であり、他のアプリのショートカットを埋め込むことは出来ません。

2枚目、3枚目を見て頂ければ分かりますが、アイコンをフォルダとしてまとめることが出来、フォルダ名も付けることができます。

 

 

 

ウィジェットの配置方法が従来と異なる

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Android 2.xまではウィジェットの配置はホーム画面をタップし続けていれば置くことが出来ましたが、Android 4.0からは置くことができなくなりました。(画像1枚目)

その代わりにドローワーを開いた際にアプリタブの横に「ウィジェット」が追加されており、そちらから追加することができます。(画像2枚目)

Android 3.0ではホーム画面をタップし続けていれば自動的にウィジェットメニューに行くことが出来たのですが、Android 4.0からはドローワーから行かねばならないので、「非常にわかりにくい」と言えます。

 

 

 

通知領域に設定画面のショートカットが追加

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通知領域の一番上に設定画面へ行くアイコンが配置されています。

ただこれはパッと見で気づく人少ないんじゃないでしょうか…。

アイコンに文字を追加するとローカライズや見た目にも影響してくるので、この様にアイコンのみにしたのだと思いますが…正直分かりづらいです。

 

 

 

開発者向けオプションが充実

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さすが開発者向けのリファレンス端末なだけあって、設定の中にある開発者オプションの機能がかなり多く搭載されています。

機能を列挙すると

開発端末ID:Androidの端末ID?を表示
厳格モードの有無:アプリ実行時処理時間が多い場合通知する
ポインタの位置の表示:タップした場所の位置をxy座標と言った形で表示
タップの表示:画面をタッチした時にどこを押したか視覚的に分かるようにする。(画像1のポインタの様なもの)
CPU使用状況を表示:右上にオーバーレイでCPU使用率を表示
GPUレンダリングを使用の有無:Android 4.0で搭載されたGPUの再生支援、ONにすると一部のアプリで不具合が出る場合がある。デフォルトでオフ。
ウインドウアニメスケール:画面移動時のふわっとしたアニメーションの調整。
トランジションアニメスケール:コンポーネントの切り替え時のアニメーション速度を調整

などなど。
こちらのサイトが詳しく紹介してくださっているのでそちらを参照願います。

個人的にはタップの表示がなんとなく便利だなーと感じます。
静電のタッチパネルだと細かい作業をやっている時にどこを押したかわからなくなることがありますから、こちらを有効にすることでどこを押したか分かるのがGood。

 

 

電源ON/OFFを試す

Galaxy Nexusにて電源ON/OFFに掛かる時間を計測してみました。 

電源ONに掛かった時間は約35秒程度
電源OFFに掛かった時間は約14秒程度でした。

リファレンスな端末だけあって国内端末より2倍ぐらい早いです。

 

 

 

Androidバージョン

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検証時のAndroidのバージョンや、カーネルなど。

Androidバージョン:4.0.1
ベースバンドバージョン:SC04DOMKKD
カーネルバージョン:3.0.1-ge2433f2 android-build@apa28 #1
ビルド番号:ITL41D.SC04DOMKKD

 

 

 

Quadrantでスコアーを計測

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Score:1466 (Desire Z:1370、Desire:1335、Milestone2:1276、SH-12C:1521)

スコアー低いと思う方もいるでしょうが、こちらの端末はあくまで解像度がHD (1280×720)です。

今まで標準だったWVGA (800×480)、FWVGA (854×480)、qHD (960×540)と比べ大幅に縦横に解像度が上がっています。

この為ベンチマークなどでは一概に比較はしにくくなっています。

 

 

Quadrant ハードウェア仕様

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AnTuTuベンチを計測

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Total Score:5944
左がGalaxy Nexusの結果、右がGalaxy S II CM7.1の結果です。

解像度の違いもあるので一概に比較はできませんがスコアーが殆ど同じと言うところは興味深い。

 

 

 

AnTuTuのハードウェア仕様

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CPU:Dual Core ARM v7 Processor (VFPv3,NEON)
CPU Frequency:350MHz ~ 1200MHz
Screen resolution:720×1184 ※ナビゲーションキーが96ピクセル使用しているため
GPU vendor:Imagination Technologies
GPU renderer:Power VR SGX540
Memory size:13056.4MB(空き)、13648.3MB(全容量)
RAM size:195.7MB(使用中)、631.2MB(空き)

CPUクロック可変は350MHz~1200MHz、RAMは1GBを積んでいますが約630MB認識、使用中は約195MBと、Android 2x系よりも使用量は少なめに感じます。

ROM容量は16GBを搭載していますが、実際認識されている容量は全体で13.6GB、空き 約13GBと言った感じです。

 

 

 

まとめ

面倒なので手短に書くと以下の点が気になる所。

Android 4.0で実装されたハードウェア再生支援機能:元からオフでありオンにすると特定のソフトで不具合が出る。今後のアップデートで修正に期待したい。

Android 4.0のユーザーインターフェースが素晴らしく使いづらい:2.x系からの移行組は間違いなく戸惑う。アイコンのみで押したらどうなるのかと言った事が把握しづらい。ここがまさに一般向けではないという事が良く分かる。

ギャラリーの画像一覧の表示が早い:ホームからギャラリーを開いた時のサムネイル表示がかなり高速化されていました

画面のサイズがデカい:Galaxy S IIが4.27インチ、Galaxy S IIが4.65インチ。日本人向けのサイズとしては3.7インチ~4インチ程度が手に収まり扱いやすいサイズだと思うので、Galaxy Nexusのサイズはあまりに大きすぎる。

持ちやすさはグッド:石鹸のように丸く帯びた形、凹凸のある指紋の付かない裏蓋、薬指にピッタリ合うデザイン、全体的な重量が底面に集中している為かGalaxy S IIより持ちやすい。しかし重さはGalaxy S IIの方が軽く、小さいためそういった点ではSIIの方が勝る。

片手で持ちやすい:Galaxy S IIでは片手でカメラを撮ろうとした時に落としそうになったが、Galaxy Nexusは持ち前のデザインで非常に持ちやすい。カメラ起動時でも分厚さが丁度よいのか、ホールド出来てブレも少なく写真が撮れるのは非常に良い。

ゼロシャッターラグ:AF後即シャッターを切ることが出来、写真を撮るレスポンスが非常に良く感じる。Galaxy Nexusで一番気に入っているのはこの機能であることに間違いはない。

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