ENERMAX ECA3222 適当なレビュー

coneco.netが主催のPCパーツ長者でENERMAX製のミドルタワーケースを貸して頂きましたのでレビューさせて頂きます。

ENERMAX ECA3222

 

パッケージおよび付属品一覧

パッケージのサイズは今まで見た中では小ぶりで重さは比較的軽め。 

<<付属品一覧>>
・HDD固定レール(プラスチック製) ×4本
・ENERMAXオリジナルのマジックテープで固定するケーブルタイ
・スピーカー
・取扱説明書
・タイラップ ×2
・その他ねじ類

ねじ類が個別に分けられていてラベル分けもされており、非常にわかりやすいですね。
普通なら個別に分けられていてもラベルにHDD用、M/B用といった記述はされていませんしね。
ある意味初心者でもパッと見でわかるのが助かります。

 

 

概観

搭載出来るマザーボードの最大サイズはATX(PCIは7本)までとなっているのでミドルタワーという位置づけになっています。 

ケースサイズは

幅:200mm
奥行き:493mm
高さ:490mm

となっており大きくも無く、小さくもないちょうど良いサイズ。

ケースの重さもSECCを使用しているにも関わらず約8.6kgと比較的軽めに抑えられているのが有難いです。

 

 

 

 

左側面

左側面のサイドパネルには12cmファン×2と20cmファン×1の取り付けが可能です。 

ハイエンドVGAなど搭載したときに役に立ちそうですが、使用しない場合は埃の侵入が少々心配ですね…。

 

 

右側面

右側面は特に目立った所はありません。 

サイドパネルを外すために外しやすいためにと言う配慮か凹凸が付けられています。

しかし外しにくいことに変わりはありませんが…。

 

 

裏面

背面には排気用の12cmファンや水冷用USB3.0の穴などがあります。

 

 

上部

上面はネジを2個外すだけで取り外すことが出来ます。 

また、上部には12cmファンを2個増設する部分があり、発熱が多いCPUなどを使用する際にも安心して冷却することが可能。

さらに上面はメッシュ処理が行われているため埃が入りづらいと言う特徴も持っています。

 

 

前面吸気ファン

前面吸気ファンは外側から簡単に、外せるようになっておりENERMAX製の手動ファンコントロール機能付き12cmファン「UCTVD12A」が1つ取り付けられています。 

なおファンの取り外しは固定プラスチックにネジ止めという状態なので交換したいときはドライバーさえあれば交換が可能です。

 

 

「UCTVD12A」について

 

「UCTVD12A」はケースの付属スイッチにより発光パターン、発色を変更でき、さらにファンコントローラーにより回転数を800RPM~1700RPMまで調節することが可能です。

ファンコンにて最大にまわすと騒音も酷くなりますが、1つのファンで背面までしっかりと風を通すことが出来、非常に優秀だと感じました。

ケース内にはほとんど遮蔽物がないので風が通りやすいのでファンが生きてなかなかいい感じです。

 

 

背面12cmファン

背面の12cmファンは唯一光らないファンが搭載されています。 

ケース内のファンは「UCTVD12A」で統一していただきたかったですね。

搭載されているファンはPOWERCOOLER製の「PS122512W」電源はペリフェラルから給電となっています。

回転数などはPOWERCOOLERのサイトがデザイン更新中?で死去っており、見れないので不明ですが…かなり回転数は高く、うるさいです。

しかもペリフェラルなので回転数を絞るにもコネクタ自体を改良する必要があり微妙です。

ケースのコンセプト的に”美しくガンガン冷やす”と言った感じなので高回転数のファンを採用したのかと思われますが、こちらも前面ファンのように静かで光り輝くものにして欲しかったですね。

 

 

ケース上部にホットスワップ機能付き2.5、3.5インチベイ搭載

ケース上部にはSATAに対応した2.5インチ、3.5インチのHDD、SSDなどを差し込めるように設計されています。 

利用するにはケース内側にあるSATA電源とSATAコネクタを接続しておく必要がありますが、いざと言う際に利用出来るようにしておくと非常に便利そうな機能です。

 

 

フロントアクセス

フロントアクセスにはe-SATA、USB3.0、マイク端子、イヤホン端子、USB3.0、リセットスイッチ、電源ONスイッチが揃えられており、最新のUSB3.0やe-SATAが搭載されているので外付けHDDなどは簡単にアクセス出来て便利そうです。 

ただしその代償としてケース内にはUSB3.0の青いケーブルやe-SATAなどのケーブルを配線する必要があるので注意が必要。
使う必要がない場合はケースの上面を外し不必要なケーブルは上面にまとめるようにした方が良いでしょう。

 

 

5.25インチベイ

5.25インチはツールフリーとなっており、ネジいらずでドライブを固定することが可能です。 

ただしこのツールフリーはドライブのネジ穴の位置にずらして固定しなければならないのでネジ穴を必死に探すのが大変です。

ちなみに前面のドライブベイの蓋は外側から簡単に外せます。(画像3枚目参照)

また、KAZE-MASTER(2枚目の画像)などの5.25インチの固定部分が短い場合、ツールフリー構造では”片方しか固定しない”ので片方はネジで固定しなければならず少々厄介ですね。

 

 

2.5インチベイ

2.5インチベイもツールフリー構造となっており、ワンタッチで取り付け可能です。 

外す際にはプラスチックを右側に押してやれば外すことが可能です。

固定は甘そうだと感じる方も多いですが、結構ホールド感があるので共振等は心配なさそうです。

 

 

3.5インチベイ

3.5インチベイもホットスワップベイも含め4つあるのですが、内部から取り外しが出来るのは2個のみとなっています。 

HDDの固定は付属品のレールを使い、付属の専用ネジで固定します。

 

 

前面3.5インチホットスワップベイ


前面にはホットスワップベイが2個備え付けられており、ケース内部の基盤(画像4枚目)に電源とSATAケーブルさえ繋いで置けばホットスワップベイとして利用する事が出来ます。 

HDDの取り付けは動画中に説明しておりますが、HDDの底面をネジで止める方式となっており勘違いしやすいです。(付属ネジで横から止めようとするとプラスチックが邪魔で固定できませんが…)

HDDを固定できたら後はホットスワップベイに差し込むだけで自動的にSATA、電源などが接続され利用可能となります。
しかもファン電源が2つ付いているのも良いですね。

私はWesternDigitalの1TB HDD WD10EADSを取り付けておりますが、共振などは発生しておりませんのでしっかりと固定できている模様です。

 

 

奥行き

グラフィックボードが付く位置が内臓の3.5インチベイに当たらないことを仮定すると実測最大33.5cmまでのグラフィックカードを搭載可能でした。 

Radeon HD 5970にAccelero 5970 XTREMEを取り付けた状態で30.5cmなのでまだ3cmほど余裕があります。

ただしCrossFire、SLI時に2、3本目のPCI Expressスロットに5970を取り付けしようとした場合内臓の3.5インチベイに干渉する可能性があります。
※3.5インチベイがある辺りの奥行きは29.5cm、即ち5970を3.5インチベイ付近には取り付けられない。

マルチグラフィックをハイエンドのグラフィックカードで行う場合は注意した方が良いでしょう。

 

 

PCIスロット

PCIスロットは今時珍しく必要なスロットをバキっと割る古い方式となっています。 

こちらの方式を体験するのは4,5年ぶりでしたので懐かしいなぁと感じましたが、非常に残念

一度スロットを割ってしまうと使用していないスロットから埃が侵入してしまうのでAinexなどから出ている埃侵入防止機能付きのPA-010MEなどを購入する必要があります。

色もケースと同じ黒色なのでお勧めです。

 

 

CPUクーラーの取り付け穴

CPUクーラーのバックプレートを取り付けるための穴がかなり大きく開けられており、LGA1155のP67 Pro3でも問題なく取り付けを行うことが出来ました。

比較的大きく穴が設けられているので他のプラットフォームのマザーボードでも問題なく取り付けられるかと思います。

 

 

水冷用ホール、USB3.0用ホール

背面に水冷用のホース穴×2とUSB3.0ケーブルを出すための穴が1つあります。  

外付けの水冷を使うときやフロントアクセスのUSB3.0を使用する際にはこちらの穴を使って配線すると便利でしょう。
メーカーの細かい気遣いが伺えます。

 

 

裏配線

裏配線は表の配線を綺麗にするためにゴチャゴチャになりやすいですが、こちらのケースの裏配線ができる幅は「5mm」と非常に狭く、下手するとATX24ピンのケーブルさえ配線するのが大変です。 

表配線を綺麗にするためにケーブルホールなどを用意するならば、裏配線が簡単に出来るように幅が欲しかったですね。

この点が非常に残念でなりません。
もしこの倍の1cmほど裏配線出来る余裕があればもっと配線しやすく、蓋を閉めやすかったのですが…。

私は現在無理やり詰め込んで蓋を閉めていますが、蓋が歪みそうで怖いです…。

 

 

ケーブルホール

ケーブルホールはマザーボードのATX電源の位置や、SATAコネクタ、電源スイッチなどのケーブル類を裏配線で行えるように各所に設けられています。

大きさとしてはATX24ピン電源のコネクタが2個通る程度の大きさで、見た目を損なわぬようエアフローを乱さないためにゴムが設置してあります。

こちらのゴムは取れやすいと思いきや、動画中でも紹介しておりますが結構タフで取れづらい。

しかし斜めからケーブルなどが当たってしまうとゴムは取れ得やすいので注意が必要。

必要に応じて接着剤などで固定しておくか、諦めて外すなど工夫をしたほうが良いでしょう。

 

 

マザー設置後のケーブルホール

ATXのマザーボードP67 Pro3を取り付けた後の写真です。
ケーブルホールはマザーギリギリの所に位置しており、マザー設置後の配線作業は厳しいです。 

また狭い空間でケーブルを動かすとケーブルホールのゴムが取れて大変な事になりかねないので配線は大体先に行っておく必要があります。

マザーとケーブルホールの位置的に見るとXL-ATXやCEBといった規格のサイズは相当厳しいですね。(元々ATXまでの対応なので仕方ありませんが。)

 

 

マザーボード左上のケーブルホール

マザーボードのEPS12Vのピンを挿す際には電源が下置きという制約上、どうしてもケーブルを配線するためにはケースを横断せざるを得ませんが、こちらのケースでは裏配線からEPS12Vの部分に一番近い所にケーブルホールが3cmほど開いているためケース内を横断せず配線が可能。  

またリアの排気用12cmファンの電源もこちらのケーブルホールから配線できるので非常に便利ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

底面の埃浸入防止カバー

底面にある埃浸入防止カバーは名前の通りケースの底面から埃を吸わないようにしているフィルターです。 

素材はナイロンのような物なので水洗いもOK。

ただしこの埃防止カバーが非常に挿しづらい。
2枚目の画像を見ていただければ分かりますがプラスチックがレールの部分に干渉し挿しづらいです。
埃カバーの取り外しはケースを立てた状態で取れるように取っ手が付いていますが、挿す場合引っかかるというのは少々厄介です。

ただ私の場合はあえて電源の向きを下から吸う形ではなく、ケース内から外に吐くと言った形を取りましたので埃カバーは必要ありませんでした。

 

 

組み込み完了後

使用している電源はプラグインタイプの物ではないのでケーブル処理に困りましたが、何とか収まりました。(3枚目) 

裏配線を使うことで表面の不必要なケーブルは殆ど隠すことができました。

ただし裏配線をするとケースの右側面を閉じるのが非常に大変で5mmしかないのは非常に厳しい。

 

 

◇総評

このケースが本当に実売1.3万円とは信じられません。

3.5インチホットスワップベイに上面の3.5インチ、2.5インチホットスワップベイ、更にENERMAX製のAPOLISH VEGASファンの装備とお買い得感はかなりありました。

コストダウンというところに目を向けると電源の下から吸気する埃侵入防止の部分が残念でしたが、電源の向きを変えれば済む話なので全く持って問題になりませんでした。

また裏配線のスペースが狭いという欠点もありましたが、こちらは設計上の問題でしょうし時期モデルで改善を希望したい所です。

ケーブルホールやCPU用のホールを備え、現在のケースのブームに乗ることが出来ており、しっかりと考えられているケースだと感じました。

 

高い冷却性を持たせるために天板に12cmファンが2個追加できることや、サイドパネルに12cmファン2個もしくは20cmファンを追加して発熱が高めのVGAを安心して冷却できる点も評価できます。

このケースなら正直2万円ほどで販売しても謙遜のないケースだと感じました。

ENERMAX ECA3222

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