ELSA GeForce GTX 285 1GB GD285-1GERX 適当なレビュー

少し前よりGTX 280の片方のDVIの調子が悪く、出力されないことが多かったため修理へ出すとGTX 280(GD280-1GERX)の在庫が無かったようでGTX 285(GD285-1GERX)へと交換となりましたのでレビューとなります。


GLADIAC GTX 285 1GB (GD285-1GERX)

パッケージおよび付属品一覧

そこはかとなくパッケージはカッコいい、でも付属品は至って普通。・ドライバCD
・取扱説明書などその他4冊
・DVI→HDMI変換コネクタ
・DVI→D-Sub変換コネクタ
・PCI Express 6ピン×2→PCI Express6ピン変換ケーブル ×2本
・S/PDIF音声入力コネクタ ×1

補助電源系のケーブルが普通より多めに入っています。
またELSAの2年保証と言うことで他のメーカーは1年しかないにもかかわらずロング保証。

 

 

 

概観

2スロット占有で外排気モデルとなります。
リファレンス通りのクーラーを装備。

 

 

 

 

出力ポート

左から

S-VIDEO
DVI
DVI
 

と言った形。
S-VIDEO端子はGD285-1GERXのみ端子があります。
V2基盤からは排除されました。

 

 

 

補助電源

補助電源はPCI Express 6ピン×2個。 

GTX 280の場合8ピン + 6ピンでしたがGTX 285になってから55nmで製造のため消費電力が低下し6ピン×2で利用出来るようになりました。

補助電源の端子の横に小さいピンが2つありますがこちらはS/PDIF音声入力コネクタ用になります。
通常では使わないかと思うのでスルーしても良いかと。

 

 

 

基盤の長さ

基盤の長さは26.7cm。 

長さはGTX 280とは変わっていません。

 

 

 

GTX 280との相違点

GTX 280との相違点は以下の通り。 

・55nmプロセスで製造となった。(280は65nm)
・メモリが片面実装となった(280であった裏面メモリは表面に集約)
・補助電源が8+6ピンから6ピン+6ピンへ
・リファレンスクーラーの簡略化(SLIの端子保護や画像1枚目のねじアナ部分のゴムの省略、ヒートシンクの簡略化など)
・裏面のメモリカバー簡略化
・コアクロックが602MHz→648MHzへ
・メモリクロックが1296MHz→1476MHzへ

 

 

 

基盤裏

上記項目で述べたようにメモリが表面に集約されたお陰でGTX 280の裏に合ったメモリ用シンク(バックプレート)が無くなり基盤が露出しています。

 

 

ファン騒音検証

No Image
たいていリファレンスカードは電源ON時にブォオオンと言った爆音を鳴らすのが普通でしたが、GTX 285のリファレンスクーラーはそういった騒音は一切ありませんでした。  

また負荷を掛けた時の音も非常に静かで、逆に水冷用のポンプの方がうるさいと感じるほどです。
明らかにクーラーは静音向けとなっている模様。

 

 

GPU温度

OCCT Ver3.1.0にてPowerSupply Testをフルスクリーンにて30分実行した結果です。
アイドル時は約50度付近で、高負荷時は85度となりました。 

リファレンスクーラーの騒音から見る限り、静音に振っている為温度が高めになっている様子です。
PowerSupply Testはゲーム時よりもより高い負荷をかけるソフトですので、実際ゲーム時の温度はこれ以下になるかと思います。

 

 

 

消費電力

アイドル時:283W
OCCT時:483W
GTX 285は既に2世代も前のハイエンドGPUとなりますので、GTX 460に比べると消費電力の大きさはかなりあります。(もっともGTX 460検証時はCore i3 530 + P55板と言う環境でしたので比較すら出来ませんが。)  

Xeon E5620 *2 + Radeon HD 5970の環境では600W近く食っていたのでそれに比べるとかなり低い印象がありますね。

 

 

 

検証環境

 

 

 

3DMark06

3DMark Score:14666
SM2.0:5223
SM3.0:6698
CPU:5385

 

 

 

3DMark Vantage Perfomance

3DMark Score:P14605
GPU:11734
CPU Score:54924

 

 

 

3DMark Vantage Extreme

3DMark Score:X6342
GPU Score:6060
CPU Score:54726

 

 

 

CrystalMark2004 R3

Mark:200071
GDI:8453
D2D:8030
OGL:22097

 

 

 

Heaven BenchMark Ver2.1 低負荷

FPS:38.7 FPS
Score:974

 

 

 

Heaven BenchMark Ver2.1高負荷

FPS:21.2FPS
Score: 533

 

◇CINEBENCH RELEASE 11.5

OpenGL:30.63 FPS
CPU:8.08 pts

 

 

◇Perfomance Test 7.0

Score:2277

 

◇Windows 7 Experience Index

※今回はVista Experience Indexで検証しておりますので最大5.9となっています。

最大スコアー:5.9
プロセッサ:5.9
メモリ:5.9
グラフィックス:5.9
ゲーム用グラフィックス:5.9
プライマリHDD:5.9
※今回はVista Experience Indexで検証しておりますので最大5.9となっています。

 

 

◇FF XIVベンチ Low

Score:4912

 

 

◇FF XIVベンチ High

Score:3154

 

 

 

◇タイムリープブートベンチ

Score:96 FPS

ベンチマーク別適当なGPU比較表


ベンチマークをぞろそろ並べたって分かりづらいかと思うのでめっさ適当に表にしました

見づらさMAXだろうが知りません、そして比較すると言ってもただ単に過去の結果を引っ張ってきているだけなので検証環境もそれぞれ違います。

その辺承知の上ご覧ください。

 

 

◇総評

今更ながらの検証とはなりましたが、流石に約2年も経ってしまうと性能は微妙な感じですね。

GTX 460 Sonic Platinum 1GB版と比較していますが、正直285ではかなり厳しい感じ。

Heven BenchなどのSP数、クロックが効きやすい場面ではGTX 285の方が460よりかは上となっていますが、それ以外は殆ど460が上を行く数字となっています。

更に言うとGTX 460の検証時のスペックはCore i3 530 + P55の板で検証しておりましたので、今回の検証に使用した構成とはかなり差がありましてGTX 460の方がかなり不利な条件なんですがそれでもGTX 285以上の性能を発揮しています。

コストパフォーマンス的にもGTX 460に負けてしまいますしあえて基盤が長く、発熱の高いGTX 285を選ぶ価値はありませんでしょうし今はやはりGTX 460の1GBが安定したスペックと付加価値でお買い得ですね。


GLADIAC GTX 285 1GB (GD285-1GERX)

GPUカテゴリの最新記事