中古を眺めていると基盤の裏面にヒートシンクがあるeVGA製の8800GTを発見、気に入ったので今更ながら購入して見ました。
目次
パッケージおよび付属品一覧 |
どう見てもリファレンスの1スロットな8800GTの画像が載ったパッケージ。付属品は以下の通り。
・取扱説明書 えっらい豪華な気がします…。 |
概観 |
2スロット占有で外排気モデルとなります。
あっれ?パッケージだと1スロットのリファレンスの8800GTでしたよね…? っこ…これがeVGAマジックかっ!? |
出力ポート |
左から
S-VIDEO と言った形。 |
補助電源 |
補助電源はPCI Express 6ピン×1個。
補助電源の向きが基盤に平行となっているので奥行きが無いケースには注意が必要。 |
基盤の長さ |
基盤の長さは約23cm。
最近ではRadeon 5xシリーズでかなり長くなったので、このぐらいのサイズは普通になっちゃいましたね。 |
オリジナルクーラー |
GPU接触面は銅、シンク部分はアルミといった構成。
G92の8800GTS 512MBに似たクーラーを搭載しているが、凹凸のあるシンクを採用しているあたりからしてオリジナルクーラーかと思う。 |
ファン口径 |
GPUクーラーのファンは7cmのものが採用されています。 カバー部分では直径6cmですがファン口径は7cmでした。 |
裏面ヒートシンク |
裏面のヒートシンクはネジ4個で止められ、基盤と接触しないように熱伝導シートなるものを付けています。
ムダにヒートパイプを付けているようですが、正直このような小さいシンクだと意味が無いような…。 だがそれが良い! |
VRM部分 |
手前が検証している88GT、奥が4Gamerのリファレンス基盤の88GT。 基盤やコンデンサは同一、つまりこの8800GTの基盤はリファレンスらしい。 2枚目の画像は4Gamerの8800GTS 512MBの基盤と照らし合わせた画像。 8800GTと8800GTS 512MBとの基盤は同一で、コンデンサなどが削られた仕様が異なるだけ。 |
搭載グラフィックメモリ |
搭載されているメモリは今は亡きQimonda製のGDDR3「HYB18H512321BF-10」。
1.0ns品で8枚実装、512MB。 ちなみにメモリにはヒートシンクなし。 |
基盤裏 |
ヒートパイプが付いたシンクを外すとリファレンス通りの基盤が見えます。 |
ファン騒音検証 |
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電源ON時のファンの騒音をチェックして見ました。 GeForceのリファレンスモデルによく見られる電源ON時の爆音はあります。 しかしBIOS起動後非常に静かに。 |
コアクロックの上下 |
※クリックでGPU-Zのログtxtファイル表示 |
OCCT PowerSupply Testを行った時にGPU-Z 0.4.6にてログを取りました。
コアクロックは601.7MHz、メモリクロックは900MHzとなっています。 省電力機能がないためクロックなどは下がりません。 |
消費電力 |
アイドル時:95W OCCT時:251W |
クロックを下げる省電力機構が無いためアイドル時の消費電力はGTX460に比べ+30Wも増加しています。
しかし、高負荷時の消費電力はGTX460に比べ130Wも削減しており、上限はあまり食わない模様。 |
検証環境 |
3DMark06 |
3DMark Score:12081 SM2.0:5524 SM3.0:5217 CPU:3083 |
3DMark Vantage Perfomance |
3DMark Score:P6769 GPU:5422 CPU Score:26563 |
3DMark Vantage Extreme |
3DMark Score:X2420 GPU Score:2309 CPU Score:26374 |
CrystalMark2004 R3 |
Mark:158820 GDI:13471 D2D:7530 OGL:23977 |
Heaven BenchMark Ver2.1 低負荷 |
FPS:22.1 FPS Score:556 |
Heaven BenchMark Ver2.1高負荷 |
FPS:2.3 FPS Score: 58 |
◇CINEBENCH RELEASE 11.5 |
OpenGL:30.03 FPS CPU:2.38 pts |
◇Perfomance Test 7.0 |
Score:1484.4 |
◇Windows 7 Experience Index |
最大スコアー:6.9 プロセッサ:6.9 メモリ:5.9 グラフィックス:6.8 ゲーム用グラフィックス:6.8 プライマリHDD:5.9 |
◇FF XIVベンチ Low |
Score:2792 |
◇FF XIVベンチ High |
Score:1655 |
◇タイムリープブートベンチ |
Score:121 FPS |
◇総評
約4000円で購入した割にはオリジナルクーラー、背面無駄ヒートパイプ付きで満足。
性能も十分すぎます。
ただGPUクロックが下がらないのでアイドル時の消費電力が高いのと温度が高いのが残念ですがまだまだ十分使えるGPUだと思いました。
FF XIVもLOWでスコアーが3000を超えなかったので少々厳しそうですが設定さえ落とせば十分遊べるGPUかと思います。