eArenaにて以下キャンペーンに当選しましたので、そのうちの一つとなる「N250GTS Twin Frozr 1G ECO」のレビューとなります。
- 1. パッケージおよび付属品一覧
- 2. 概観
- 3. TwinFrozrクーラー
- 4. 補助電源
- 5. 基板の奥行き
- 6. 出力コネクタ
- 7. カード裏面
- 8. GPUファンの騒音について
- 9. GPU-Z
- 10. 検証環境
- 11. ベンチマーク
- 11.1. 3DMark06
- 11.2. 3DMark Vantage Perfomance
- 11.3. 3DMark Vantage Extreme
- 11.4. CrystalMark2004 R3
- 11.5. DevilMayCry4 ベンチマーク 低負荷
- 11.6. DevilMayCry4 ベンチマーク 高負荷
- 11.7. バイオハザード5 ベンチマークA
- 11.8. バイオハザード5 ベンチマークB
- 11.9. ストリートファイター4 ベンチマーク
- 11.10. Heaven BenchMark Ver2.0 低負荷
- 11.11. Heaven BenchMark Ver1.0 高負荷
- 11.12. タイムリープブートベンチ
- 11.13. PerformanceTest V7.0 Build 1011
- 12. 消費電力
- 13. 発熱
- 14. 考察
パッケージおよび付属品一覧
MSIオリジナルクーラーとなる「Twin Frozr」を搭載し、省電力版GTS 250採用により25%の消費電力を削減。
付属品は以下の通り。
・保証書
・取扱説明書
・DVI→HDMI変換コネクタ
・DVI→D-Sub変換コネクタ
・ペリフェラル2個→PCIE補助電源(6ピン)
・ドライバCD
・Qick User’s Manual Guide
R5770 Storm 1Gよりかは少々付属品が増えています。
概観
MSIオリジナルファンの「Twin Frozr」を搭載し、ヒートパイプは6mm、リファレンスに比べ平均-18度冷えるそうです。
TwinFrozrクーラー
7cmのファンを2基搭載し、6mmヒートパイプ3本、アルミ製ヒートシンクを搭載。
占有スロットは2スロット。
ちなみに2基のファンは4ピンで接続されているので、負荷、温度に応じて変化(PWM制御)します。
補助電源
補助電源はPCIE6ピンのみ。
省電力版GTS 250を搭載しているので、補助電源は6ピンのみとなっています。
省電力モデルでなかった場合はPCIe 6ピン×2でしたし、大きな進歩だと言えます。
基板の奥行き
基盤の長さは約23cm。
R5770 Storm 1G が21cmだったので、2cmほど長いですね。
ミドルレンジ系のGPUとしては平均的な長さなので、そこまで気にする必要は無いかと思います。
出力コネクタ
出力は左から
・DVI
・DVI
となっています。
PCIのブラケット部分には「msi」と書かれた装飾が施されています。
やはり下手にD-Subやら、HDMI付けられるよりかはDVI×2の方が扱いやすいですね。
カード裏面
カード裏面にはメモリの実装はなし。
GDDR3 1GBを搭載していますが、表面にすべて実装されている為、裏面はすっきりとしています。
GPUファンの騒音について
- N250GTS Twin Frozr 1G ECO 高負荷時のファン騒音 – YouTube
FurMark 1.7のStability Testで最高負荷を掛けた所を録画しています。
高負荷にも関わらず全く風切り音は無く、非常に優秀なファンと言えます。
ファンが2基もあるので、うるさそうな感じですが…非常に静かで十分評価出来るクーラーかと思います。
GPU-Z
GPU Clock:675MHz
Memory Clock:1100MHz
Shader Clock:1620MHz
省電力版ではないGTS 250が738MHz/1100MHz/1836MHzとなっているので、コアクロックが63MHz、シェーダークロックが216MHzほど落とされています。
これにより省電力版と言われているのかと思われます。
検証環境
ベンチマーク
3DMark06
3DMark Score:14896 (Radeon HD 5970:18864)
SM2.0:6314 (Radeon HD 5970:6690)
SM3.0:6127 (Radeon HD 5970:10157)
CPU:4810
3DMark Vantage Perfomance
3DMark Score:P8009(Radeon HD 5970:P18193)
GPU:6347 (Radeon HD 5970:18859)
CPU:37356
3DMark Vantage Extreme
3DMark Score:X2946 (Radeon HD 5970:X11574)
GPU:2810 (Radeon HD 5970:11399)
CPU:36789
CrystalMark2004 R3
Mark:197989
GDI:10924 (Radeon HD 5970:10385)
D2D:8161 (Radeon HD 5970:2160)
OGL:24826 (Radeon HD 5970:43593)
DevilMayCry4 ベンチマーク 低負荷
Rank:S
SCENE1:185.23 FPS (Radeon HD 5970:350.14 FPS)
SCENE2:151.20 (Radeon HD 5970:332.59 FPS)
SCENE3:235.34 FPS (Radeon HD 5970:465.37 FPS)
SCENE4:118.94 (Radeon HD 5970:230.06 FPS)
DevilMayCry4 ベンチマーク 高負荷
Rank:-
SCENE1:- FPS
SCENE2:- FPS
SCENE3:- FPS
SCENE4:- FPS DevilMayCry4のベンチ内で何故か解像度がUXGAまでしか上がらなかったため、高負荷のベンチマークをパスしています。
バイオハザード5 ベンチマークA
Rank:S
Average:107.5 FPS (Radeon HD 5970:154.4 FPS)
バイオハザード5 ベンチマークB
設定画面はベンチマークAと同等なので省略。
Rank:A
Average: 81.5FPS (Radeon HD 5970:90.7 FPS)
ストリートファイター4 ベンチマーク
Rank:A
Score:9935 (Radeon HD 5970:9938)
Average:59.84FPS (Radeon HD 5970:59.88)
Heaven BenchMark Ver2.0 低負荷
FPS:28.3 FPS (Radeon HD 5770:20.5 FPS)
Score:712 (Radeon HD 5770:516)
Heaven BenchMark Ver1.0 高負荷
FPS:11.1 FPS (Radeon HD 5770:9.5 FPS)
Score:281 (Radeon HD 5770:240)
タイムリープブートベンチ
FPS:130 FPS (Radeon HD 5970:129 FPS)
PerformanceTest V7.0 Build 1011
Score:1207.3
消費電力
OCCT時 |
175W(Radeon HD 5970:345W) |
アイドル |
92W (Radeon HD 5970:163W) |
発熱
ベンチマークの動作時にFurMark 1.7 Stability Testを使用して温度を計測してみました。
アイドル時の温度 |
約41度 |
高負荷時の最大温度 |
約66度 |
※室温25.3度で計測。
考察
Twin Frozrの冷え方、静音度に驚きを隠せません。
高負荷時でも全く耳に付かないファン音、そして上がらないGPU温度。
今までで見てきたオリジナルファンでは1,2位を争うほどの出来です。
Twin Frozr搭載モデルは他にGTX 260、GTX 275のモデルなどもあるようですが、そちらもよく冷えて静かなんでしょうか。
出来れば今後もっと採用品が増えて行ってくれれば良いですね。
現在はTwin Frozrが第2世代に進化したものがRadeon HD 5870、5850シリーズに採用されており、そちらも気になります。
GTS 250のパフォーマンス的にはやはりRadeon HD 5770 >GTS 250 Greenと言った次第で、少々パフォーマンス的には厳しい感じですがGTX 260との価格差がまだ大きいので、コストパフォーマンスは悪くないと思います。