どうも皆さんお久しぶりです。
こうやってレビュー書くのも今年初となります。
今回レビューの題材となるものはClarkdaleこと「Pentium G6950」です。
「Pentium G6950」は32nmで製造されたCPUと45nmで製造され、MCMで接続される「GMCH(Graphics Memory Controller Hub)」が1つのパッケージ収納された物となります。
今までG965、945GC、G33、G45と言ったチップがCPUのパッケージに統合された物と考えたほうがわかりやすいかと思います。
また、「Pentium G6950」はTurbo Boostには非対応、Hyper Threadingにも非対応で、論理コアは2コア、スレッド数も2コアとなります。
更に内臓VGAクロックは「Core i5-661」が900MHzに対し、「Pentium G6950」は533MHzとかなりクロックが抑えられています。
この他にもL2キャッシュが256KB×2、L3キャッシュが3MBと削減されています。
御託はさて置き、レビューに参ります。
Pentium G6950 BOX
最安価格 8890円 10.1.11
◇検証環境 |
◇ベンチマーク
今回よりRadeon HD 5970の性能を考慮し、DMC4ベンチマーク、バイオハザードベンチマークについては高解像度の高負荷設定を追加しました。
その他にも自作の祭典2009への参加としてPerfomanceTest 7.0やバイオハザードの設定改変版を載せております。
今後はローエンドGPUで無い限り高解像度、高負荷設定を使用していく予定です。
3DMark06 |
3DMark Score:14636 SM2.0:6396 SM3.0:9203 CPU:2426 |
3DMark Vantage Perfomance |
3DMark Score:P11750 GPU:18214 CPU:5690 |
3DMark Vantage Extreme |
3DMark Score:X11547 GPU:12136 CPU:6008 |
CrystalMark2004 R3 |
Mark:127940 ALU:26144 FPU:24253 MEM:28172 HDD:18973 GDI:10385 D2D:2160 OGL:43593 |
DevilMayCry4 ベンチマーク(初期設定 1280*720、低負荷) |
Rank:S SCENE1:242.64 FPS SCENE2:262.23 FPS SCENE3:269.89 FPS SCENE4:148.76 FPS |
バイオハザード5 ベンチマークA(初期設定 1280*720、低負荷) |
Rank:A Average:88.4 FPS |
バイオハザード5 ベンチマークA(自作の祭典2009向けセッティング) |
Rank:S Average:103.4 FPS |
バイオハザード5 ベンチマークA(1920*1200、高負荷) |
Rank:A Average:70.5 FPS |
バイオハザード5 ベンチマークB(高負荷 1920*1200、その他グラフィック最大) |
Rank:B Average:41.7 FPS |
ストリートファイター4 ベンチマーク |
Rank:A Score:9935 Average:59.84FPS |
Heaven BenchMark Ver1.0 低負荷 |
FPS:72.2 FPS Score:1818 |
Heaven BenchMark Ver1.0 高負荷 |
FPS:31.5 FPS Score:793 |
タイムリープブートベンチ |
FPS:113 FPS |
PerfomanceTest 7.0 Evaluation Version7.0(自作の祭典2009向けベンチ) |
Score:1529.5 |
Windows 7 Experience Index (自作の祭典2009向けベンチ) |
最低スコア CPU:6.4 |
◇消費電力
3DMark06 |
349W |
3DMark Vantage |
386W |
DMC4 |
312W |
HeavenBench |
365W |
アイドル |
163W |
◇発熱
OCCT Ver3.1.0を使用し、15分に設定し検証しました。
アイドル時の温度 |
約30度 |
高負荷時の最大温度 |
約36.8度 |
※室温21.4度で計測。
◇考察
マザーボードがP55のMaximus III Formulaな為、内臓VGAの検証は出来ませんが、デュアルコア、2.8GHzの性能で見るとまずまずと言った所。
ただし、ライバルとなり得るPhenom II X2 550 Black Editionと比較すると4コア化が可能(しかもほぼメーカー公認に近い状態)、倍率変更が容易と言う点を考慮するとパフォーマンス面はPentium G6950が勝利しようとも、コスト面ではやはりPhenom II X2 550 Black Editionの方が有利なようにも思えます。
また、マザーボードもH55やH57、P55と言ったチップセットが利用出来るPentium G6950は選択肢が多くて良いのですが、まだ登場したばかりなのでマザーボードの単価が高く、そしてATXなマザーボードが少ないと言う点も気になります(その場合はP55を使えと言われそうですが。)
まだオーバークロックに関しては完全に検証出来ていない状態ですので何とも言えませんが、もしPentium G6950が4GHz以上で常用出来ようとも4コア化が可能なPhenom II X2 550 Black Editionの有利な点は変わらぬような感じです。
あくまで個人の意見ですので(^^;;
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