Phenom II X4 965 Black Edition C3 Stepping 適当なレビュー

10月の中盤に発売予定でしたが、発売が延期され11月4日発売・・・と言われていましたが、結果的に11月6日に発売が開始されたPhenom II X4 965 Black Edition C3 Steppingの適当なレビューです。


Phenom II X4 965 Black Edition BOX
最安価格19890円 09.11.07

画像関連が多くなりますので、続きを読むをクリックして下さい。

 

今回発売開始がされたC3ステッピングのPhenom II X4 965 Black Editionは新パッケージが採用されており、箱のサイズがコンパクトになっております。 

左がPhenom II X2 550 BEの箱、右がPhenom II X4 965BE@C3の箱となっています。

 

箱の小ささが変わった事により、もって帰りやすくなりました。
ちなみに小さくなったからと言って以前の大きい箱の物と中身はなんら変わりません。 

新パッケージの一部分に「VISON」のロゴが入っています。

 

新パッケージでもクーラーなどに変更はありません。
ただし、取扱説明書が箱の大きさと同じようにスリムになりました。 

この他にも以前まで取説の中に入っていたCPUのロゴシールがCPUと同じパッケージに封入されています。
これで無くしづらくなりますね。

 

ゲット出来たロットは「0941CPMW」
09年の第41週・・・10月前半あたりでしょうか?

◇検証時スペック

 

◇定格使用 ベンチ

3DMark06

3DMark Score:5009
SM2.0:1695
SM3.0:1943
CPU:4698

 

3DMark Vantage Perfomance

3DMark Score:P1787
GPU:1394
CPU:11554

 

3DMark Vantage Extreme

3DMark Score:X486
GPU:463
CPU:11596

 

CrystalMark2004 R3

Mark:191982
ALU:53072
FPU:55147
MEM:32920

 

クロック可変について

CnQ、C1Eをオンにしていると以下のようにクロックが可変します。

クロック 電圧(Vcore)
800MHz 1.00V
2200MHz 不明
3400MHz 1.40V

以前まではCnQやC1EをONにすると言うことをしてませんでしたので、今回とって見ました。

これ以外のクロックになっていた可能性も有るので参考程度に。

 

オーバークロック検証

◇Vcore 定格 OC

Phenom II X4 965 BE 3.9GHz
200MHz*19.5
OS安定して起動
3DMark06問題なく完走。

 

Phenom II X4 965 BE 4.0GHz
200MHz*20.0
OS安定して起動
3DMark06問題なく完走。

 

Phenom II X4 965 BE 4.1GHz
200MHz*20.5
No Image
OS不安定ながらも起動。(5回起動中2回コケた)
3DMark06完走不可

 

◇Vcore 昇圧 OC

Phenom II X4 965 BE 4.0GHz Vcore:1.45V
 

200MHz*20

OS安定して起動
3DMark06問題なく完走。

 

Phenom II X4 965 BE 4.1GHz Vcore:1.45V
 

200MHz*20.5

OS不安定ながらも起動。(5回起動中4回コケた)
3DMark06完走不可

 

Phenom II X4 965 BE 4.1GHz Vcore:1.55V
 

200MHz*20.5

No Image
OS不安定ながらも起動。(5回起動中2回コケた)
3DMark06完走不可

 

簡単にまとめると、4.1GHzはVcoreを盛るだけで起動は出来ますが、ベンチ関連を完走するのが難しい。

 

オーバークロック常用域

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PhenomII X4_965BE C3 3.9GHz Vcore1.47V
200*19.5

Prime95 約4時間

4時間分しかキャプチャー出来ていませんが、実際は朝7時まで動かせていたので約10時間は回っていました。(朝起きると落ちていたのでログを見てみると朝7時37分に落ちていた模様)

1.55V 4GHzや1.6V 4GHzを試してみましたが、Prime95を起動して1,2分後に4コア目が即死という状態でしたので、常用出来そうなクロックは3.9GHz辺りのようです。

そう言う事を考えると、常用可能なクロック的にはC2 SteppingもC3 Steppingも大した差は無い様に思えます。

 

消費電力

◇CnQ On

アイドル時 110W
高負荷時 203W

◇CnQ Off

アイドル時 212W(C2ステの場合236W)
高負荷時 265W(C2ステの場合289W)

 

温度

◇CnQ On

アイドル時 27度
高負荷時 49度

◇CnQ Off

アイドル時 30度
高負荷時 50度

C2ステッピングの965BEより5,6度ほど下がっている気がします。

ただしCPUクーラーが以前はUltra-120 Extreme、今回はCWCH50と言うことを考えると比較できた物じゃありませんが(^^;;

 

総評

C3ステッピングと言うことで4GHz常用の夢を膨らませていましたが、無念の敗退です。

しかし、C2ステッピング発売時の約2.7万円と言う価格はC3ステッピングから2.1万円に落とされ、発熱や消費電力も多少ですが抑えられていますので非常にコストパフォーマンスが高いCPUとなっています。

最近ではDDR3 2GB×2が5000円以下で購入出来ますし、790FXを搭載したマザーも価格がこなれて来ていますので新規に組まれる方にもお勧めできるハイコストパフォーマンスCPUだと思います。


Phenom II X4 965 Black Edition BOX
最安価格19890円 09.11.07

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