コスパが光るASRock製のSocket AM5用マザーボード「X670E-PG Lightning」を簡単にレビュー

先日購入したASRock製のSocket AM5用マザーボード「X670E-PG Lightning」がなかなかコスパが良かったので簡単にご紹介。

 

「1番良いやつを”安く”で頼む」という希望をかなえてくれるマザーボード

現在AMD用のチップセットで1番最上位となる「X670E」を搭載し、標準的な「ATXマザーボード」且つ「コスパが良い」という希望を叶えてくれるのが「X670E-PG Lightning」

 

 

価格は2023年10月現在で「4.5万円前後」「B650Eマザーボード」4万円弱している事を考えれば「X670Eでも良いのでは?」と思わせてしまう価格設定。

「X670E-PG Lightning」、コスパが良い。

 

 

 

サイトのまとめ画像が分かりやすい

ASRock公式の「X670E-PG Lightning」に掲載されている上記画像を見て貰えると分かりやすいのですが、たったの1枚の画像でマザーボードの特徴が纏まっています

最近はマザーボードのホームページの表示が無駄に凝りすぎて「スクロールしないと詳細が確認できなかったり、使用を見比べたいのに二窓しないといけなかったり」と見づらいサイトが増えている中、ASRockはこの画像1枚でマザーボードの特徴、仕様が確認できるようになっています

M.2スロットの大まかなレーン割(PCIe 5.0×4接続やPCIe 4.0×2、×4接続等)やPCIeスロットのスロット配置間隔、I/OパネルのUSB Type-A/Type-Cポート数、速度、有線LAN速度(2.5Gbps)等。

意外と他メーカーはこういった取り組みをしていないので、急ぎの際でもササっと仕様をチェックできるのはアリだなと。(もちろん詳細はスペック欄を確認すべきですが)

 

 

 

I/Oパネルは外れない仕様

I/Oパネルはマザーボードと一体型となっており、ケースに組み込んでネジを止めた後から「I/Oパネルを入れ忘れた!」「USB Type-A/有線LAN(RJ45)端子にI/Oパネルの内側のツメが被ってしまった!」といった心配も要らないのが安心。

またI/Oパネルはネジ止めとなっているため「失くす」といったことも無いのが安心。

 

 

 

Realtek製2.5Gbps RJ45 LANを搭載

安価ながら「Realtek製の2.5Gbps対応の有線LAN(RJ45×1ポート、RTL8125BG)を搭載」し、最大2.5Gbpsの回線を契約してもフルに活用できます

またLAN内で2.5Gbps LAN対応のNAS、LANハブ/スイッチを用意すれば、LAN内でも理論値2.5倍高速にデータ転送が行えるので、必須とも言える機能だと思います。

 

 

 

コストカットのためWi-Fiは非搭載

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コストカットのためかWi-Fi(M.2 2230)は非搭載

デスクトップPCであればBluetoothを使う用途でもない限りWi-Fiは必要はないかと思うので、必要十分です。

最悪M.2 2230の無線LANカードを購入すれば増設可能なので、特に問題はなさそう。

 

 

 

CPU、メモリが無くてもBIOSを更新できる「BIOS Flashback」

最近ではCPUやメモリが無くてもBIOSをアップデートできる機能「BIOS Flashback」が実装されており、環境を問わずBIOSの更新が行える機能が搭載されています。

必要なものは「BIOSファイルが入ったUSBメモリ、マザーボード、ATX24ピン電源」のみで、あとはマザーボード指定の「BIOS Flashback用USB Type-Aポート」にUSBメモリを挿して、BIOS Flashbackボタンを3秒長押しするだけ

LEDが点滅を始めればBIOS更新中、消灯でBIOS更新は完了となるので、非常に簡単。

 

 

 

M.2用ヒートシンクのネジは取れないように改良済

マザーボード上にあるM.2用のヒートシンクを固定しているネジは簡単に外れないよう改良されており、ヒートシンクをネジ止めする面倒さはあるものの、ケース内で作業する場合にはかなり便利な機能です。

昔ケース内でマザー上に付けていたM.2 SSDを交換する際にヒートシンクのネジを落とし、下側に付けている電源のファン内に巻き込まれてしまい、全分解をする羽目になったので、この仕様は素直に嬉しい。

最近の高級マザーボード系はそのネジすら使わず、マグネットで固定するタイプも出て来ているとの事で、ユーザーフレンドリー度がさらに進化している様子。

 

 

 

Ryzen 9 7950Xも問題なく動作

Socket AM5の最上位CPUである「Ryzen 9 7950X」とScythe製のCPUクーラー「FUMA3 風魔3(SCFM-3000)」を取り付け、OCCT Linpackで15分ベンチマークを回しても問題なく動作していました。(動作周波数的にCPUクーラーの冷却能力が足りてない)

 

Ryzen 7 7800X3D辺りであれば空冷で行けそうですが、Ryzen 9となると簡易水冷以上のCPUクーラーが必要になりそうです。

 

 

 

Socket AM5特有の起動速度の遅さも解消済

Socket AM5導入時から発生していた「起動速度の遅さ」もBIOS&AGESAのアップデートにより解消しており、Intel環境と同じような速度で起動してくるので、懸念点は払拭出来ているかと思います。

 

以上の事からSocket AM5環境でX670Eマザーボードをお探しの方は「X670E-PG Lightning」がお勧めです。

 

 

購入は以下より

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