ATI純正 Radeon HD 3870 適当なレビュー

  • 2009.10.19
  • GPU

Main PCにRadeon HD 4550を取り付けていた訳ですが、WUXGAでパンヤをプレイすると明らかにコマ落ちするようでしたので、「返品不可」と書いてあるATI純正のRadeon HD 3870を購入してみました。

画像関連が多くなりますので、続きを読むをクリックしてください。

 

 

 

とあるお店でATI純正のRadeon HD 3870が箱付きの修理上がり品がなんと「4580円」にて販売されていたので思わずIYHer。

未だ中古市場でも5980円~7980円で販売されているRadeon HD 3870を考えると修理上がりで4580円と言うのは良心的な価格ですね。

 

パッケージはRUBYが剣を構えている格好で、今までのRUBYのパッケージ的には一番好きな格好ですね。

付属品はちょっとだけ贅沢と言う感じで、CFケーブルや、S-VIDEO→コンポジットの変換などが付属します。

 

 

 

 

付属品の紹介動画。

 

 

 

 

「日商エレクトロニクス」と言う聞いた事の無い代理店。

調べてみると2007年にWinnyで個人情報の流出があったみたいです。

 

 

 

 

カード本体は純正とだけあってリファレンスの2スロット占有外排気クーラーを採用しています。

 

 

 

 

カード長とファンの口径。

カードの長さは約23cmで、Radeon HD 5770よりかは1cmほど長いです。

 

 

 

 

Radeon HD 5770とHD 3870の長さを比較してみました。

HD 5770は約22cm。
HD3870は約23cmとなっています。

 

 

 

 

ファンの口径は約7cmとなっており、Radeon HD 5870/5770のリファレンスクーラーより1cm大きくなっています。

 

 

 

 

ファン電源は4ピンを採用し、OS上からもCCC(Catalyst Control Center)からもファンの速度を自由に変更出来ます。

 

 

 

 

電源ON時のファンの騒音です。
電源を入れたときに低い唸る音が出ますが、それ以降は非常に静かです。

 

高負荷時のファン音です。
GPU温度が80度付近になっているにも関わらず、あまり高回転では回らないため高温になりがちです。

個人的にはCCCでファン速度を固定しておく事をお勧めいたします。
※調べてみたところ、起動時からGPUファンのスピードは25%固定となるようで、高負荷時も25%で回り続けるようです。
この点についてはCCCで手動コントロールをするか、BIOSを書き換えをするしかないようです。ご注意を。

 

 

 

 

補助電源は6ピン×1となっており、基盤に並行する形で取り付けられています。
ですので補助電源を挿す分だけ奥行きは長くなりますので、奥行きは大体24cm程度になるかと思われます。

 

 

 

 

GDDR4のメモリ部分やVRM部分にもシンクが取り付けられており、個人的には好印象。
リファレンスクーラーの風がしっかりと当たる構造なので、なかなか3870のリファレンスクーラーは好きですね。

 

 

 

 

書かずともわかる、CrossFire対応。

 

 

 

 

GPU接触面には銅製の大型ヒートシンクが取り付けられており、シロッコファンからの風で冷却、そして背面へ排気と言う形となっています。

 

 

 

 

出力ポートは左からDVI、S-VIDEO、DVI
GPUクーラーの排気用のブラケットもしっかり穴があけられており、安心。Radeon HD 5870/5770もこうして欲しかったですね(^^;;

 

 

 

 

HD 3870の裏面の基盤部分です。
ATI純正品とだけあって「ATI 純正品」と書いてあります。

実はおでん氏も純正の3870を持っておられたので、ちょっと羨ましかったのでこちらの純正買いました(^^;;

 

 

 

 

GIGABYTE製のE-ATXケース「GZ-FA1CAR-AJB」に入れて見ました。
まな板ケース(ACTS-T)に組み込んでみました。
やはりHD 3870はカード長の長さがちょうど良いので、マザーからもはみ出ず良いですね。

 

 

 

 

◇ベンチマーク

今回はいつも通りの3DMark06、3DMark Vantage(Perfomance)、CrystalMark2004R3、バイオハザード5、DevilMayCry4、ストリートファイター4、タイムリープで検証します。

 

◇検証スペック

 

 

 

 

◇ベンチマーク

3DMark06


3DMark Score:11147
SM2.0:4185
SM3.0:4555
CPU:5038

 

 

 

3DMark Vantage Perfomance


3DMark Score:P4388
GPU:3624
CPU:11928

 

 

 

3DMark Vantage Extreme


3DMark Score:X1396
GPU:1334
CPU:12047

 

 

 

CrystalMark2004 R3


Mark:236327
GDI:9769
D2D:5436
OGL:50644

 

 

 

DevilMayCry4 ベンチマーク


Rank:S
SCENE1:95.88 FPS
SCENE2:87.95
FPS
SCENE3:120.00 FPS
SCENE4:73.40 FPS

 

 

 

バイオハザード5 ベンチマークA


Rank:B
Average:58.8 FPS

 

 

 

バイオハザード5 ベンチマークB


Rank:B
Average:38.1 FPS

 

 

 

ストリートファイター4 ベンチマーク


Rank:A
Score:9943
Average:59.93 FPS

 

 

 

タイムリープブートベンチ


FPS:77 FPS

 

 

3DMark06のスコアーを見る限り

Radeon HD 4890 >> HD 5770 >> 4870>>GTX260となっていますね。

価格的に考えるとまぁまぁな所ですね。

 

 

 

◇スコアー比較

Radeon HD 5870、5770、4870 X2、4890、4870、4850、4830、3870、GTX280、GTX260を使用した主要ベンチマークのグラフです。

尚、この比較はあらゆるプラットフォームを使用した結果を引っ張っていますので、参考程度にお願いします。

いつも通りの適当なエクセルの表はこちら。

 

 

 

◇消費電力

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3DMark06 235W
DMC4 237W
3DMark Vantage 234W
アイドル 129W

 

 

 

◇発熱

3DMark Vantageの動作時にGPU-Z Ver0.36を使用して温度を計測してみました。

元のファイルはコチラ

アイドル時の温度 約46度
高負荷時の最大温度 約88度

※室温26.7度で計測。

 

 

 

◇総評

旧世代のGPUとは言え、最近のゲームでも設定さえ下げれば十分に遊べると言う点が良いですね。

特にWXGA(1280*800)でデビルメイクライ4がSランクを出していますので何よりも安心です。

このあたりのGPU性能であるならば、オンラインゲームでも高負荷設定にしても十分耐えれると思うのでお勧めです。

補助電源が6ピン×1、アイドル時の発熱が高くないと言う事を考えるとSub PCには持って来いですね。

ただ、ファンスピードが25%固定と言うのは頂けませんので、ご自分でBIOSの書き換えを行うか、RivaTunerなどでファンスピードを固定してあげる事が必要になりそうです。

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