Main PCにRadeon HD 4550を取り付けていた訳ですが、WUXGAでパンヤをプレイすると明らかにコマ落ちするようでしたので、「返品不可」と書いてあるATI純正のRadeon HD 3870を購入してみました。
画像関連が多くなりますので、続きを読むをクリックしてください。
とあるお店でATI純正のRadeon HD 3870が箱付きの修理上がり品がなんと「4580円」にて販売されていたので思わずIYHer。
未だ中古市場でも5980円~7980円で販売されているRadeon HD 3870を考えると修理上がりで4580円と言うのは良心的な価格ですね。
パッケージはRUBYが剣を構えている格好で、今までのRUBYのパッケージ的には一番好きな格好ですね。
付属品はちょっとだけ贅沢と言う感じで、CFケーブルや、S-VIDEO→コンポジットの変換などが付属します。 |
|
付属品の紹介動画。 |
「日商エレクトロニクス」と言う聞いた事の無い代理店。
調べてみると2007年にWinnyで個人情報の流出があったみたいです。 |
カード本体は純正とだけあってリファレンスの2スロット占有外排気クーラーを採用しています。 |
カード長とファンの口径。
カードの長さは約23cmで、Radeon HD 5770よりかは1cmほど長いです。 |
Radeon HD 5770とHD 3870の長さを比較してみました。
HD 5770は約22cm。 |
ファンの口径は約7cmとなっており、Radeon HD 5870/5770のリファレンスクーラーより1cm大きくなっています。 |
ファン電源は4ピンを採用し、OS上からもCCC(Catalyst Control Center)からもファンの速度を自由に変更出来ます。 |
電源ON時のファンの騒音です。 電源を入れたときに低い唸る音が出ますが、それ以降は非常に静かです。 |
高負荷時のファン音です。 GPU温度が80度付近になっているにも関わらず、あまり高回転では回らないため高温になりがちです。 個人的にはCCCでファン速度を固定しておく事をお勧めいたします。 ※調べてみたところ、起動時からGPUファンのスピードは25%固定となるようで、高負荷時も25%で回り続けるようです。 この点についてはCCCで手動コントロールをするか、BIOSを書き換えをするしかないようです。ご注意を。 |
補助電源は6ピン×1となっており、基盤に並行する形で取り付けられています。 ですので補助電源を挿す分だけ奥行きは長くなりますので、奥行きは大体24cm程度になるかと思われます。 |
GDDR4のメモリ部分やVRM部分にもシンクが取り付けられており、個人的には好印象。 リファレンスクーラーの風がしっかりと当たる構造なので、なかなか3870のリファレンスクーラーは好きですね。 |
書かずともわかる、CrossFire対応。 |
GPU接触面には銅製の大型ヒートシンクが取り付けられており、シロッコファンからの風で冷却、そして背面へ排気と言う形となっています。 |
出力ポートは左からDVI、S-VIDEO、DVI。 GPUクーラーの排気用のブラケットもしっかり穴があけられており、安心。Radeon HD 5870/5770もこうして欲しかったですね(^^;; |
HD 3870の裏面の基盤部分です。 ATI純正品とだけあって「ATI 純正品」と書いてあります。 実はおでん氏も純正の3870を持っておられたので、ちょっと羨ましかったのでこちらの純正買いました(^^;; |
左 GIGABYTE製のE-ATXケース「GZ-FA1CAR-AJB」に入れて見ました。 右 まな板ケース(ACTS-T)に組み込んでみました。 やはりHD 3870はカード長の長さがちょうど良いので、マザーからもはみ出ず良いですね。 |
◇ベンチマーク
今回はいつも通りの3DMark06、3DMark Vantage(Perfomance)、CrystalMark2004R3、バイオハザード5、DevilMayCry4、ストリートファイター4、タイムリープで検証します。
◇検証スペック
◇ベンチマーク
3DMark06 |
3DMark Score:11147 SM2.0:4185 SM3.0:4555 CPU:5038 |
3DMark Vantage Perfomance |
3DMark Score:P4388 GPU:3624 CPU:11928 |
3DMark Vantage Extreme |
3DMark Score:X1396 GPU:1334 CPU:12047 |
CrystalMark2004 R3 |
Mark:236327 GDI:9769 D2D:5436 OGL:50644 |
DevilMayCry4 ベンチマーク |
Rank:S SCENE1:95.88 FPS SCENE2:87.95 FPS SCENE3:120.00 FPS SCENE4:73.40 FPS |
バイオハザード5 ベンチマークA |
Rank:B Average:58.8 FPS |
バイオハザード5 ベンチマークB |
Rank:B Average:38.1 FPS |
ストリートファイター4 ベンチマーク |
Rank:A Score:9943 Average:59.93 FPS |
タイムリープブートベンチ |
FPS:77 FPS |
3DMark06のスコアーを見る限り
Radeon HD 4890 >> HD 5770 >> 4870>>GTX260となっていますね。
価格的に考えるとまぁまぁな所ですね。
◇スコアー比較
Radeon HD 5870、5770、4870 X2、4890、4870、4850、4830、3870、GTX280、GTX260を使用した主要ベンチマークのグラフです。
尚、この比較はあらゆるプラットフォームを使用した結果を引っ張っていますので、参考程度にお願いします。
いつも通りの適当なエクセルの表はこちら。
◇消費電力
3DMark06 | 235W |
DMC4 | 237W |
3DMark Vantage | 234W |
アイドル | 129W |
◇発熱
3DMark Vantageの動作時にGPU-Z Ver0.36を使用して温度を計測してみました。
アイドル時の温度 | 約46度 |
高負荷時の最大温度 | 約88度 |
※室温26.7度で計測。
◇総評
旧世代のGPUとは言え、最近のゲームでも設定さえ下げれば十分に遊べると言う点が良いですね。
特にWXGA(1280*800)でデビルメイクライ4がSランクを出していますので何よりも安心です。
このあたりのGPU性能であるならば、オンラインゲームでも高負荷設定にしても十分耐えれると思うのでお勧めです。
補助電源が6ピン×1、アイドル時の発熱が高くないと言う事を考えるとSub PCには持って来いですね。
ただ、ファンスピードが25%固定と言うのは頂けませんので、ご自分でBIOSの書き換えを行うか、RivaTunerなどでファンスピードを固定してあげる事が必要になりそうです。