HPE製の超小型サーバーPC「ProLiant Thin Micro TM200」をWindows 10 Proで使う方法について

先日某氏よりHPE製の超小型サーバーPC「ProLiant Thin Micro TM200」が送られてきたので、とりあえずWindows 10 Proで動かすためにドライバー類をアレコレしてみました。

 

間違っても「HP Support Assistant」はインストールしないように

当方もやらかしたのですが、本製品は「HPE(Hewlett Packard Enterprise)」の製品であり「Hewlett Packard(HP)」の製品ではありません

そのためHPのサイトにアクセスして「HP Support Assistant」を入れても製品を正しく検出できず、サポートからシリアル番号を入れても製品の特定が行えないのでご注意を。

やるとすれば「HPEのサポートセンター」からやりましょう。それならば正しい製品を検出、ドライバーダウンロードが出来るはず。(会員登録は必要ですが)

 

 

 

Windows 10 Pro用のドライバーは配布されていない

予め記載しておくと「ProLiant Thin Micro TM200」用のドライバーリストには「Windows 10 Pro用の物は存在しない」ため、適当なWindows Server 2016用のドライバーを入れようとすると「このOSはサポートされていません。」とエラーメッセージが出てしまいます。

 

 

 

Windows Server 2019用のドライバーを入れる

Windows Server 2016の内部バージョンは1607、ビルド番号は14393(10.0.14393)で、Windows 10 Anniversary Updateと同じ。

Windows Server 2016(Win10 1607ベース、2016年8月2日)との事でWindows 10のかなり初期バージョンベースだった模様。

その影響でバージョンチェックに引っ掛かり、インストール時に蹴られてしまっている模様

 

 

Windows Server 2019(Win10 1809ベース、2018年11月13日)となり、Windows 10の中では中盤辺りのベース。

何故かHPEで配布されている「Windows Server 2019」の物であればWindows 10 Proの環境でもエラーが出ずにインストールが出来るので、記載されている以下の物をインストールしました。

 

・HPE ProLiant Gen9 Chipset Identifier for Microsoft Windows Server 2016 and Microsoft Windows Server 2019

・iLO 4 Channel Interface Driver for Windows Server 2016 and Server 2019

・Matrox G200eH Video Controller Driver for Windows Server 2016 and Server 2019

・iLO 4 Management Controller Driver Package for Windows Server 2016 and Server 2019

恐らくこの辺を入れればデバイスマネージャーの大量にある「!アイコン」は消えるはず。(殆どがChipsetドライバーで埋められます)

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