手ごろな価格でSynology製のNAS「DS718+」をアップグレードできるType-A to 2.5Gbps LANアダプタを探す #Synology #NAS #マルチギガビット #Realtek

約4年以上使用しているSynology製のNAS「DS718+」ですが、Synology自体がマルチギガビット化(2.5Gbps以上)が進まず、次期モデルもまだまだ出そうにないため「USB Type-A to 2.5Gbps LANアダプタ」で無理やり2.5Gbps化を検討しています。

 

手軽に2.5Gbps環境を整えられる「USB Type-A to 2.5Gbps RJ45アダプタ」

「DS718+」前面にUSB 3.0 Type-A×1ポート、背面にUSB 3.0 Type-A×2ポートを搭載しており、全てのUSB 3.0 Type-Aポートで「USB Type-A to 2.5Gbps LANアダプタ」が利用が可能です。

 

 

 

先人達が検証済

既に検索してみると先人の方々が検証して下さっており、Realtek製の「RTL8152/RTL/8153/RTL/8156系」のチップを搭載した「USB Type-A to 2.5Gbps RJ45アダプタ」であれば問題なく動作する模様。

「Github」ドライバーのインストール方法、対応のLANアダプター、NAS等の情報も記載されており、ここを見るのが1番手っ取り早そうです。

 

 

 

最新のRealtek製RTL8156″B”搭載機種では動作しない模様

因みにですがRealtekの最新チップ「RTL8156″B”」に関しては「現時点でDS720+/DSM 7.0.1-42218環境で動作しない」とGithubで投稿があるところから、「現時点で未対応」と思っておいた方が無難です。

今後VIDの追加により対応できる可能性は高いものの、執筆時(2022年2月6日)では非対応です。

「RTL8156B」対応となれば進んだプロセスの採用で低発熱、低消費電力でより便利になりそうなのですが…。今後に期待です。

 

 

 

「USB Type-A to 2.5Gbps RJ45アダプタ」一覧

国内で比較的入手のしやすく動作が確認できていると思われる製品をリスト化しています。

拘りが無ければとりあえず「USB Type-A、安価な製品」を選んでおけば問題ないと思います。

逆に「Synology製のNAS以外で使うかも…」と言う方は「USB Type-A/C両対応品」を買っておくのが無難でしょう。

 

BUFFALO LUA-U3-A2G(Type-Aのみ to 2.5Gbps RJ45、搭載チップ不明)

USB Type-A to 2.5GBpsのアダプタとなっており、執筆時時点で「終売」Type-A/C両対応の変換アダプタ付きモデル「LUA-U3-A2G/C」に切り替わっている模様。

内蔵されているチップは不明。

Synology系のNASでもそのまま利用できます。

 

BUFFALO LUA-U3-A2G(Type-A/C両対応 to 2.5Gbps RJ45、搭載チップ不明)

先述の「LUA-U3-A2G」のType-A/C両対応のアダプタが付属したモデル価格差もあまりなく、現行品のためこちらの方が入手性は良さそう

相変わらず内蔵されているチップは不明。

Synology系のNASでもそのまま利用できます。

 

Planex USB-LAN2500R(Type-Aのみ to 2.5Gbps RJ45、RTL8156)

USB Type-Aのみ to 2.5GBpsのアダプタとなっており、Realtek製のRTL8156を搭載。

Synology系のNASでもそのまま利用できます。

何気にアクセスランプが本体上部に搭載されており、10/100M、1/2.5Gでランプの表示が分かりやすいのは特徴的。眩しかったら適当なテープで貼れちゃうのも魅力。

 

Club3D CAC-1420(Type-Aのみ to 2.5Gbps RJ45、RTL8156)

USB Type-Aのみ to 2.5GBpsのアダプタとなっており、Realtek製のRTL8156を搭載。

Synology系のNASでもそのまま利用できます。

 

Club3D CAC-1520(Type-Cのみ to 2.5Gbps RJ45、RTL8156)

USB Type-Cのみ to 2.5GBpsのアダプタとなっており、Realtek製のRTL8156を搭載。

Synology製のNASは現時点でUSB Type-Aのみと言うモデルが多いため、わざわざType-C to Type-A変換アダプターを購入しないといけないこちらの製品を選ぶ意味はあまり無さそうです。

 

CableCreation ‎CD0673(Type-Aのみ to 2.5Gbps RJ45、RTL8156)

USB Type-Aのみ to 2.5GBpsのアダプタとなっており、Realtek製のRTL8156を搭載。

何気に24か月保証が付属しているので、高コスパ。

Synology系のNASでもそのまま利用できます。

 

TRENDnet ‎TUC-ET2G(Type-Cのみ to 2.5Gbps RJ45、RTL8156)

USB Type-Cのみ to 2.5GBpsのアダプタとなっており、Realtek製のRTL8156を搭載。

Synology製のNASは現時点でUSB Type-Aのみと言うモデルが多いため、わざわざType-C to Type-A変換アダプターを購入しないといけないこちらの製品を選ぶ意味はあまり無さそうです。

 

UGREEN 70446JP(Type-Cのみ to 2.5Gbps RJ45、RTL8156)

USB Type-Cのみ to 2.5GBpsのアダプタとなっており、Realtek製のRTL8156を搭載。

Synology製のNASは現時点でUSB Type-Aのみと言うモデルが多いため、わざわざType-C to Type-A変換アダプターを購入しないといけないこちらの製品を選ぶ意味はあまり無さそうです。

 

ASUSTOR AS-U2.5G(Type-A/C両対応 to 2.5Gbps RJ45、RTL8156B)

こちらは現時点で非対応品です。詳しくは「Githubの投稿」をご確認ください。

USB Type-A/C両対応 to 2.5GBpsのアダプタとなっており、Realtek製のRTL8156Bを採用した製品。

初代の「AS-U2.5G」よりも世代が進んだチップ「RTL8156B」を搭載することにより軽量、コンパクト化に加え発熱の低下、消費電力が66%低減で675mWhに進化した模様。詳しくは「ASUSTORプレスリリース」より。

 

 

 

5,000円以下で2.5Gbps LAN化は行える

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大まかにUSB Type-A to 2.5Gbps RJ45イーサネットアダプターの価格を見ていると5,000円以下の投資で2.5Gbps LANへの対応が行えることが分かりました。

「Synology製もしくはQNAP製で2.5Gbps対応品且つx86の4コア以上、DDR4の増設対応品で新製品(Intel 10nmベース等)が出てくれば…」と思っていましたが、一向に出る気配が無いので、アップグレードパスとして購入しても良さそうではあります。

 

ただ有線LANの1Gbps→2.5Gbps化となってくるとCrystalDiskMarkで約115MB/s前後→約278MB/s前後になることを考えれば「3.5インチHDDベースのNASは厳しいかも」と言う印象。

フルスピードを出そうとすると大容量の2.5インチSSDの搭載やM.2 SATA、M.2 NVMe NASの構築の方を急がないといけなくなるので、これまたお金が掛かってくるという。

何でもかんでも「ある程度のところ」で留めておくのが吉なので、上限を叩かずに3.5インチHDDでSeqの高速な製品、もしくはNANDを搭載したHybrid HDD(SSHD)で誤魔化すというのも手。

待てばより高性能な製品が安価に出てくる可能性もありますが「今ある製品でより効果のあるアップグレードパスを選ぶのが楽しみ」と言うところもあるので各々投資が最大化できる選択肢を選んでいきたいですね。

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