・27型カラーマネージメントディスプレイSW2700PT – BenQ Japan 公式
・BenQ 27インチワイド 高解像度モデル (2560×1440/カラーマネージメントモード搭載/フリッカーフリー/ブルーライト軽減) SW2700PT – Amazon.co.jp
・BENQ SW2700PT 最安価格表示 – 楽天プロダクト
レビューズを通じ、BenQ Japan様より27インチカラーマネージメント対応ディスプレイ「SW2700PT」をお貸し出し頂けたため、初めに外観をチェックしていく。
こちらのレビューはレビューズを通じ、BenQ Japan様より商品をお借りし、レビューを行っております。
SW2700PTのスペック一覧
メーカー | BenQ |
型番 | SW2700PT |
サイズ | 27型ワイド 非光沢 |
パネル | IPS(AHVA)、LEDバックライト Adobe RGB99%カバー |
解像度 | WQHD (2560×1440)、16:9 |
ピボット | 対応 |
首振り | 対応 |
入力端子 | DVI-DL ×1 Display Port1.2 ×1 HDMI 1.4 ×1 |
出力端子 | 3.5mmイヤフォン ×1 USB 3.0 ×2ポート SDカードリーダー(SDHC/SDXC/UHS-I/UHS-II対応) |
スピーカー | 非搭載 |
応答速度 | 12ms (GTG 5ms) |
コントラスト比 | 1000:1 |
DCR | 2000万:1 |
サイズ | 712×514×268 mm |
重量 | 約8.3kg (遮光フードなし) |
消費電力 | エコ:44W 最大:65W |
保証 | メーカー3年保証(パネル、バックライト含む) |
実売価格 | 約7万~8万前後 |
URL | URL |
27インチWQHD (2560×1440)のカラーマネジメント対応ディスプレイとなっており、Adobe RGB 99%をカバーする高色域、ちらつきの少ないフリッカーフリー、遮光フードやハードウェアキャリブレーションにも対応したモデルとなる。
ハードウェアキャリブレーションのアダプタは別売りとなっており、「X-Rite: i1 Display Pro / i1 Pro / i1 Pro 2 & Datacolor Spyder 4 / Spyder 5」に対応する。
パッケージ及び付属品一覧
<付属品一覧>
・Important Safety Instructions
・LCD Quick Start Guide
・Palette Master Element Installation
・ドライバ、ツール用ディスク
・Online Factory Calibration Report
・電源ケーブル
・USB 3.0アップストリーム用ケーブル
・Mini-DP→DPケーブル
・DVI-DLケーブル
・Mini-USB接続有線OSDコントローラー
・遮光フード用パーツ類 ×4点
遮光フード、ハードウェアキャリブレーション付きのモデルとしてはコストパフォーマンスに優れた製品で、市場売価は約7,8万円程度となっている。
有線のOSDコントローラーを使ってモノクロモードやsRGBモード、色温度、ガンマ、色域、色相なども調整可能となっているのが特徴だ。
ディスプレイスタンドはチルト、スイベル、ピボット機能を搭載
ディスプレイスタンドはモニターの首の角度を上下に調整可能な「チルト」、台座を動かすことなく左右に動かせる「スイベル」、ディスプレイ自体を横置きから縦置きにする「ピボット」に対応しており、様々なシーンで利用することが可能だ。
Webデザインや画像、動画編集の職場で利用される場合、他の人に出来を見て貰いたい際に「チルト」、「スイベル」を機能を利用することで、簡単にディスプレイの角度を変え確認してもらう事も可能なため、無くてはならない機能と言える。
なお「チルト機能」は-3.5~20度まで調節が可能だ。
100×100のVESAに対応
ディスプレイ、ディスプレイスタンドは100×100mmのVESAに対応しており、アームの固定はディスプレイの背面にあるボタンを押してロックを解除後、取り付ける形となる。
ディスプレイアーム系でも大半が100×100mmのものを採用しているため、アームを使用している場合でも特に問題なく固定できるはずだ。
ディスプレイスタンドは二重ロック、ハードな使い方でも安心
ディスプレイスタンドは二重ロックとなっており、2枚目の画像のようにLOCKまでずらし、その後手、もしくはドライバーでネジ止めを行う形式。
台座を動かすことなく左右に動かす「スイベル」や縦置き、横置きに切り替える「ピボット」を多用する場合でも安心して利用できる。
ディスプレイスタンドには高さのメモリも搭載
ディスプレイスタンドの右側面には高さ用のメモリが0.5cm刻みで記載されており、最大13cmまで高さを変更できる。
最適な高さを青色のバーで記録しておくことで、高さによる色変化を最低限にまで抑えることが可能。
USB 3.0×2ポート、SDカードリーダーを搭載
左側面にはUSB 3.0×2ポート、SDカードリーダーを搭載しており、ディスプレイ背面のUSB 3.0アップストリームポートを付属ケーブルでPCと接続する事で利用可能になる。
遮光フードを取り付けた状態でもUSB 3.0やカードリーダー類は利用可能となっている。
但し遮光フードが出っ張る形となるため、USB 3.0やカードリーダーの抜き差しがしにくくなる点には注意したい。
なおUSB 3.0の速度やカードリーダーの速度については次回の記事で検証していく。
遮光フード
「SW2700PT」は約7,8万程度の売価ながら遮光フードを搭載したモデルとなり、照明機器の映り込みや外光反射を遮断することが可能だ。
2枚目の画像の通りフード内にも反射を防ぐため黒色の裏起毛のような素材が使用されており、画面内反射を最低限に抑えている。
また上部にはハードウェアキャリブレーション用の穴が用意されており、必要に応じて蓋の開け閉めが可能だ。
利用可能なキャリブレーションツールは「X-Rite: i1 Display Pro / i1 Pro / i1 Pro 2 & Datacolor Spyder 4 / Spyder 5」となる。
入出力端子
入出力端子は左から
・Mini-USB (有線OSDコントローラー専用)
・3.5mm イヤフォン出力 (HDMI接続用)
・DVI-DL
・HDMI 1.4
・Display Port 1.2
・USB 3.0アップストリームポート
となっている。
入力端子はDVI-DL、HDMI 1.4、DP 1.2の3系統なっており、WQHD(2560×1440)を綺麗に出力する場合はDVIのデュアルリンクケーブルか、Display Port 1.2を使用したい。
なお10bitカラーに対応しているのは基本的にDP接続のみのため、色に纏わるソフト類を使用する場合は必ずDP接続となっていることを確認して欲しい。
3.5mmイヤフォンジャックだが、HDMI接続時に「サウンド」の項目に現れる形となるため、利用する場合はサウンドの設定から「規定のデバイス」への変更を忘れないようにしたい。
OSD操作がし易い有線リモコン
ディスプレイのOSDはたいていモニターに付属するボタンで操作するが、「SW2700PT」は有線OSDリモコンが付属するため、そちらで操作したほうが遥かに操作性は良い。
Mini-USBはモニター背面に端子が搭載されており、そちらに繋ぎ操作する形となる。
OSDリモコンの操作方法はフィーチャーフォンの操作に似ており、十字キーに近い操作となる。
四隅の「1、2、3、戻る」のボタンはカラーモードがデフォルトで割り当てられており、OSDメニューから割当変更が可能だ。
OSDリモコンはMini-USBの有線接続でケーブルの長さが約30cm程しかないため、基本的にモニターの脚の部分にある専用の置き場に置く形となる。
Mini-USBは少々抜けやすくなっているため、抜けにくくなるような工夫が欲しかった。
OSメニューはモニター側からも設定の変更が可能。
電源LEDは点灯時「白」、スリープ時「オレンジ」へと変化する。
次回レビューで他ディスプレイとの比較による画質差やSDカードリーダー、USBポートなどの詳細なレビューを行っていきたい。
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