検証の暇潰しのため、SAPPHIRE製のRadeon 1800 XL 256MBをバラしてみる事にしました。
今更か、と言われても仕方がない世代の物です。
だから暇潰し…。
と言うわけで適当に分解レビュー開始。
SAPPHIRE製 Radeon 1800 XL 256MB(GDDR3)。
正直この世代のグラボは私がまだAthlon64 3000+と6600GTでBTO PCを使っていたので、全く知りません。
そこで今更ながら品番をググって見ると…このカード、発売当初はバルク扱いで約6万円していたそうです。
このカードはじゃんぱらで1980円で売ってあったのでついつい購入してしまったんですが…発売時の価格の30分の1ですか。
たった4年で値段がこれほど落ちるとは恐ろしいですね。
雑談はさておき、さっさとばらして見る事に。
ファンはGPUコア固定部分のネジ4個とメモリ周りのネジ4個で守られていました。
今考えるとこのカードの奥行き・・・世代的に考えても長いですね。
GPUクーラーの部分はエイリアンがプリントされています。
SAPPHIREのRadeon 1xシリーズと言えばエイリアンでしたね。
最近はRudyのおねーさんに乗っ取られていますが。
ブロアーファンは4cmでグラポ専用の3ピン接続、製造元はADDA。
Radeon 1800 XLのリテールクーラー。
ヒートシンクの間隔が狭すぎる割にファンが貧弱なせいで冷えなさそう。
GPU接触面。
当然銅製。
ダイとの接触部分は逆に出っ張る形。
やっぱり基盤長いですね。
Radeon 2600XTより長いです。
さすが旧世代のハイエンド。
基板上には何故かATI Rage Theaterのチップが。
ググって見た所、Radeon 1600XTやRadeon 1300シリーズはこのチップが省略されてるそうな。
あれ?Theaterってテレビチューナー搭載してた…と思ってたんですけどまぁ気にしないでおきましょう(笑)
たぶんビデオ入出力チップかと思われます。
メモリはSAMSUNG製のGDDR3「K4J55323QG-BC20」。
ググっても結果が全然出ませんでした。
蹴茶さんのサイトにもありませんねぇ…。
Radeon 1800 XLのコアとご対面。
電源投入時にR520XL何たらって出てたんですけど、やはり1800XLのコア名っぽいみたいですね。
「215RFLBKA14FG」←ググっても1件しか出ませんでした。
コア欠けしづらいように回りに鉄で固めてあるのは好印象。
CrossFire Editionではないので、CrossFireのブリッジの部分は省略済み。
この世代ではCrossFireを組むにはCrossFire Editionと普通のカードが必要でしたが、今は同じカードを揃えるだけでCF出来るので良い時代になりましたよね。
VRM部分。
えっらい細いヒートシンクが使われていますね。
こんな短いヒートシンクを見たのは初めてです(^^;;
Pulse Engineering製の「PA0511.221NLT」。
調べたところメモリ電源供給用の物のようです。
補助電源は6ピン×1。
これより性能が高いRadeon 2600XTが補助電源無しと言うことを考えると時代を感じます(^^;;
ビデオ出力コネクタ。
左からDVI、S-VIDEO、DVI。
これぞSAPPHIREの証。
SAPPHIREシール。
現在のSAPPHIRE製のモデルにもすべてこのシールが貼り付けられていますね。
カードの裏面。
左の画像がバックプレートあり、右の画像がバックプレートなしです。
クーラーが1スロットなだけあってバックプレートはショボいですね。
ナゾの封印済みディップスイッチ。
Radeon 4870 X2の時はシングル動作が可能にするための物でしたけど、これシングルGPUですし、一体何を切り替えるのやら 。
基盤は中国製。
◇ベンチスコアー
3DMark06 |
3DMark Score:4010 SM2.0:1471 SM3.0:1401 CPU:4753 |
CrystalMark 2004R3 |
Mark:182890 |
タイムリープブートベンチ |
49FPS |
現在Radeon 1800 XLは仮組みPCで役に立っています。
1980円と言う破格でファン音には少々問題はありますが、仮組み用としては十分すぎる仕事ぶりを発揮してもらっています。
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