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Microsoft製の次世代ゲーム機「Xbox One」を購入後2週間ほど経ちましたので「不便だと感じたこと」を簡単に羅列していこうかと思います。
・異常なアプリの少なさ
もともとXbox OneはAMDのx86アーキテクチャの8コアCPUを搭載し、3つのOS(ゲーム用Xbox OS、アプリ動作用のWindowsカーネル、双方を制御する3つ目のOS)を搭載を搭載しており、Windowsカーネルを使ったアプリ動作用のOSにはかなり期待をしていました。
↑ Xbox Oneのアプリ一覧を表示
しかし箱を開けてみると対応アプリは数えられるほど(2014年11月22日現在すべてのアプリで24種類)で、国内で発売されてから約2ヶ月経つという割には「使いものにならないアプリばかり」で、数自体も、クオリティーも全く足りていないと感じます。
※但し11月20日にニコニコ動画の公式アプリ「niconico」が追加されたお陰で多少はマシになりました。
Windowsのカーネルを使っているのであれば、Windows 8/RT/Phone等のアプリも簡単に移行できるよう配慮を行わなければ今後Xbox Oneのアプリに関しては「未来はない」と言えるかと思います。
・プレイを配信できるTwitchの使い勝手の悪さ
・Twitch – twitch.jp
Xbox Oneではプレイ中の様子をほぼリアルタイム(約10秒~15秒ほどのラグ有り)で「Twitch」というサービスを使って配信することが可能になりました。
その「Twitch」なのですが、他の配信サービス(ニコニコ生放送、Ustream等)に比べるとSNS連携機能が致命的に不便であると言えます。
例えばSNS連携機能とはTwitterとの連携 (配信URLの通知及び、配信のコメントをTwitter上でも表示させるなど)を指し、そういった機能が「Twitch」には不足していると感じます。
※但し配信開始時のみ配信者のTwitterアカウントより放送タイトル、URLが記載された投稿が1度だけ行われる。
Ustreamの場合、ユーザーのコメントはTwitterやFacebook連携をしている場合は自動的に両方共投稿、もしくは片方のみと言った使い方ができるのですが、「Twitch」の場合はそれが出来ず、「Twitch」内のコメントのみとなり、かなりクローズドなコミュニティーとなってしまいます。
Ustreamのように他SNSの連携により配信タイトル、URLをコメントに乗せて表示することが出来れば、より配信に気付いてもらえるチャンスも増えますし、「Twitch」側も知名度が上がるかと思うので、是非とも改善していただきたい部分かと思います。
・OSの最適化度合いはイマイチ
Xbox Oneではマルチタスク(最大2個まで)のゲーム及びアプリの起動が可能で、Windows 8でサポートされた「マルチタスク」とほぼ同じ機能となります。
左:ゲーム画面 (Halo CE)、右:アプリ画面 (Twitch)
要は8割の画面はゲーム画面、残り2割はアプリ画面という表示が行え、Xboxボタンの2度押しでゲーム及びアプリ画面の操作が可能になっています。
その「マルチタスク」機能ですが、チューニングが全く足りていない?ためかスムーズに動作しないことが多く、時折ダダダッといった感じで一気に動く場合があります。
Xbox Oneにはほぼ最新のAMD製の8コアカスタムAPUが搭載されており、スペック不足とは到底思えないというのが正直な意見です。
おそらく今後のXbox OS側のアップデートなどで改善は行われるはず?ですが、この状態で販売を開始してしまったMicrosoftは本当に良かったのか?と問い正したくなります。
・マルチタスク時にどちらのウインドウを操作しているかわからなくなる
上記項目で述べたマルチタスクでもう1つ不便なところがあります。
それは「マルチタスク時にどちらのウインドウを操作しているのかわからなくなる」という点。
Windowsの場合はマウスが有り、カーソルでどちらかの画面を操作することで「ウィンドウフォーカス」を選択することが出来ますが、Xbox Oneの場合は「パッド操作」がメインであり、ゲーム画面、アプリ画面の切替は「Xboxボタン2度押し」で切り替えとなります。
その為ゲーム画面を操作しているのか、アプリ画面を操作しているのか視覚的に分かりづらく、マルチタスクの作り込みもイマイチなせいか、アプリ側の反応の鈍さもあいまって「どちらのウインドウを操作しているのかわからなくなる」という現象が発生します。
個人的な意見としては操作中のウィンドウをオレンジ色で光らせる、もしくはマルチタスク機能の最適化でアプリ側の動作をキビキビとさせることで解決できるかと思うのですが、この記事を書いている2014年11月22日現在ではそれが出来ていません。
OSを作る企業が、このような中途半端で使いにくい仕様でXbox Oneを販売をしたというのが未だに信じられません。
それこそ「本当にデバックはしたのか?コレで使いやすいと感じたのか?」と。
・USB入力の外付けキーボードでは日本語入力がサポートされていない
・Xbox Oneは現状USBキーボードの日本語入力をサポートしていない – Re;con-ReviewDays
こちらの項目に関しては別記事で詳しく解説しているので、そちらを参照願います。
以上のことよりXbox Oneは他の方々には勧めにくい家庭用ゲーム機であるということは言えるかと思います。
厳しいことを言いますが、このような状態で販売を続ける以上、Microsoftは叩かれても仕方ありませんし、販売代理店も本腰を入れて売ろうとも思わないでしょう。
せっかく発売した大事なハードウェアをゴミのような完成度のOSで台無しにはして欲しくはないですね。OSを作っている企業としては。
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