GIGABYTE Celeron 1007U搭載マザー『GA-C1007UN-D』 外観をチェックする (1/2)

GIGABYTE GA-C1007UN-D – GIGABYTE 公式

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Celeron 1007Uをオンボードで搭載するマザーボード『GA-C1007UN-D』の外観レビューとなります。

 

 

パッケージ及び付属品一覧

 

<付属品一覧>

・取扱説明書 (ユーザーズマニュアル)
・製品をご購入のお客様へ
・ドライバCD
・マザーボード本体
・I/Oシールド
・SATA3対応SATAケーブル ×2本

 

付属品類は必要最低限となっており、主な付属品はSATA3対応のケーブル×2本のみとなっています。

 

 

 

 

マザーボード外観

Celeron 1007U 1.5GHz (デュアルコア)をオンボードで搭載しており、マザーボードのサイズはMini-ITX。

 

 

 

 

スペック一覧

CPU Celeron 847 Celeron 1007U
アーキテクチャ Sandy-Bridge Ivy-Bridge
コア数/スレッド数 2C/2T 2C/2T
周波数 1.1GHz 1.5GHz
L3キャッシュ 2MB 2MB
製造プロセス 32nm 22nm
TDP 17W 17W
対応メモリ DDR3-1066/1333 DDR3/L/-RS 1333/1600
最大メモリ 16GB 32GB
グラフィックス Intel HD Graphics Intel HD Graphics
グラフィック周波数 350MHz~800MHz 350MHz~1GHz
出力ディスプレイ数 2台 3台
PCI Express レーン ×16 ×1

Intel arkより抜粋

 

『GA-C1007UN-D』に搭載されているCPU Celeron 1007UはCeleron 847の後継CPUとなっており、Sandy BridgeからIvy Bridgeへとアーキテクチャに変更が加えられています。

 

主な変更点としては周波数が1.1GHzから1.5GHzへ上昇、製造プロセスが32nmから22nmへ微細化、対応メモリもDDR3-1066/1333からDDR3/L/-RS 1333/1600に強化。

 

また最大メモリも16GBから32GBへ増加、オンボードグラフィックの周波数も最大800MHzから1GHzへと強化されています。

 

CPU自体400MHzもクロックアップ、オンボードグラフィックも200MHzクロックアップしているため大幅な性能向上が期待できそうです。

 

 

 

 

搭載CPU

 

Celeron 1007U 1.5GHzをオンボードで搭載。オンボードで実装されているため交換などは不可能です。

22nmプロセスで製造され、デュアルコア1.5GHz、TDP 17W、L3キャッシュ2MB、内蔵グラフィックはIntel HD Graphics 最大1GHzとなります。

 

CPUクーラーは約3cmの高さとなっており、通常のメモリの高さとほぼ同じになります。

Mini-ITXケースでは背の高いCPUクーラーの取付が難しい物も多いので、こういった配慮は有難いですね。

 

 

 

 

CPU用電源

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CPU用の電源は4ピンを採用。出力が弱い電源でも利用することが出来ます。

 

 

 

 

DDR3-800/1066/1333 最大16GBまで対応

メモリスロットは標準のDDR3スロット2本搭載。

Celeron 1007Uの仕様ではDDR3/L/-RS 1333/1600に対応していますが、『GA-C1007UN-D』の仕様としてはDDR3-800/1066/1333 1.5V、最大16GBまでとなっています。

※オーバークロックでDDR3-1600に対応することが出来ます。

 

 

 

 

Intel NM70 Express

 

チップセットはIntel NM70 Expressを搭載。

チップセット上に付けられているヒートシンクは非常に薄いものが採用されており、通常稼働時でもかなり熱を持ちます。

 

 

 

 

拡張スロット

拡張スロットはPCIスロット1本のみとなっています。

 

 

 

NM70 Expressの仕様については以下の通り。

Intel® 7 Series Chipset Platform Controller Hub: Spec Update より抜粋。

 

PCI Express 2.0を4レーン、PCI非サポート、USB 2.0 ×8ポート、SATA3 ×1ポート、SATA2 ×3ポート、HDMI/DVI/SDVO/DisplayPort/eDP対応、Intel Wireless Display 3.0非サポート、RAID非サポート、Intel Smart Response非対応、Intel Anti-Theft Technology非サポート と言った仕様になっています。

 

 

 

 

マザーボードブロック図

NM70 ExpressはPCI Express 2.0を4レーン内包しているはずですが、有線LANに2レーンを使い、PCIe→PCIブリッジに1レーン、存在しないはずのJMicronのUltra-ATAポート(JMB368)に1レーンを使っているようです。

※マニュアルではJMicronのUltra-ATAチップ(JMB368)を搭載していたはずですが、製品には搭載されていないため製品化の際に取り除かれたものかと思われます。

 

余るはずの1レーンと、PCIe→PCI変換チップを取り除き、PCI Express×2レーン分をスロットとして残して貰えれば嬉しかったのですが。

 

 

 

 

取り除かれたPCIe→Ultra-ATA変換チップ

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ATX24ピン電源の横にJMicronのPCI Express×1→Ultra ATA変換チップが取り除かれた跡が確認できます。

恐らく開発時は搭載する予定だったのでしょうが、コスト的にカットされたのでしょうか?

 

 

 

 

Dual BIOS

Dual BIOS (UEFI)を搭載しており、BIOSのアップデートミス時などにもバックアップ用BIOSが起動し、リカバリーを自動で行う機能を搭載しています。

UEFIにも対応しているので、2TB以上のHDDのブートやマウス操作にも対応しています。

 

 

 

 

オプショナルファン

オプショナルファンはマザーボード右上に搭載されており、ピン数は4ピンとなっています。

Mini-ITXのためかファン電源はCPU用、オプショナルファンの2つしか搭載されていないため、なるべく12cm以上のファンで全体を冷却できるもののほうが望ましいです。

 

 

 

 

USBピンヘッダ

USBピンヘッダはPCIスロットの上部に配置されており、USB 2.0を最大4ポート前面に出すことが出来ます。

 

 

 

 

CMOSクリア

CMOSクリア用のジャンパピンはチップセット横に搭載しており、標準ではジャンパピンなどは付属していません。

CMOSクリアする場合はドライバなどで2ピンをショートさせることでクリアが可能のようです。

 

 

 

 

フロントパネル

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POWER SWやRESET SW、LED等を接続するのはフロントパネル端子となっており、マザーボード上にはどこに何を挿せばよいのか記述はなし。

 

 

 

取扱説明書のPDFを公式サイトから確認してみると、配置はこうなっておりました。

せめてPOWER SWとRESET SWだけでもマザーボードに書いていただけたら組む時に便利だったんですが。

 

 

 

 

I/Oパネル

I/Oパネルは左から以下の通りになっています。

 

・PS/2 マウス用
・PS/2 キーボード用
・D-Sub
・シリアルポート
・e-SATA
・HDMI (Ver1.4)
・LAN ×2 (Gigabit Ethernet)
・USB 2.0 ×4ポート
・7.1ch対応サウンドポート

 

ネットワーク系が非常に重要視されたマザーのようで、ビデオ出力、USB周りが少々貧弱な所が気になります。

 

 

 

 

裏面

裏面には目立ったチップ類の搭載はなく、スッキリしています。

 

 

 

 

GIGABYTE Celeron 1007U搭載マザー『GA-C1007UN-D』 パフォーマンスをチェックする (2/2) にて搭載チップや、ベンチマーク類を公開予定です。

 

もうしばらくお待ちください。

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