Intel Core i3-2120T 2.6GHz 適当なレビュー

Intel® Core™ i3-2120T Processor (3M Cache, 2.60 GHz) – Intel 公式

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半年ほど前に購入したPentium G620 2.6GHzの性能に満足しなかったので、今回は2コア4スレッドのCore i3-2120T 2.6GHzを購入してみました。

 

インテル (2011-09-04)
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パッケージ及び付属品一覧

 

<付属品一覧>

・CPU本体
・エンブレムシール
・保証書兼説明書
・リテールクーラー (薄型)

 

 

 

ロット

 
購入店:J&Pテクノランド
購入価格:9,000円
ロット:L129B773

予想以上に安く買えました。

 

 

 

Pentium G620とCore i3-2120Tとの違い。

CPU クロック コア
スレッド数
キャッシュ 命令セット拡張 TDP GPU 価格
Pentium
G620
2.6GHz
(100×26倍)
2コア
2スレッド
3MB SSE4.1/4.2 65W HD Graphics
850MHz
1.1GHz
$64
Core i3
2120T
2.6GHz
(100×26倍)
2コア
4スレッド
3MB SSE4.1/4.2
AVX
35W HD Graphics 2000
650MHz

1.1GHz
$127

主な差はスレッド数の違い、命令セット拡張の違い、GPUの違い、Quick Sync Videoの違い、TDPの違いでしょうか。

キャッシュやクロックなどは一緒なので、性能に関して大きく差が出るとすればHyper Threading位だと思います。

TDPの差が65Wと35Wという大きな差がありますが、どのようにして消費電力や発熱が下がっているか興味がありますね。

 

 

 

ベンチマーク

 

検証環境

 


 

 

3DMark06

3DMark Score:7874
(2600K+5970:24389、G620+GT430:7660)

SM2.0:3367
(2600K+5970:8934、G620+GT430:3344

SM3.0:2947
(2600K+5970:12531、G620+GT430:2953)

CPU:3106
(2600K+5970:6436、G620+GT430:2658)

 

 

 

3DMark Vantage Perfomance

3DMark Score:P4449
(2600K+5970:P26153、G620+GT430:P4263)

GPU:3847
(2600K+5970:27298、G620+GT430:3832)

CPU Score:8381
(2600K+5970:23231、G620+GT430:6434)

 

 

 

3DMark Vantage Extreme

3DMark Score:X1901
(2600K+5970:X14249、G620+GT430:X1901)

GPU Score:1826
(2600K+5970:13970、G620+GT430:1832)

CPUScore:8638
(2600K+5970:22914、G620+GT430:6584)

 

 

 

CrystalMark2004 R3

Mark:189994
(2600K+5970:X14249、G620+GT430:162287)

ALU:37527
(2600K+5970:70512、G620+GT430:27742)

FPU:38490
(2600K+5970:51709、G620+GT430:23573)

MEM:39901
(2600K+5970:48182、G620+GT430:36135)

 

 

 

 

CINEBENCH RELEASE 11.5

 

OpenGL:24.96 fps
(2600K+5970:73.04 fps、G620+GT430:24.89 fps)

CPU:2.51 pts
(2600K+5970:6.62 pts、G620+GT430:1.99 pts)

 

 

 

PerformanceTest V7.0 Build 1011

総合:1474.1
(2600K+5970:2570.1、G620+GT430:1399.8)

※光学ドライブは無しで検証している為、比較対象とスコアーが一部異なります。

 

 

 

Windows 7 Experience Index

プロセッサ:6.9
(2600K+5970:7.6、G620+GT430:6.4)

メモリ:7.4
(2600K+5970:7.9、G620+GT430:7.7)

グラフィックス:6.7
(2600K+5970:7.7、G620+GT430:6.7)

ゲーム用グラフィックス:6.7
(2600K+5970:7.7、G620+GT430:6.7)

プライマリハードディスク:7.2
(2600K+5970:5.9、G620+GT430:7.2)

 

 

 

Super PI 104万桁

104万桁:15秒
(2600K+5970:11秒、G620+GT430:15秒)

 

 

 

Super PI MOD 1.5 XS 1M

1M:15.023s
(G620+GT430:12.371s)

 

 

 

3DMark11

Score:P1133
(Corei7-2600K+560Ti:P4710、G620+GT430:P1098)

 

 

 

PCMark 07

Score:3105
(Corei7-2600K+560Ti:4431、G620+GT430:3036)

 

 

 

◇発熱

OCCT Ver4.2にて15分負荷を掛けた結果が上記画像となります。

 

2120T G620

アイドル時の温度

約50.8度

約50.8度

高負荷時の最大温度

約53.5度

約53.3度

※室温25.3度で計測。

ソフトウェア読み(OCCT)なのであまり信用しないでください。

 

 

 

◇消費電力

定格時 i3-2120T G620

アイドル時

41W

41W

高負荷時

104W

100W

スペックは詳細は検証環境を参照。

 

◇Vcore

Core i3-2120T

Pentium G620

アイドル時:0.97V

負荷時:1.14V

アイドル時:0.96V

負荷時:1.15V

 

 

 

◇まとめ

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今回はPentium G620とCore i3-2120Tを比較しながらのレビューとなりました。

Core i3-2120TはHyper Threadingのお陰で2コア4スレッドとなっているためか、各ベンチマークのCPUスコアーは大幅に増加していることが確認できました。

しかしCPUスコアーが上がっても3DMark系は総合スコアーにはあまり影響しておらず、インパクトが薄い結果になりました。

 

i3-2120TはTDPが35W、G620はTDPが65Wなのですが消費電力、コア温度的に大きく差が出ることはありませんでした。

Vcoreを見てみると、2120TとG620の差は誤差と言えるほどの差しかなく、これが原因ではないか?と感じます。

消費電力に関してはi3-2120TとG620の差は「殆ど無い」といっても良いでしょう。

Hyper Threadingが付いている分だけ消費電力に差が付くのか?と思っていたのですが、そこまで変わらず、安心しました。

 

総合的にまとめるとG620とTDP差がある割に消費電力や、負荷時のコア温度などは変わらず、パフォーマンスもコア数は変わっていないためベンチマークへの影響は大きくないようでした。

 

Pentium G620からのアップグレードパスにしてはお勧めできないと思います。

Mini-ITX用にCore i3-2120Tを考えている方はPentium G620をお勧めしたいです。

 

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