おでん氏からELSA製のQuadro 2000を搭載するグラフィックカードEQ2000-1GERを貸して頂けたので適当なレビューとなります。
目次
パッケージ及び付属品一覧 |
付属品は比較的シンプル、出力の1つがDisplayPortなのでDVI変換ケーブルが付属。
<付属品一覧> |
外観及びスペック |
StreamProcessor:192基 ROP数:16基 コアクロック:625MHz メモリクロック:1300MHz VRAM:GDDR5 1GB (128bit) 使用コア:GF106 製造プロセス:40nm 消費電力:62W ベースとなっているGPUは恐らくGeForce GTS 450でしょうか。 |
出力ポート |
左から
・DisplayPort ×2 |
GPUクーラー |
クーラーは1スロットモデルで非常にコンパクト。
メモリの部分にもシンクがしっかり当たるように設計されています。 |
GPUファン |
Protechnic製のMAGIC MGT7012MB-W20を搭載。
動作時の騒音は非常に静かで、負荷時も比較的静か。 |
GPU接触面 |
GPU接触面は銅製でグリスも十分付いていました。
この辺は流石Quadro、手が抜かれていない。 |
分解 |
ネジ4本外すだけで分解可能。 |
補助電源 |
ベースのGPUはGTS 450のはずですが、クロックが落とされているために補助電源は無しとなっています。 |
側面 |
側面にはnVidia Quadro 2000のロゴ有り。
渋いですが、こういった工夫はいいですね。 |
裏面 |
128bitでVRAMが1GBなので裏面にもメモリがあり。
ヒートシンクなどは無し。 |
グラフィックメモリ |
SamsungのK4G10325FE-HC05が表面に4枚、裏面に4枚、計8枚のチップが搭載されています。
このチップはGTX460にも採用されているもので0.5ns/1Gbit品。 定格動作が1000MHzですが、本製品は1300MHz(650MHz)なのでダウンクロックで動作しているようです。 |
GPU-Z |
Quadroですが、GF106なのでCUDAやPhysXといったものにも対応しています。
アイドル時のコア温度は48度と回転数が低め + 1スロット仕様なので少々高め。 |
検証環境 |
3DMark06 |
3DMark Score:12674 SM2.0:5200 SM3.0:5284 CPU:4271 |
3DMark Vantage Perfomance |
3DMark Score:P7182 GPU:6557 CPU Score:10057 |
3DMark Vantage Extreme |
3DMark Score:X3307 GPU Score:3192 CPU Score:10339 |
3DMark 11 Perfomance |
Score:計測せず |
PCMark 7 |
左:GTX 295、右:Quadro 2000 |
Score:2225 PCMarks |
CrystalMark2004 R3 |
Mark:202379 GDI:12037 D2D:10313 OGL:44973 |
Heaven BenchMark Ver2.5 低負荷 |
FPS:13.7 FPS Score:345 |
Heaven BenchMark Ver2.5 高負荷 |
FPS:7.9 FPS Score: 200 |
◇CINEBENCH RELEASE 11.5 |
OpenGL:44.47 FPS CPU:3.51 pts |
◇Perfomance Test 7.0 |
Score:1494.1 |
◇Windows 7 Experience Index |
最大スコアー:7.4 プロセッサ:7.3 メモリ:7.4 グラフィックス:7.0 ゲーム用グラフィックス:7.0 プライマリHDD:5.9 |
◇FF XIVベンチ Low |
Score:3055 |
◇FF XIVベンチ High |
Score:1654 |
◇HD Bench |
Rectangle:41937 Text:7314 Ellipse:4436 BitBlt:54 DirectDraw:59 |
GPU温度 |
FurMark 1.8.8にてStability Testを約10分間行いました。
最大温度:70度 1スロットファンで静音性を保ちつつこの温度というのは凄い。 |
消費電力 |
アイドル時:74W OCCT時:248W |
◇まとめ
一般向けのベンチマークなどでは殆どパフォーマンスを生かせるものがなかったのですが、CineBench11.5のOpenGLなら一応GeForceとしてはかなり高めのOpenGLのスコアーを記録していることが確認できました。
Radeon側はパフォーマンスが出ようとメーカーで採用されてない辺りからして、アレなので比較する意味すら持ちませんが。
Quadro自体ワークステーション向けであり、個人で使うにもShadeなどの決まったソフトウェアでしかパフォーマンス、互換性を保証していないので当たり前っちゃ当たり前ですが。