Palit GeForce GTX 460 Sonic Platinum 適当なレビュー

おでん氏から一時的にレンタルさせていただく事が出来ましたので適当にレビューです。

 

パッケージおよび付属品一覧

付属品はお値段的にかなり少なめ。 

・ドライバCD
・取扱説明書
・良くわからないPCI用のブラケット
・ペリフェラル×2→PCIE6ピン補助電源変換ケーブル

PCIブラケットの意味がわからない…。
と思ったら他の方のレビューを見る限り入っていないようなので、おでん氏が突っ込んだんでしょう(爆

 

 

概観

2スロット占有で内排気モデルとなります。
見た目は非常にダサい…(^^;;

 

出力ポート

左から

HDMI
DVI×2
D-Sub
 

と言った形。
リファレンスとは違いMini-HDMI、DVI×2と言った構成ではないのが特徴。
また変換ケーブルが出来るだけ必要ないようになっているのも便利です。

 

 

補助電源

補助電源はPCI Express 6ピン×2個。 

リファレンスと違うところは補助電源の向きが基盤上部に向いている事。(リファレンスは基盤に平行に設置されている)
これは非常に便利だ。

奥行きがないケースだと上向きから挿すだけでOKなので、ケースの干渉が怖い方にはお勧めできる。

 

 

基盤の長さ

基盤の長さは18.7cm。
リファレンス基盤では20.8cmとなっているのでリファレンス基盤より2.1cmも短い。 

また、リファレンス基盤では基盤に平行に補助電源が挿さる為、より長くなる心配があるが…PalitのNE5X460HF1102は基盤に垂直に補助電源があるため奥行きが長くなると言った事はない。

これは大きな特徴だと思う。

 

 

ヒートパイプ2本を装備

ヒートパイプは2本。
GPU接触面からヒートシンクに熱を伝えます。

 

 

ファン口径

GPUクーラーのファンは8cmのものが採用されています。 

ファンのメーカーはJAMICON
コンデンサで一部有名なところだったかと思います。
デュアルボールベアリング方式でモデル名は「NF0815B1HK-R」
動作電圧は12V、0.32A

 

 

ヒートシンク

ヒートシンクは背が低い形でGPU接触面は銅、シンク部分はアルミとなっています。
簡素なシンクですが、意外とこれが冷える。  

グリスの量も適切な量が塗られており、ぴったりとGTX460のコアに張り付いて取りづらかったです。
・・・Palitやるな。

 

 

VRM部分

微妙にコンデンサが減らされているような気がしますがきっと気のせい。 

たぶん4フェーズ。
4GamerからGTX460のリファモデルの画像を引っ張ってきて比較して見るとフェーズ数がPalitの方が1つ多いですね。
お値段はリーズナブルなのにも関わらずフェーズを増やすとは…やるな、Palit!

 

 

搭載グラフィックメモリ

搭載されているメモリはSamsung製のGDDR5「K4G10325FE-HC05」
0.5ns 1Gbit品を8枚搭載し1GBを実現。 

ちなみにメモリにはヒートシンクなし。

 

 

基盤裏

GTX460のコアのど真ん中に謎のコンデンサがあるのが気になる。

 

 

ファン騒音検証

電源ON時のファンの騒音をチェックして見ました。
たいていGeForceのリファレンスモデルだと電源ON時のファンの騒音がありましたが、こちらのオリジナルファンはそういった事も無く非常に静か。 

動画では撮影しておりませんが高負荷時の騒音も耳を近づけて聞いてみましたが、全く聞こえない程度で静音モデルだと言えます。

ちなみにファンスピードはアイドル時約1500RPM、高負荷時で約3150RPMとなります。
思ったよりも静かで安心いたしました。

 

 

GPU温度

OCCT Ver3.1.0にてPowerSupply Testをフルスクリーンにて30分実行した結果です。
アイドル時は約40度付近で、高負荷時は86度となりました。 

1項前のファンスピードから見る限り、静音に振っている為温度が高めになっている様子です。
PowerSupply Testはゲーム時よりもより高い負荷をかけるソフトですので、実際ゲーム時の温度はこれ以下になるかと思います。

 

 

コアクロックの上下

上記の画像はアイドル時に撮影したものです。
コアクロックは50.6MHz、メモリクロックは67.5MHzと驚くべきクロックの低さになっています。 

クロックの変化は以下の通り。

コアクロック:50.6MHz→67.5MHz→162MHz→800MHz
メモリクロック:67.5MHz→101MHz→810MHz→900MHz

※今回計測出来たクロックのみを書いています。

アイドル時のクロックだけ見るとRadeonシリーズより優秀ですね。
このクロックの低さもあってか次項の消費電力も驚くべき結果を見せています。

 

 

消費電力

アイドル時:68W
OCCT時:384W
アイドル時の消費電力は本当に驚きました。
ちょうどNE5X460HF1102の検証前にeVGAのGeForce 8800GTを検証していたのですが、そちらではアイドル時が95W、高負荷時が251Wと言う結果でしたので、アイドル時の消費電力を見ると約30Wも低減できている事になります。

流石に性能向上の分だけ高負荷時の消費電力は約+130W程度となっていますが…。
GeForce 8xシリーズではコアクロックが下がると言う事もなかったのでこのような結果になっていますが、アイドル時の消費電力の低さはCore i3のオンボードに肩を並べれる並に低いんじゃないか?と思います。

まさかここまで低くなるとは思いもしませんでした。

 

 

気になる点

今回8800GTの検証を終えた後にグラボをGTX460に交換したのでOS起動時に上記メッセージが出ておりました。
見てみると、グラボ入れ替えでのHDMIのサウンドドライバ関連かと思いますが、5つもHigh Definition Audioデバイスのドライバの更新がされた模様。 

確かNE5X460HF1102の出力ポートは4つだったはずなので、1個多いのは謎ですが…。
と言うより音を出せるのはHDMIだけだったと思うのでこんなに多いのはナゾ…。

 

 

検証環境

 

 

3DMark06

3DMark Score:16824
SM2.0:7278
SM3.0:3346

CPU:3346

 

3DMark Vantage Perfomance

3DMark Score:P16894
GPU:14377
CPU Score:35575

 

3DMark Vantage Extreme

3DMark Score:X7678
GPU Score:7370
CPU Score:37370

 

CrystalMark2004 R3

Mark:184492
GDI:14708
D2D:14475
OGL:31148

 

 

Heaven BenchMark Ver2.1 低負荷

FPS:34.2 FPS
Score:861

 

Heaven BenchMark Ver2.1高負荷

FPS:18.6 FPS
Score: 470

 

◇CINEBENCH RELEASE 11.5

OpenGL:34.23 FPS
CPU:2.60 pts

 

 

◇Perfomance Test 7.0

Score:1493.4

 

◇Windows 7 Experience Index

最大スコアー:6.9
プロセッサ:6.9
メモリ:5.9
グラフィックス:7.4
ゲーム用グラフィックス:7.4

プライマリHDD:5.9

 

 

◇FF XIVベンチ Low

Score:3365

 

 

◇FF XIVベンチ High

Score:2656

 

 

◇タイムリープブートベンチ

Score:149 FPS

◇総評

今回初めてPalit製のグラフィックカードを手に取り検証を行いましたが、見た目以上にしっかりしたものだと感じました。

見た目は悪いですが、クーラーは静かで温度によって回転数が調節されているようで好印象。

またフェーズ数がリファレンスも出るより+1フェーズ増えているのもGood。

補助電源もリファレンスより格段に扱いやすくなっており、基盤も短い。

昇圧のなしのコアクロック800MHzもすばらしく文句の付け所が無いです。

ただエアフローを気にする方にとって内排気と言うのは残念ですが、この値段でこのスペック…非常にお買い得なカードだと感じました。


NE5X460HF1102

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