昨日某所でMSI製のRadeon HD 3870 X2 OC(R3870X2-T2D1G-OC)が5980円で転がっていたので、購入してまいりました。
3ヶ月ほど前は通常版のRadeon HD 3870 X2でも約1万円程度していたので、OC版で5980円と言う価格は破格だと思います。
世代的に2世代も前の物で、面白みに欠けますが検証していこうかと思います。
ではレビューへ。
目次
パッケージおよび付属品一覧 |
パッケージデカ過ぎです。
確かRadeon HD 4870 X2の時もスッゲーデカかった記憶があるので、MSIのハイエンドは箱がデカいようですね(^^;; ちなみにRadeon HD 5xシリーズの箱は、こいつよりかはもう少し小さくなってますが、まだデカかった記憶が。>参照 付属品はさすがハイエンド!と言える量で ・DVI→D-Sub変換コネクタ ×2
変換ケーブル辺りが異常に豪華です。 と言うか無理やりPCIE補助電源を6ピン→8ピンに変換するコネクタ使って大丈夫なのかと心配になります。
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概観 |
奥行きは約26cm。
Radeon HD 5970が約31cmあるので、5cmも短いです。 3枚目の画像は左からRadeon HD 2600XT 512MB、Radeon HD 3870、Radeon HD 3870 X2、Radeon HD 5970となっています。 |
補助電源 |
補助電源はPCIE6ピンとPCIE8ピンが必要。
電源は出力的に600Wぐらいあれば余程12Vを使わない限り大丈夫かと。 ただし電源は選びます。(補助電源6+8ピンが必要な為) |
GPUファン
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ファンの大きさは約6cm。
シロッコファンで、吸気→背面に排気のブロワータイプとなっています。 |
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3DMarkVantage時にファンの騒音を録画しましたが、全くうるさくなく、好印象です。 |
GPU裏 |
黒いシンクの下にはDDR3のチップが4枚ずつ設置されており、シンクは放熱、湾曲防止の為かと思われます。 実際3DMark Vatnage稼働中に触ってみましたが、かなり発熱しています。 グラボ用のメモリシンクが余っていれば、鉄板の上に貼って置くのも良いかも知れません。 |
検証環境 |
※10.02.16 検証スペック追記しました。 |
◇ベンチマーク
3DMark06 |
3DMark Score:17046 (Radeon HD 5970:18864) SM2.0:6838 (Radeon HD 5970:6690) SM3.0:8184 (Radeon HD 5970:10157) CPU:4478 |
3DMark Vantage Perfomance |
3DMark Score:P8922 (Radeon HD 5970:P18193) GPU:8456 (Radeon HD 5970:18859) CPU:10688 |
3DMark Vantage Extreme |
3DMark Score:X3215 (Radeon HD 5970:X11574) GPU:3100 (Radeon HD 5970:11399) CPU:10926 |
CrystalMark2004 R3 |
Mark:171931 GDI:10747 (Radeon HD 5970:10385) D2D:3479 (Radeon HD 5970:2160) OGL:2789 (Radeon HD 5970:43593) |
バイオハザード5 ベンチマークA |
Rank:S Average:128.0 FPS (Radeon HD 5970:154.4 FPS) |
バイオハザード5 ベンチマークB |
設定画面はベンチマークAと同等なので省略。 Rank:A Average:80.7 FPS (Radeon HD 5970:90.7 FPS) |
ストリートファイター4 ベンチマーク |
Rank:A Score:9939 (Radeon HD 5970:9938) Average:59.88FPS (Radeon HD 5970:59.88) |
Heaven BenchMark Ver1.0 低負荷 |
FPS:74.1 FPS (Radeon HD 5970:64.4 FPS) Score:1866 (Radeon HD 5970:1622 FPS) |
Heaven BenchMark Ver1.0 高負荷 |
FPS:3.4 FPS (Radeon HD 5970:33.9 FPS) Score:86 (Radeon HD 5970:855 FPS) ※Radeon HD 3870 X2はDirect X 10.1迄のサポートなので、DX11はサポートしておらず、テッセレーションなどの処理が出来ない為FPSが落ち込んでいる模様です。 |
タイムリープブートベンチ |
FPS:81 FPS (Radeon HD 5970:129 FPS) |
◇PerformanceTest V7.0 Build 1011 |
◇消費電力
3DMark06 |
349W (Radeon HD 5970:345W) |
3DMark Vantage |
333W (Radeon HD 5970:386W) |
DMC4 |
349W (Radeon HD 5970:353W) |
HeavenBench |
343W (Radeon HD 5970:357W) |
アイドル |
179W (Radeon HD 5970:163W) |
◇発熱
ベンチマークの動作時にGPU-Z Ver0.38を使用して温度を計測してみました。
アイドル時の温度 |
約57度 |
高負荷時の最大温度 |
約77度 |
※室温19.4度で計測。
◇考察
2世代も前のGPUですが、3DMark06のスコアーはいまだに十分現役スペックですね。
PowerPlayが効いていないと言うことで、コアクロック、メモリクロックが常に上限に達している為か発熱が異常に高く、アイドル時の消費電力もRadeon HD 5970より高くなっています。
MSI独自のオーバークロックでBIOSが変えられているようですので、もしかするとBIOS改変でPowerPlayを効く様に出来るかも知れません。
ただ約6000円の中古GPUで3DMark06スコアーがここまで延びる事を考えると価格性能比は十分に高いですね。
やっぱり電力食い、発熱しまくりって言うのが問題ですが(^^;;
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