ASUSTOR製のNAS「AS3102T」のファームウェアが正常にアップデートできない時の対策方法について

倉庫に仕舞いっぱなしになっていたASUSTOR製のNAS「AS3102T」ですが、ファームウェアを「2.6.1.R5H1」から「3.0.2.RA22」にアップデートしようとしたところ「正常にファームウェアをアップデート出来ない」と言う症状が発生していたため、簡単な対処方法をメモとして残します。

 

「2.6.1.R5H1」から「3.0.2.RA22」にアップデートしようとしたところ「正常にファームウェアをアップデート出来ない」

2023年8月24日現在最新のファームウェア「3.0.2.RA22」にアップデートが出来るという表示がACC(ASUSTOR Control Center)やWeb表示で確認出来ていたのですが、ブラウザ経由でファームウェアをアップデートしようとしたところ「正常にアップデートできない状況(アップデートが進んでいない)」となりました。

※アップデートが始まるが、ずっと待っていてもアップデートが開始されず、初期化しようとしても初期化できない。

 

 

 

解決方法は普段使っていないストレージを1本挿してセットアップするだけ

解決方法としては簡単で「普段使っていないストレージ(HDD/SSD)を1本挿してセットアップするだけ」

初期セットアップ時に「ADMのファイル更新とファームウェアの更新が同時に行われる」為、何らかの問題でファームウェアの更新が行えない場合は「ストレージを入れ替えて初期化しつつファームウェアアップデートをする」という手もアリだと思います。

 

 

 

セットアップ後さらに「4.2.3.RK91」の更新通知が

ディスクを入れ替え「2.6.1.R5H1」から「3.0.2.RA22」にアップデートした後の初起動時に更に新しいファームウェアの「4.2.3.RK91」の更新通知が。

恐らく「何かしらの都合で段階的なアップデートをする必要がある」ような形かと思われますが、これは予想外。

 

 

 

「4.2.3.RK91」の更新に関してはWebページから問題なくファームウェアのアップデートが出来た為、特に苦労する事はありませんでした。

「4.2.3.RK91」にアップデート後「最新のソフトウェアを使用しています.」と表示されており、これで一件落着。

 

 

 

発売から時間が経っており、度重なるファームウェアアップデートで不具合が起きやすい模様

「AS3102T」は2015年10月31日に店頭で販売されており、2023年8月現在で既に約8年目

中のファームウェア(OS)も大幅に更新されており、段階を踏んでアップデートしなくてはならないというのはQNAPやSynology系でも割と普通な事なので「致し方ない」状況ではあります。

パフォーマンス的にも現在のARM系NASと大して変わる事は無く、拡張性もそこそこあるのでまだまだ頑張って頂きたいと思います。

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