- TOSHIBA FlashAir 32GB Amazon検索 – Amazon.co.jp
EyeFi Japanの解散及び公式サイト閉鎖に伴い、Eye-Fi旧製品群(Mobile X2等)のソフト類の配布が終了してしまったため、この度同技術を搭載した東芝製のFlash Air W-04 32GB「SD-UWA032G」がAmazonにて4,000円以下だったので購入してみました。
Eye-FiからFlashAirへの変遷
Eye-FiからFlashAirへの変遷への過程は上記ブログ様が纏めて下さっているので割愛。
Eye-Fiと同様の使い方をする設定について
- Eyefi連動機能の使い方 – 東芝パーソナルストレージ 公式
Eye-Fi連動機能を搭載した「FlashAir W-04」ですが、カメラ側の電源連動周りを補ったのみで「Eyefiで利用できていた全ての写真を自動送信」といった機能は受け継がれていません。
ですので、そういった意味では「Eye-Fiと同等」とは言いにくいのが現状です。
- Eyefi クラウドから Keenai へ – Keenai
「FlashAir W-04」と他サービス(Keenaiクラウド)へ移行及び連携することでEyefiと同様に利用することも可能なようですが「毎月500円の費用が掛かる」、「Keenaiのサービスが終了すればEyeFiと同じことが起きる」といったことを考えると、おいそれと移行する気にはなれないのが現状です。
Keenaiでは有線LANのみのPCでは画像を転送できない
Keenaiでは「有線LANのみのPC(無線LAN非搭載)」ではそもそもFlashAirの設定が出来ず、Eye-Fiで出来ていた有線LANのみのPCに画像を転送することが出来なくなっています。
ソフト面でも無理やり日本語化したかのような「フレッシュエアカードを有効にする」と記載されており、何やら不穏な空気が。
- 無線LAN USBアダプタ – Amazon 検索
そのため、Eye-Fiと同様の使い勝手を希望する場合は「1,000円前後のUSB接続の無線LANアダプタをPCに付ける」か、諦めて他ソフトを探す必要があります。
Eye-Fiと同様の機能を持つ「Snowy」
- Snowy – githyb.io
- ワイヤレス接続した“FlashAir”から簡単に写真をPCへ転送できるGUIソフト「Snowy」 – 窓の杜
Eye-Fiで出来ていた有線LANオンリーのPCに画像を転送する機能が「Snowy」にはあり、比較的簡単な設定でデータを転送することが可能です。
但しEye-Fiのように撮影した画像を転送後カメラの電源が落ちることはなく、常に電源が入ってしまうため、画像取り込み後自分で電源を切る必要があります。
またエンドレスモード(容量が少なくなってきた際に自動的に古い画像を削除していく機能)もないため、「Snowy側でコピー後削除を選べるようにする」といった設定を自身でやる必要があります。
販売されている商品は国内向けの商品と同じものの、簡易梱包のバルク品
- TOSHIBA FlashAir 32GB Amazon検索 – Amazon.co.jp
販売されている商品はパッケージ無し、保証のない「バルク品」となり、その分国内の正規商品より1,000円以上安価な価格設定になっています。
Amazonの保証(30日以内の返品、返金保証)は付帯しており、頻繁にSDカードが壊れるといった事は殆どなかったため私はバルク品の方を選びました。
※執筆時2017年11月8日現在の価格です。
ソフト類は公式サイトよりダウンロード
- FlashAir™設定ソフトウェア ダウンロード – 東芝パーソナルストレージ 公式
PC向けやスマートフォン向けのソフト、アプリ類は全てネット経由のダウンロードとなり、ダウンロードする場所は上記の通りとなります。
データをやり取りするにはまず上記設定、通信ソフトをダウンロード、インストールする必要があります。
なおソフトウェアの更新ツールはWin10の環境でも「Microsoft .NET Framework 3.5」のインストールが必要のため注意が必要です。
まとめ
Eye-Fiよりも安価で大容量、高速
容量当たりの価格の下落やUHS-3に対応(読込90MB/s、書込70MB/s)、Wi-Fiの転送速度の向上、省電力化等メリットは比較的多く、今後も色々なソフトウェアの登場も期待できるハードウェアとなっています。
そのためEye-Fiからの移行は多少面倒なものの、早めに移行しておいた方が得策でしょう。
Eye-Fiのように1つのソフトでは完結しない
Eye-Fi Mobile X2を使っていた時はEye-FiのソフトをPCに入れ、Wi-Fiの設定、カメラ側の設定を行うのみで転送できておりましたが、Flash Airの場合は「FlashAirTool」と「Snowy」の設定を行う必要があるため、若干難易度は高めのように感じます。
転送完了時電源オフ、エンドレスモードは無い
Eye-Fiに搭載されていた「画像転送完了後カメラ自動オフ」や「エンドレスモード(容量が少なくなってきた際に自動的に古い画像を削除していく機能)」も実質非搭載のため、Eye-Fiと同じ使い勝手ではありません。
しかしエンドレスモードに関しては受信ソフトの「Snowy側でコピー後削除を選べるようにする」を利用することで対応が可能です。
ハードルはEye-Fiより高いものの柔軟性の高いハードウェア
導入ソフトの問題や設定方法などハードルは高くなっているものの、受信ソフトウェアが選べるようになった点、スマホ経由でFlashAirの設定、画像転送、共有が行える点などはEye-Fiを超える柔軟性だと言えそうです。
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