eVGA GeForce 8800GT 512-P3-N801-AR 適当なレビュー

eVGA GeForce 8800GT 512-P3-N801-AR 適当なレビュー

中古を眺めていると基盤の裏面にヒートシンクがあるeVGA製の8800GTを発見、気に入ったので今更ながら購入して見ました。

パッケージおよび付属品一覧

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どう見てもリファレンスの1スロットな8800GTの画像が載ったパッケージ。付属品は以下の通り。

・取扱説明書
・インストレーションガイド
・ドライバCD
・ペリフェラル×2→PCIE補助電源6ピン
・S-VIDEOケーブル
・DVI→D-Sub変換コネクタ
・S-VIDEO→コンポジット変換ケーブル

えっらい豪華な気がします…。

 

 

概観

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2スロット占有で外排気モデルとなります。 

あっれ?パッケージだと1スロットのリファレンスの8800GTでしたよね…?

っこ…これがeVGAマジックかっ!?
まぁカッコいいから許す(爆

 

出力ポート

DSCF2840
左から 

S-VIDEO
DVI
DVI

と言った形。
基盤自体はリファレンスなので出力ポートも同様です。

 

 

補助電源

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補助電源はPCI Express 6ピン×1個。 

補助電源の向きが基盤に平行となっているので奥行きが無いケースには注意が必要。

 

 

基盤の長さ

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基盤の長さは約23cm。 

最近ではRadeon 5xシリーズでかなり長くなったので、このぐらいのサイズは普通になっちゃいましたね。

 

 

オリジナルクーラー

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GPU接触面は銅、シンク部分はアルミといった構成。  

G92の8800GTS 512MBに似たクーラーを搭載しているが、凹凸のあるシンクを採用しているあたりからしてオリジナルクーラーかと思う。

>参考 “フルスペック版G92”の実力を検証する – 4Gamer

 

 

ファン口径

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GPUクーラーのファンは7cmのものが採用されています。
カバー部分では直径6cmですがファン口径は7cmでした。

 

 

裏面ヒートシンク

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裏面のヒートシンクはネジ4個で止められ、基盤と接触しないように熱伝導シートなるものを付けています。 

ムダにヒートパイプを付けているようですが、正直このような小さいシンクだと意味が無いような…。

だがそれが良い!

 

 

VRM部分

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手前が検証している88GT、奥が4Gamerのリファレンス基盤の88GT。
基盤やコンデンサは同一、つまりこの8800GTの基盤はリファレンスらしい。

2枚目の画像は4Gamerの8800GTS 512MBの基盤と照らし合わせた画像。
8800GTと8800GTS 512MBとの基盤は同一で、コンデンサなどが削られた仕様が異なるだけ。

 

 

搭載グラフィックメモリ

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搭載されているメモリは今は亡きQimonda製のGDDR3「HYB18H512321BF-10」。 

1.0ns品で8枚実装、512MB。
スペックは1GHzまで動作するので約100MHzほどマージンを残してます。

ちなみにメモリにはヒートシンクなし。

 

 

基盤裏

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ヒートパイプが付いたシンクを外すとリファレンス通りの基盤が見えます。

 

 

ファン騒音検証

電源ON時のファンの騒音をチェックして見ました。
GeForceのリファレンスモデルによく見られる電源ON時の爆音はあります。 

しかしBIOS起動後非常に静かに。
高負荷時の騒音検証は撮影しておりませんが、ファンがゆるゆる回るので爆音になると言った事はありませんでした。

 

 

GPU温度

2010-09-23-22h54-GPU1
OCCT Ver3.1.0にてPowerSupply Testをフルスクリーンにて30分実行した結果です。
アイドル時は約57度付近で、高負荷時は71度となりました。 

GeForce 8x世代はクロックを落とすと言う省電力化機能が無く、常にフルパワーで動くためアイドル時の温度が非常に高くなっています。
しかしオリジナルファンの効果があってかPowerSupply Testを行っても最大71度と言う優秀な結果を残しています。

 

 

コアクロックの上下

8800gt_gpu-z_log
※クリックでGPU-Zのログtxtファイル表示
OCCT PowerSupply Testを行った時にGPU-Z 0.4.6にてログを取りました。

コアクロックは601.7MHz、メモリクロックは900MHzとなっています。 

省電力機能がないためクロックなどは下がりません。

 

 

消費電力

アイドル時:95W
OCCT時:251W
クロックを下げる省電力機構が無いためアイドル時の消費電力はGTX460に比べ+30Wも増加しています。 

しかし、高負荷時の消費電力はGTX460に比べ130Wも削減しており、上限はあまり食わない模様。

 

 

 

検証環境

10.09.26_sub_pc_spec
DSCF2783

 

 

3DMark06

Corei3_530_2.93GHz_8800GT_06
3DMark Score:12081
SM2.0:5524
SM3.0:5217
CPU:3083

 

3DMark Vantage Perfomance

Corei3_530_2.93GHz_8800GT_vantage_perfomance
3DMark Score:P6769
GPU:5422
CPU Score:26563

 

3DMark Vantage Extreme

Corei3_530_2.93GHz_8800GT_vantage_xtreme
3DMark Score:X2420
GPU Score:2309
CPU Score:26374

 

CrystalMark2004 R3

Corei3_530_2.93GHz_8800GT_crystalmark
Mark:158820
GDI:13471
D2D:7530
OGL:23977

 

 

Heaven BenchMark Ver2.1 低負荷

Unigine 2010-09-23 16-28-45-81_low
FPS:22.1 FPS
Score:556

 

Heaven BenchMark Ver2.1高負荷

Unigine 2010-09-23 16-34-50-98_high
FPS:2.3 FPS
Score: 58

 

◇CINEBENCH RELEASE 11.5

Corei3_530_2.93GHz_8800GT_cinebench
OpenGL:30.03 FPS
CPU:2.38 pts

 

 

◇Perfomance Test 7.0

Corei3_530_2.93GHz_8800GT_perfomance_test
Score:1484.4

 

◇Windows 7 Experience Index

Corei3_530_2.93GHz_8800GT_experience_index
最大スコアー:6.9
プロセッサ:6.9
メモリ:5.9
グラフィックス:6.8
ゲーム用グラフィックス:6.8

プライマリHDD:5.9

 

 

◇FF XIVベンチ Low

Corei3_530_2.93GHz_8800GT_FFXIV_low
Score:2792

 

 

◇FF XIVベンチ High

Corei3_530_2.93GHz_8800GT_FFXIV_high
Score:1655

 

 

◇タイムリープブートベンチ

Corei3_530_2.93GHz_8800GT_timeleep
Score:121 FPS

◇総評

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

約4000円で購入した割にはオリジナルクーラー、背面無駄ヒートパイプ付きで満足。

性能も十分すぎます。

ただGPUクロックが下がらないのでアイドル時の消費電力が高いのと温度が高いのが残念ですがまだまだ十分使えるGPUだと思いました。

FF XIVもLOWでスコアーが3000を超えなかったので少々厳しそうですが設定さえ落とせば十分遊べるGPUかと思います。

ZM-GWB8800GT/GTS (G92)
ZM-GWB8800GT/GTS (G92)

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