ASUS Rampage III GENE 適当なレビュー

ASUS Rampage III GENE 適当なレビュー

Micro-ATXでメモリが多く積めるRampage III GENEが気になりましたので購入してみました。DSCF7113

以下適当なレビューです。

Rampage III GENE
Rampage III GENE

パッケージ及び付属品一覧

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<付属品一覧>
・マザー本体
・ユーザーマニュアル
・ドライバディスク
・SLIケーブル
・シール
・I/Oパネル
・SATA2 ケーブル ×3
・SATA3 ケーブル×1
・ROG Connectケーブル
・タイラップ
・Q-Connector
・ROGマークシール

SATA3ケーブルが同梱されているため得した気分。

 

 

マザー概観

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ソケット:LGA1366
サイズ:Micro-ATX
チップセット:Intel X58 Express

その他仕様に関しては公式サイトをご覧ください。

 

 

電源/VRM

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CPU用の電源は8フェーズ
メモリ及びQPIバス用に2フェーズ
IOH(X58)用に2フェーズ
となっています。

 

 

CPU用電源

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CPU用の電源はデフォルトで4ピン分カバーが取り付けられており、必要に応じて8ピンを挿すことが可能。
基本的に電源が8ピン対応していれば挿す、4ピンしかない場合は4ピンでという形で使ったほうがいいです。

 

 

メモリスロット

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DDR3-1066/1333/1600/1800(OC)/2000(OC)/2133(OC)/2200(OC)に対応し、最大24GBサポート。

 

 

拡張スロット

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拡張スロットは上から

PCI Express*16
PCI Express*4
PCI Express*16
PCI

といった形になっています。
フルレーンでSLIやCrossFireに対応しており、グラフィックボード1枚にPCI、PCI Expressのサウンドカードや、RAIDカードがさせるのは嬉しい配置ですね。

 

 

I/Oパネル

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特徴としてはClear CMOS、ROG Connect ON/OFFスイッチ、USB 3.0×2ポート

LANに関してはIntelの物を採用。

 

 

電圧計測ポイント ProbeIt

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手持ちのテスターを使用して、CPU電圧やメモリ電圧などを直接計測できるようにした端子がATX24ピンの横にあります。

検証できる端子は

・GND
・DRAM
・ICH PCIE
・ICH
・IOH PCIE
・IOH
・QPI/DRAM
・CPU PLL
・CPU
・GND

となっています。

 

 

スイッチ関連

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・CMOSクリアスイッチ
・電源ON/OFFスイッチ
・RESETスイッチ
・MemOK!スイッチ

をオンボードで備えています。

 

 

ピンヘッダ

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USB2.0用のピンヘッダがSATAポート周辺に2個配置。

IEEE 1394などのピンヘッダはSupreme FX X-Fi2周辺に配置されています。

 

 

電池BOX

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通常でしたらマザーと平行に取り付けられていましたが、電池を置く場所がなかったためか、マザーに垂直に取り付けられています。

こう言った形の場合うっかり手やパーツを当ててしまい、電池用のソケットを破壊しかねないので取り扱いに注意が必要です。

 

 

マザー裏面

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マザー裏にはほとんどコンデンサ類などはありませんでした。

 

 

搭載チップ

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NEC D720200F1:I/Oパネル向けUSB3.0チップ
VIA VT6315N:IEEE 1394ホストコントローラー
Intel WG82567V:Gigabit Ethernetコントローラー
VIA VT2020:8chオーディオコントローラー(※Supreme FX X-Fi2)
iTE IT8268R:Jumper Free Over Clock Controller
ICS 9LPRS918JKLF:クロックジェネレーター
ASUS iROG 2枚:ROG用専用チップ
Winbond W83667HG-A:Super I/Oコントローラー
Marvell 88SE9128-NAA2:PCI Express ×1 SATA 3コントローラー
ASUS EPU2 ASP0800:アナログデバイスのASP0800のOEM?、PMBusのコントローラー。

 

 

U3S6との相性問題

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Rampage III GENEのSATA3.0はPCI Express*1で接続されているため、500MB/sを超えるSSDを使用した場合、パフォーマンスを活かすことが出来ないのでPCI Express*4接続のU3S6を使おうと試してみたのですが、U3S6のMarvellのBIOSが何故かスルーされてしまい、挿していたドライブが認識しないということが起きました。

もともとU3S6はUSB3.0やSATA3.0に対応していないマザーに機能を追加するキワモノカードで、Rampage III GENEは対応表に乗ってないことから対応していない、もしくは正常な動作が期待できない為利用できない模様です。

※後からわかった事ですが、U3S6に搭載されているSATA3.0チップのMarvell 9123(Marvell 9120)チップは内部がPCI Express*1接続でRampage III GENEに搭載されているMarvell 9128と全く同じでしたので挿すだけ無意味でした。
検証結果はこちらをご覧ください。

 

 

SATA3(Marvell 9128)はVertex 3のパフォーマンスを生かせるか?

別記事にてRampage III GENEに搭載されているMarvell 9128を使ってVertex 3のパフォーマンスを生かせるかどうか検証しました。

詳細は以下記事をご覧ください。

Marvell 9128(Marvell 88SE9128-NAA2) はSATA3のSSDの速度を生かせるのか – Re;con-ReviewDays

 

 

◇総評

Rampage II GENEを踏襲しつつ、USB3.0やSATA3.0のコントローラーをオンボードにして出したことは拡張スロット的に助かるのですが…SATA3.0ポートを使用した場合PCI Express*1接続が非常に残念なところ。

オーバークロックなどは一切試していませんので耐性などは良く分かりませんが、X58に直接USB3.0やSATA3.0ポートを接続しているためOC向けとは言えそうにないです。

ただしRampage II GENEと同じスロット配置、X58のレーン数のおかげで、グラフィックボードを使いながらサウンドカードや、TVチューナー、RAIDカードといったものがこのコンパクトさで利用出来るのは魅力ですね。

AMD向けの890FXや990FXなどではMicro-ATXマザーは出ていませんし、890GX、790GXの場合16レーンしかないので色々なカードを挿すことは出来ませんので…。

こちらの板の魅力としてはX58のレーン数を生かしたPCI Expressカードを多く挿すことができるPCIがあるので過去の資産(PT2やサウンドカードなど)が使えるメモリスロットが6本あるのでコンパクトに且つ大容量のメモリを搭載できるという点が魅力です。

最新の6コアCPUもデフォルトのBIOSで対応していますので中古などで買っても古いCPUがすべて使えるのは安心ですね。

コンパクトに且つ、色々な拡張を出来るPCを組みたいという方にお勧めできるマザーボードだと思います。

Rampage III GENE
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