Motorola Droid 3 (XT862) 適当なレビュー

Motorola Droid 3 (XT862) 適当なレビュー

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久しぶりに物理キーボードが恋しくなってきたので、Verizonから販売されているDroid 3 (XT862)を輸入してみました。

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[12.05.13]:投稿

 

 

パッケージ及び付属品一覧

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<付属品一覧>

・マニュアル類 ×6冊
・AC→USBコネクタ ×1
・USB→micro USB変換ケーブル ×1
・本体

今回は中古の購入になるので一部付属品が欠品している可能性があります。

 

 

 

スペック及び概観

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型番:XT883
OS:Android 2.3.4 (Gingerbread)
液晶:4.0インチTFT qHD (960*540)  Pentile式
CPU:TI OMAP 4430 1.0GHz (デュアルコア/45nm)
GPU:PowerVR SGX540
RAM:LPDDR2 512MB
ROM:16GB (eMMC)
外部メモリ:最大32GB (microSDHC)
カメラ:リア800万画素、フロントカメラ30万画素  デュアルLEDフラッシュ 1080p 30FPS撮影
キーボード:5列 QWERTYキーボード (十字キー付き)
バッテリー:1540mAh (BF5X)
Bluetooth:2.1+EDR
無線:CDMA2000(800/1900MHz)、GSM(850/900/1800/1900MHz)、WCDMA(2100MHz)
カラー:1色
重量:167g
センサー類:加速度センサー、デジタルコンパス、ジャイロセンサー、A-GPS
その他:MotoBlur最新版、microHDMI、DLNA、Webtop非搭載
価格:Verizon2年契約199ドル、縛りなし459ドル

RAMが512MBの割にはOMAP 4430 1.0GHz (デュアルコア)を搭載した「中途半端」なハイエンド端末です。

 

 

 

液晶

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4.0型TFT液晶(Pentile) qHD (540×960)を採用。

2、3枚目の画像は左からIS04、Droid 3、Galaxy Nexus (SC-04D)。

発色はMilestone 2とそっくりで、FourSquareの水色の色が非常に不自然に感じる。

 

 

 

タッチパネル

マルチタッチは最大4点となっており、必要十分は満たしている。

しかし発売当時はハイエンドモデルだったはずなので、10点タッチは対応して頂きたかった。

 

 

 

ソフトウェアキー

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Droid 3のメニューボタン類は「ソフトウェアキー」となっており、液晶の下側に配置。

ソフトウェアキーは左から

・メニューキー
・ホーム
・戻るキー
・検索キー

と言った配置になっており、通常のスマートフォン同じになっていることがわかる。

Androidの配列はやはりこの配列が一番だ。

 

 

 

上部

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上部には電源ON/OFFキーと3.5mmイヤホンジャックが配置

電源ON/OFFきーは何故か本体の中心に配置されており、片手で押す場合は非常に押しにくい。

今までの端末は右手で使うことを意識?してか、端末の右側に配置されることが多かったので残念だ。

イヤホンジャックはプラスチック製で安っぽく感じる。

 

 

 

右側面

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右側面には音量上下キーが配置。

キーが思ったより出っ張りが少なく、押しにくい。

またMilestone 2(Droid 2)にはあったカメラのシャッターキーがないのが残念。

 

 

 

左側面

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左側面にはキー配置は無し。

micro USB端子と、micro HDMI端子が並んでいる。

 

 

 

裏面

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裏面には800万画素のAF付きカメラと、シングルLEDフラッシュ、スピーカーが配置。

裏面はラバーコーティングされており、滑りにくい構造になっている。

また指紋がつきにくくなっているため非常に有難い。

 

 

 

物理キーボード

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この機種の最大の特徴それが「物理キーボード」だ。

キーボードは液晶の下に配置され、QWERTY配列となっている。

Milestone 2 (Droid 2)よりキーボードはさらに進化し、5列の独立した数字キーを搭載。

今までは数字キーを入力する際にALT + 1といった形で押さなければならなかったが、今回からそういった手間は必要なくなった。

液晶が3.7型→4.0型になった影響もあって、キーボード部分も同時に拡張出来たお陰で今回の5列キーボードが実現した。

現状このキーボードに勝るスマートフォンは後継機のDroid 4しか無いだろう。

 

 

 

バッテリー蓋

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バッテリー蓋は端末の裏側の下にある部分から剥がしていく構造で、蓋の取り外しは非常に簡単だ。

 

 

 

バッテリー

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バッテリーは1540mAhのリチウムイオン電池となっており、型番は「BF5X」。

3.7V =1500/1540mAh 5.6/5.7Whとなっている

バッテリー自体はDefyと同じで、使い回しが効きそうだ。

またMotorola純正のBF6X (1880mAh)のバッテリーも公式で販売されており、容量が1.2倍になったものある。

 

 

 

SIM/micro SDHCスロット

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SIMカードスロットはバッテリーを抜かなければ抜き差し出来ない形状となっている。micro SDHCスロットは抜き差しする際にバッテリーを抜く必要はない。

 

 

 

カメラ

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背面に800万画素のAF搭載カメラとデュアルLEDフラッシュを搭載。

スピーカー(UNI-3126)を撮影した写真は左側がフラッシュ無し、右側がフラッシュ有りで撮影した画像だ。(画像リンク先は無加工)

カメラの性能を見るためにあえて暗い場所で撮影している。

フラッシュの当たり方が少々悪いが、Droid Proの頃のカメラに比べると画質は向上しているように感じられる。

しかし他メーカーのカメラに比べるとやはりクオリティーが劣っている。

 

 

 

カメラアプリ

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Milestone 2 (Droid 2)に比べ、カメラアプリは進化しており、殆ど設定することの出来なかったカメラメニューが多少ですが、弄れる様になっていました。

他メーカーに比べ設定項目はやはり少ないですが、機能が増えているのは嬉しいです。

 

 

 

動画撮影

動画撮影中にAFが効くかどうかを検証しました。

結果は撮影中でもAFは効く模様。

ただしAFの精度が甘いのか?時々AFのが合わなくなることが多かったので、今後のファームウェアアップデートなどで改善していただきたいですね。

 

 

 

スピーカー

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スピーカーは裏面に1個のみ。

音質は普通のスマートフォンと同程度で良くもなく、悪くもないモノラルなスピーカー。

 

 

 

電源ON/OFFを試す

Droid 3 (XT862) 標準ROMにて電源ON/OFFに掛かる時間を計測。電源ONに掛かった時間は約75秒程度 (1分15秒)

電源OFFに掛かった時間は約7秒程度

海外端末の割にはVerizonのROM弄りが行われているためか、起動に時間がかかっているのが気になる。

 

 

 

Androidバージョン

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検証時のAndroidのバージョンや、カーネルなど。

Androidバージョン:2.3.4
ベースバンドバージョン:N_03.18.29P
カーネルバージョン:2.6.35.7-g790a33c w30471@li93lnxdroid42 #1
ビルド番号:5.5.1_84_D3G-55

 

 

 

Quadrant V2.1.2

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Score:1905

 

CPU:1908
Mem:2503
I/O:3074
2D:245
3D:1930

5回計測で一番良いスコアーを掲載している。

OMAP 4430 1.0GHz、qHD(540×960)の割にはスコアーがあまり高くない。

 

 

 

Quadrant ハードウェア仕様

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AnTuTu v2.7.3

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Total Score:5047

(Droid Pro:3027、ISW11F:2718、GalaxyNexus:1466、Desire Z:1370、Desire:1335、Milestone2:1276、SH-12C:1521)

解像度やソフトのバージョンによってスコアーに差が出てくるので、あくまで参考程度にお考え下さい。

 

 

 

AnTuTuのハードウェア仕様

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CPU:Dual Core ARM v7 Processor (V7I)
CPU Frequency:300MHz ~ 1000MHz
Screen resolution:540×960
GPU vendor:Imagination Technologies
GPU renderer:Power VR SGX540
Memory size (ROM):1510.3MB(空き)、2015.5MB(全容量)
RAM size:94.1MB(空き)、439.2MB(全容量)RAMが512MBしか搭載されていないため、ベンチマークソフトを起動した状態だと約94MBしか空いていないのが非常に気になりますね。

ただしROMは2GBあるので十分余裕があることが確認できます。

 

 

 

NeoCore Benchmark

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Score:58.2 FPS

(Droid Pro:72.1)

 

 

 

nenaMark1 v1.8

droid3_Xt862_nenamark1_v1.8

Score:46.8 FPS

(Droid Pro:45.0)

 

 

 

NanaMark2 v2.2

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Score:27.4 FPS

(Droid Pro:20.2)

 

 

 

AnTuTu Tester Battery test

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Start:12:40 100%

Part1:13:39 73%

Part2:14:31 45%

Part3:15:09 19%

Battery test Score:449

(Droid Pro:398、Droid3:468)

スペックの割にバッテリーが1540mAhと比較的少なめの容量となっているため、持ちは悪く感じました。

BF6X(1880mAh)が標準で搭載されていれば結果はかなり変わったはずなんですが。

 

 

 

RAMの空き容量

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RAMは512MBなので、起動時166MBが空いた状態。

もともとDroid 3はVerizonから発売されているものなので、キャリアアプリが多く入っており、ゾンビプロセスも多いのでRAMの空きは少ないです。

 

 

 

ROMの空き容量

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ROMは2GB割り当てで、1.6GB空いていました。

必要十分な領域は割り当てられている模様。

 

 

 

 

まとめ

・数字キー独立の5行キーボードは非常に優秀であり、長文も配列さえ覚えれば楽に打てる。

・Milestone 2よりも液晶、キーボードが大型化したため持ちにくくなった。

・液晶の質は相変わらずのMotorolaクオリティーで期待できない、またPentile配列なので少々ドットが荒く感じる。

・バッテリーの持ちはスペックの割に1540mAhと少なく、少し持ちが悪い。

・キーボード搭載のため164gとかなり重く、分厚くなっている。手が大きな人にはピッタリなサイズかもしれない。

・GPSの感度は非常に良く、今までに見たことのない速さで側位してくれる。

・Verizonモデルなのでキャリアのアプリケーションなどが入っており鬱陶しい。

・RAMが512MBしか搭載されていないので、アプリケーションを同時起動でマルチタスクで作業していると、時々アプリケーションがRAM不足でKillされていることがある。

 

 

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