eVGA Classified SR-2(270-WS-W555-A1) 適当なレビュー


LGA1366最強のマザーともいえるEVGA製HPTXマザーボード「Classified SR-2」のレビューとなります。DSCF1483

Classified SR-2 (Super Record 2,270-WS-W555-A1/KR)
Classified SR-2 (Super Record 2,270-WS-W555-A1/KR)

 

パッケージ及び付属品

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マザーボードサイズが非常に大きい為箱も同じく非常に大きい・・・。 

試しにHA06(ATX)の箱と比較してみましたが、大きさはHA06の1.5倍を超えているかのようなサイズ。

<付属品一覧>
・マザーボード本体
・Viasual Guide
・I/Oシールド
・2ポートSATAパワーケーブル
・4ポートUSBブラケット
・SATAケーブル ×6本
・IDEケーブル
・2Way SLIブリッジ
・3Way SLIブリッジ
・ドライバCD
・CPUバックプレート ×2
・eVGA コントロールパネル

流石6.5万円もするだけあって付属品が非常に贅沢。
しかしMSIのBig Bangシリーズには負けますが(^^;;

 

 

外観

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マザーボードの規格は「HPTX」
これだけじゃわからないので一般的なATX、E-ATXとサイズを比較してみましょうか。 

ATX:305mm×244mm (30.5cm×24.4cm)
E-ATX:305mm×330mm (30.5cm×33cm)
HPTX:381mm×345.4mm (38.1cm×34.54cm)

だいたいサイズの差はわかってもらえたと思います。
とりあえずATXより縦約8cm、横約10cm近く長いという事。

当然E-ATXサイズより大きいわけですから基本的にケースに入りません。

ちなみに2枚目の画像は玄人志向から発売されているATXサイズのまな板「SEIGI-3GOU」に乗せてみました。
横幅があり得ないぐらいはみ出てます・・・orz

 

 

 

 

CPU周り

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フェーズはオールデジタルPWMになっており、発熱にも耐えうるようにヒートパイプ入りのシンクで冷却しています。
また、SR-2の特徴としてLGA1366のDual Socket仕様となっています。 

Dual Socketにする為にはチップセットの仕様上Xeonを使用しなければならず、Core i7 980Xを2個使うといった事は出来ません。
なお、Single Socketにする場合はCore i7 980Xでも利用可能です。

 

 

 

 

ちりばめられたDrMOS

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メモリフェーズの部分やサウスブリッジの周辺に多数のRENESAS製のDrMOSがちりばめられています。

 

 

 

 

nForce2個を使った7本のPCIE*16

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このマザーの特長はnForce 200を2個使用したPCI Express*16 7本。
3Way SLIやQuad ClossFireと言ったグラフィックカード複数挿しに対応しています。 

もちろん付属品にSLIブリッジなどは付属されています。

レーン分けは以下の通り。

1 – PCI-E x16/8 slot
2 – PCI-E x8 slot
3 – PCI-E x16/8 slot
4 – PCI-E x8 slot
5 – PCI-E x16/8 slot
6 – PCI-E x8 slot
7 – PCI-E x16 slot

 

 

 

 

メモリスロット

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メモリスロットはDDR3-1066~1600(OC)に対応し、12本もメモリを挿す事が可能。
最大48GB搭載可能でGskillよりDDR3-1900 4GB×12枚というメモリセットも発売されております。 

CPUとメモリスロットが隣り合せとなっているためメモリスロットと干渉する可能性があります。(2枚目参照)
なお、使用したクーラーはUltra-120 eXtreme

背の高いシンク付のメモリなどは注意が必要ですね。

 

 

 

 

I/Oパネル

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PS/2やCMOSクリアボタン、EVBot用のコネクタ、USB3.0×2、e-SATA×2と言った豪華仕様。  

背面にe-SATAが2つあるのが特徴的ですね。

 

 

 

 

大型のヒートシンクとヒートパイプ

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マザーボード中にいくつものヒートパイプで接続されたヒートシンクなどが並んでいます。 

ノースブリッジ→CPU2 VRM→nForce 200大型シンク、CPU1 VRMシンクのみ繋がらず。

ノースブリッジはCPU1とCPU2の間に配置されており、殆どの熱がnForce200の大型シンクで冷却されるといった構図になっています。
CPU1のVRMのみ単体でCPUクーラーなどで冷却する必要があります。

 

 

 

 

大型のファン搭載

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大型ファンの下にはICH10R、nForce200×2が隠れています。 

ファンは回転数が高いため騒音度は少々高いです。

 

 

 

 

 

SATAコネクタ/IDEポート

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SATAポートはICH10Rから6ポート、MarvellのSATA 3チップにより2ポート、計8ポートとなっています。

JmicronのチップによりIDEポートが搭載されているのは珍しいですね。
ただオーバークロックをする場合あまりPCIEにぶら下がる余計なチップは足を引っ張るだけなので必要なかったのでは?と思います。 

BIOSのアップデートもOS上からやBootable USB Memoryから出来ちゃいますし・・・。

 

 

 

 

オンボードスイッチ

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左からRESET、POWER、CMOSクリアとなっています。

 

 

 

 

スイッチで切り替え可能な3つのBIOSを搭載

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マザーボード上にあるスイッチにより3つのBIOSを切り替えながら使用可能

 

 

 

 

POST表示/温度表示機能

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エラー時のPOST表示、温度表示機能あり。
PC起動後温度表示に自動的に切り替わります。

 

 

 

LEDインジ ケーター

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黄緑…Power LED
…Standby LED
…DIMM1 LED、DIMM2 LED 

LEDによる各ステータスや接続状況を確認可能。

 

 

 

 

EVGA コントロールパネル

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未開封状態なのでマニュアルPDAから画像を拝借してきました。 

EVGAコントロールパネルは電源ON/OFF、CMOSクリア、CPUごとの昇圧、ファンスピードを100%化、CPU 0,1を無効化と言った機能をジャンパピンにて変更出来る基盤です。

上記の操作は別にEVGAコントロールパネルを使わなくてもBIOS上、またはマザー上のピン操作で事足りるのですがそれを1カ所で設定出来る用にしたツールの模様。

簡単に言えばオーバークロックするツールを手元に置いて操作したいというOCer向けの機能ですね。

 

 

 

 

電圧測定ポイント

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オーバークロック向けマザーという事で電圧測定ポイントがCPU0のメモリスロットの隣に配置されています。 

Vcore CPU0
Vcore CPU1
DIMM0
DIMM1
VTT0
VTT1
CPU0 PLL
CPU1 PLL
ICH PLL
IOH
ICH IO
ICH
GND

以上の電圧がテスターにて測定可能。

 

 

 

 

PCI Express補助電源

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3Way SLI/CrossFire時の電力供給が足りなくならないようにCPU1の下にPCI Expressの補助電源6ピン×2があります。 

Radeon HD 5970を使用しておりますが、保険として挿していますが・・・普通なら必要ない模様。

 

 

 

 

PCI ExpressスロットのLED

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LEDが付いているPCI Expressスロットのみ利用出来るというインジケーターになっています。  

これを変更する際にはPCI Expressスロットの無効化のジャンパピンをいじる必要があります。

 

 

 

PCI Expressスロットを無効化出来るジャンパピン

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SR-2はPCI Expressスロットを7つも備えているため、もし何らかの問題やオーバークロック時の為に無効化する場合はこちらのピンを使ってPCI Expressスロットを無効化する事が可能です。 

JPE1~JPE7まであり、スロット配列の順番通りとなっておらず、数字順となっているので注意する必要があります。
なおジャンパピンを右にずらす事で該当のスロットを無効化出来ます。
※EVGA コントロールパネルにケーブルを伸ばし、そちらからジャンパピンによる操作も可能です。

当然ですが起動中にやってはいけません。

 

 

 

 

裏面

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裏面にはSR-2専用のソケット固定用バックプレートが採用されています。
こちらは付属品のバックプレートを使う事で交換可能。 

※バックプレートを外す際にはまず先にCPUソケットを取り外す必要があります。

 

 

 

 

オンボードチップ関連

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1枚目:RENESAS R2J20651 …MSIのDrMOSのチップ。 省電力化をハードウェアで制御。
2枚目:Marvell 88SE9128-NAA2 …SATA 3に対応するチップ。88SE9123でRAIDが組めない、PATA互換の問題が修正された物。
3枚目:Fintek F71808EU …温度監視、制御チップ
4枚目:Jmicron JMB362 …PCI Express→SATA II変換チップ。 SR-2の場合背面のバックパネルのe-SATA用
5枚目:REALTEK ALC889…オンボードサウンド
6枚目:Marvell 88E8057-NNC2 ×2…Gigabit Ethernetチップ。
7枚目:NEC D720200F1…PCI Express→USB 3.0チップ。 バックパネルにUSB 3.0×2ポート供給

 

 

 

 

BIOS

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DSCF1849 DSCF1848 DSCF1847 DSCF1846
BIOSのオーバークロック関連の画像を一部抜粋しています。
※発売当初のA47の物で撮影しています。

 

 

 

 

5970を挿してみた

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Radeon HD 5970を使ってもマザーの長さを超える事は出来ませんでした。 

気になった所は「5970」と「SR-2」のヒートシンクが接触しそうだった事。
5970のクーラーに添付してあるシールがSR-2のチップセットファンに巻き込まれそうでした。

もう少し高さに余裕を持った設計にして欲しかったですね。

 

 

 

 

水冷化してみた

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初水冷となります。
使用したウォーターブロックなどは以下の通り 

CPU:EK-Supreme LT – Acetal ×2
チップセット/デジタルPWM用:EK-FB SR2 – Nickel
ポンプ:JINGWAY TECHNOLOGY DP-1200N
リザーバー:EK-Reservoir Combo DCP 4.0
ラジエーター:Magicool 420/360S Deluxe Edition
ホース:Clearflo Tubing ID3/8-OD1/2 ×3m

水冷化にあたり5.6万円弱掛かりました。
上記のパーツ以外にもフィッティングやホースを固定する金具を購入しているので6万円程度掛かっています。

またケースの自作もしました。
材料費が4000円弱、スライド機構付のレールが4000円、ネジなどの金具で2000円程度、計1万円程度でしょうか。
作成日記などもこの辺から見られます。

 

 

◇ベンチマーク関連

別記事「おでん氏 VS ワタシ」にて各種ベンチ回してます。

この他にもいつも通りベンチマークを回したデーターもあるのですがあまりにも画像枚数が多いので近日中に別記事で上げたいと思います。

多分。

 

 

 

 

◇考察

今までBIOSからオーバークロックに対応したデュアルソケットのマザーボードはありましたでしょうか?

ASUSからはZ8PE-D18と言うマザーが市場に少数だけで回っておりますが、サーバー用途の為オーバークロック機能などは付いていません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

即ち「Classified SR-2」こそがLGA1366ソケットのマザーボードの中では最強といえます。

なお現在Intelのチップセットの中ではX58(Intel 5520)が最上位のチップセットとなっており、2010年後半までは続投となる予定です。

簡単に言えばSR-2持っておけば暫く最強というわけです。

ただしデュアルソケットで使用する際にはXeon 55x/56xのCPUが必要となるのでCPUに非常にお金が掛かるマザーボードでもありますが。

私のようにCPUをケチってE5620を2個揃えて見ても実際「おでん氏 VS ワタシ」にてXeon W3680(Core i7 980Xと同等品) 4.4GHzと各ベンチ勝負を行いましたが殆どのベンチマークで1CPUに負けるといった事がありました。

ワットパフォーマンスでも1CPUに負け、ベンチマークの殆どでも負ける…要するにこちらのマザーを生かすにはそれ相応のCPUが必要だと感じました。

また拡張スロットが全てPCI Express*16となっており、PCIを一切備えていません。

またPCI ExpressスロットがnForce200を通しているためサウンドカードやキャプチャーボードと相性問題が起こりやすいのも問題です。

事実SoundBlaster Titanium無印SR-2と共に利用していましたがIRQの割り当ての問題により音は一応出ていましたが、急に音にノイズが乗り始めるといった不良まがいの事が起こっていました。

PCI Expressスロットには必要なグラフィックカード以外挿さないという方には全く問題ありませんが、その他を挿そうとしているユーザーは要注意です。